CoinPostで今最も読まれています

米PayPal、仮想通貨の規約を更新 独自ステーブルコインの利用を可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の規約を更新

米決済大手PayPalは、独自の米ドルステーブルコイン「PayPal USD(PYUSD)」のローンチに際し、暗号資産(仮想通貨)に関する規約を更新した。

PayPalのサービス「Cryptocurrencies Hub」で、PYUSDを購入したり、他の銘柄と交換したりできるようになったと追記。なお、一部の海外メディアが14日に「規約を更新してCryptocurrencies Hubを導入した」と報じているが、規約の最終更新日は7日で、Cryptocurrencies Hubは以前からあるサービスである。

ステーブルコインとは

価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

PayPalがPYUSDのローンチを発表したのが今月の7日。PYUSDはPaxosとの提携によって運営され、イーサリアム(ETH)のブロックチェーンを基盤にして発行される。

関連米PayPalがステーブルコイン「PYUSD」をローンチ|8日朝の重要速報まとめ

Cryptocurrencies Hubは、PayPalのユーザーが仮想通貨を売買・送金したり、教育コンテンツにアクセスしたりする場合に利用する機能。この機能にPYUSDが追加されたことになるが、ユーザーであれば誰でもCryptocurrencies Hubを利用できるわけではないという。

PayPalは、Cryptocurrencies Hubを利用できる条件の1つとして、同社の個人アカウントと残高口座で「健全な状況」を維持していなくてはいけないと説明。他にも、住所などの個人情報をPayPalが認証する必要もあるとした。

Cryptocurrencies Hubは、残高口座の機能の1つとして提供。Cryptocurrencies Hubは、PayPalで仮想通貨を利用するために必要な機能で、PayPalアカウントと紐付けられるという。

PayPalは、米国では場所によって、Cryptocurrencies Hubの一部または全部の機能が利用できないと説明している。たとえばハワイ在住のユーザーは、Cryptocurrencies Hubにアクセスすることができないとした。

関連PayPalの新ステーブルコイン発行、業界の評価と今後の影響を分析

Cryptocurrencies Hubのユースケース

米コロラド州は2022年9月から、PayPalのCryptocurrencies Hubを介して、税金の仮想通貨払いを受け付けている。

オンラインで手続きを完了させることができる納税者のみ、支払いの選択肢として仮想通貨の利用が可能。個人に加え、企業が仮想通貨で所得税を支払うこともできるという。

当時、州知事は「納税や他の州への支払いにおいて、消費者の利便性を高めるために、クレジットカードに対応しているように多種類の仮想通貨にも対応したい」と発言。その後に納税での仮想通貨利用を実現した。

関連米コロラド州、仮想通貨による納税対応を計画

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア