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米Circle、資産トークン化の需要開拓へ、ステーブルコイン運用基盤を無償公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

資産トークン化のユースケース構築に

米国のステーブルコイン発行企業であるCircleは29日、インターネット上での信用創造を促進するための、オープンソースプロトコル「Perimeter Protocol」を公開した。

Perimeter Protocolは、オープンでパーミッションレス(無許可型)なネットワーク上で、ステーブルコインの資本交換を円滑にするためのスマートコントラクト群を備えている。

融資の管理やオープンなアイデンティティ基準の統合機能も組み込まれており、請求書のファクタリングや給与前払い、マーチャントへの即時支払い、機関投資家向けの信用取引など、幅広いクレジット関連のビジネスモデルに対応可能だ。

Circleのこの取り組みは、リアルワールドアセット(RWA)のトークン化の需要増加に対応するものだ。RWAのトークン化は、不動産や証券、銀行預金などの物理的資産をデジタルトークン化して、ブロックチェーン上での取引や管理を行うものを指す。

その効率性と取引の迅速化から、ボストンコンサルティングをはじめとする研究機関は、RWAのトークン化市場が2030年までに数兆ドル規模に成長すると予測している。

関連:トークン化・カストディプロバイダーTaurus、許可型ブロックチェーンに拡張

USDCステーブルコインの成長見込む

ステーブルコイン、特にUSDCは、DeFi(分散型金融)の中で重要な決済手段としての役割を果たしてきた。RWAトークンを担保としたステーブルコインの融資サービスも増えており、250億ドル(3.7兆円)以上の流通規模を持つUSDCoin(USDC)の発行者として、Circleはさらなるクレジットプラットフォームの登場による、市場の拡大を期待している。

Circleは、オンチェーンでの信用解除に関して、新規参入企業にとって「安全な基準と信頼性」が不可欠だとの立場を明らかにしている。アイデンティティ認証プロセスにおいて、第三者機関によるオフチェーン検証結果がオンチェーンに記録される機能も実装されている。

さらに、Circleの提携により、DeFiプラットフォーム「OpenTrade」がPerimeter Protocolを活用してのサービス提供を開始した。OpenTradeはトークン化された国債の取引を支える一方、これらのトークンを担保にUSDCを貸し出すサービスも展開している。

関連:ステーブルコインとマネーマーケットファンドの「取り付け騒ぎ(ランリスク)」とは?

ステーブルコインとは

ステーブルコインは、ブロックチェーン技術を利用して発行される仮想通貨。 準備金の担保により、その価値が一定の資産(通常は法定通貨、例えば米ドル)に連動するよう設計されている

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