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グッチ、NFTをリリース 老舗オークションハウスのクリスティーズと提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クリスティーズとNFTオークション開催

高級ファッションブランドのGucci(グッチ)は14日、老舗オークションハウスのクリスティーズと提携して、NFT(非代替性トークン)をリリースすると発表した。

このプロジェクトは「Future Frequency, Explorations in Generative Art and Fashion(未来の周波数、生成アートとファッションの探求)」と題されている。

クリスティーズは、グッチと協力することで、ジェネレイティブ(生成)アートや、それが明日のファッションにどのように活用できるかをめぐる対話が始まると述べた。

コレクションは、21のアートワークから構成されている。人工知能などの生成技術を利用して、グッチのテキスタイルや、1947年に初めて作成された、ハンドル部分が竹の形状をしているバッグ「バンブーハンドル」などグッチのデザインをモチーフにした作品群だ。

また、商品にはデジタルアートワークに加えて、3Dファイルも付属。購入者はこれを3Dプリントしたり、メタバースで表示したり、アバターに合わせてカスタマイズしたりすることができる。

デジタルアートのパターンがプリント・刺繍された、約46メートルの物理的な生地ロールも付いてくる。

販売は、クリスティーズが提供するデジタルアートのオンチェーン・オークション プラットフォーム「Christie’s 3.0」で行われる。また、今回のコレクションのアート作品は、グッチのオンラインギャラリーである「Gucci Art Space」でも展示される見込みだ。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

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クリスティーズのデジタルアート販売責任者を務める、セバスチャン・サンチェス氏は、次のようにコメントした。

参加アーティストたちは、衣服、テキスタイル、ファッション業界全体のデザインや制作物から大きなインスピレーションを受けている。

このプロジェクトはテクノロジーに関する先入観をくつがえすことも目的としている。例えば、「様々な分野に渡って人間の創造性を向上させるために、アルゴリズムとデータを使用する方法を考えること」も挙げられる。

注目アーティスト

今回のオークションに出品する注目アーティストには、クレア・シルバー氏、草野絵美氏、エミリー・シー氏、ザック・リーバーマン氏、ウィリアム・メイアン氏、イスクラ・ヴェリチコワ氏、ニコラス・サスーン氏とデジタルファッションハウスDRAUPのコラボレーションなどが名前を連ねている。

例えば、クレア・シルバー氏と草野エミ氏による「Shinjitai」は、高度な数学と古代の絵画やタペストリーの美学をモチーフとするものだ。

草野絵美氏は、日本のアーティストである。小学生の息子が夏休みの自由研究をきっかけに始めた「Zombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)」というNFTプロジェクトが音楽家ヤング・スキーター氏の目にとまったことをきっかけに高額で取引されたことでも話題を集めた。

グッチは、人気NFT「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などの開発スタジオYuga Labsと提携するなど、Web3やメタバース世界での取り組みを加速させているところだ。

関連グッチ、YugaLabsと複数年のパートナーシップ締結

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