はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

FOMC迫るも高値圏維持するビットコイン、Firedancer材料にSOLが続伸

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

31日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比123.9ドル(0.38%)高、ナスダック指数は61.7ポイント(0.48%)高で取引を終えた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)およびパウエル議長会見が日本時間2日3時頃に迫る中、持高調整も確認される。

先物金利市場では96.7%が据え置きを予想しているが、12月のFOMCでは28.8%が追加利上げを見込んでいる。

CME FedWatch Tool

関連:仮想通貨関連株続伸 日銀政策を受けドル円151円台に、明日朝はFOMC金利発表|1日金融短観

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比0.43%高の1BTC=34,424ドルに。

BTC/USD週足

米SEC(証券取引委員会)によるビットコインETF(上場投資信託)の上場承認思惑が背景にある。

Coindeskが1日に報じたところによれば、米ウォール街にある複数の大手取引会社は、ブラックロックが申請するビットコイン現物ETFが承認された場合に備え、マーケットメイカーとしての流動性提供交渉を開始した。

関連:ブラックロックのビットコインETF、大手取引会社が流動性提供参加か

また30日には、米資産管理大手VanEck社が現物ビットコインETFの目論見書をSECに提出したことが明らかになった。VanEckは、投資信託や資産管理を手がける国際的な金融大手企業であり、さまざまなアクティブおよびパッシブな投資戦略に基づくETF(上場投資信託)を提供することでも知られる。

関連:米大手資産管理VanEck、現物ビットコインETFを再申請

暗号資産市場向けのアルゴリズム取引ツールプロバイダーであるCoinRoutesの共同創設者のDave Weisberger氏は、newsbtcに対し、現物主体の値動きであったことを指摘した。

数ヶ月前ビットコインが29,000ドルから26,000ドルへ急落した時は、大規模ロスカット(強制清算)に伴い永久スワップ取引におけるディスカウント(マイナス乖離)が膨らんだという。

マクロ経済については、「経済のマクロトレンドはすべて、金融の劣化と債務スパイラルからの脱出を目指しているが、地政学的な不安定化も鑑みると、そのスパイラルから逃れることはできない」とし「その点ビットコインは“デジタルゴールド”へと成長しつつあり、金(ゴールド)の貨幣的総額や貨幣価値を見ると、ビットコインの将来価値が暗示される」などと主張した。

米国政府は歳入よりも多額の支出を行っており、それを補うために国債を発行し資金を調達し続けたことで債務は増加し続けている。一方、債務上限問題は与野党の対立から深刻な政治問題を引き起こし、デフォルト(債務不履行)リスクや米国債格下げリスクが過去何度も取り沙汰された。

関連:国の債務不履行(デフォルト)とは|投資家を混乱させた米国の債務上限問題など解説

関連:上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由

アルトコイン相場

個別銘柄では、ソラナ(SOL)が前日比5.9%高、前月比63.7%と続伸した。

Messari

年次カンファレンスであるSolana Breakpoint 2023 がオランダの首都アムステルダムで開催されている。

その中でソラナ財団のエグゼクティブ・ディレクターであるであるDan Albert氏は、VC大手 Jump Cryptoが手掛ける次世代バリデータクライアント「Firedancer」のテストネットローンチを明かした。

順調にいけば、来年夏頃にメインネットへと移行する見込み。同時期には「Breakpoint 2024」が2024年9月19日から21日にかけて、シンガポールで開催されることも併せて発表された。

関連:ソラナ「Fire Dancer」、ゲームチェンジャーと期待される理由とは?

関連:ソラナウォレットBackpack、ドバイで仮想通貨取引所ローンチへ

一方、昨年11月に破綻した大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは、SOLの発行残高の内、約16%を保有しているとされる。今年9月に米デラウェア州破産裁判所が下した判決によると、FTXは債権者への返済のため、保有資産である仮想通貨の売却について承認を得ており、市場の売り圧力として意識される。

CoinPost ビットコインETF特集

ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる?  米投資会社の資金流入予測 ブラックロックのビットコインETF「IBTC」がDTCCに再掲載
上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由 グレースケールの投資信託「GBTC」とは ビットコイン現物との価格乖離が注目される理由
ビットコインETF申請の審査進捗について米SEC委員長がコメント 「ビットコインETF非承認されれば訴訟の嵐に」JPモルガンアナリスト

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/24 木曜日
14:00
メルカリ、XRPを三つ目の取り扱い銘柄に 仮想通貨取引サービスで
メルカリ子会社のメルコインがXRP取引サービスを4月24日より開始。メルペイ残高やポイントで1円から購入可能。既存のBTC・ETH取引に加え第三の選択肢も提供。
13:47
バイナンス、ALPACAなど4銘柄を5月2日に上場廃止へ 価格急落
バイナンス(国際版)がALPACA、VIB、PDA、WINGの上場廃止を決定。対象銘柄は最大28%下落し、市場に影響を与えている。廃止理由や各通貨の概要も解説。
13:15
東電関連企業GGGとDEAが共創、Web3×地域観光×市民参加型ゲームでインフラ保守の未来を切り拓く
ゲーム関連のDEAと東電らの関連会社であるGGGが合弁会社「Growth Ring Grid」を設立。「インフラの民主化」をテーマに、ゲーミフィケーションとWeb3技術を活用した参加型社会貢献ゲーム「PicTrée(ピクトレ)」の社会実装を拡大。
12:45
ライオット、コインベースとビットコイン担保で142億円の融資契約を締結
マイニング大手ライオット・プラットフォームズがコインベースと1億ドル上限のBTC担保融資契約を締結した。また、ビットコイン購入戦略も取っており、19,223BTCを保有している。
12:09
ビットコインETFに過去最大級の資金流入、純資産総額1000億ドルの大台に
トランプ関税ショックの懸念後退に伴い、ビットコイン現物ETFに過去最大級となる9.3億ドル/日が流入。純資産総額は1000億ドルの大台を突破した。コインベース幹部は『個人投資家が撤退する中、政府系ファンドや機関投資家がインフレヘッジとして積極採用』と市場構造の変化を指摘する。
11:20
ビットコインの比較的低ボラティリティが企業採用を促進=ブルームバーグ・インテリジェンス
ブルームバーグ・インテリジェンスは、株式市場より低いビットコインのボラティリティが企業によるBTC採用を促進する可能性を指摘。現在Strategyが53万以上のBTCを保有し企業保有量トップ。新会計ルール導入を前に企業の姿勢に注目が集まる。
10:05
ステーブルコインの普及狙い、ペイパルがPYUSDで年率3.7%の利回りサービス開始予定
決済大手ペイパルが、ステーブルコインPYUSDで年率3.7%(予定)の利回りプログラムを米国ユーザー向けに提供開始予定だ。PYUSDは加盟店での決済などにも使用できる。
09:35
Web3サッカーゲーム「FIFA Rivals」、6月に正式にローンチへ
Mythical Gamesは、Web3サッカーゲーム「FIFA Rivals」のローンチスケジュールを発表。5月に地域を限定してプレリリースを行い、6月に世界規模でローンチするとしている。
08:50
ビットコイン急反発、トランプの手のひら返しに反応|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは、トランプ米大統領がFRBパウエル議長の解任発言を撤回したことや、対中関税に対しても緩和姿勢を示したことが市場に好感され、米株価指数と連動するかたちで上昇した。
08:25
イーサリアムの価格動向分析 潜在的売り圧水準やETF資金流入反転などに注目
仮想通貨イーサリアムの価格動向についてグラスノードが次の売り圧(供給壁)の可能性を指摘。機関投資家のETF資金流入再開と大口投資家の大量購入、さらにヴィタリックによる最大100倍の性能向上をもたらす「RISC-V」提案が注目を集めている。
07:45
イーロン、業績低迷でDOGE省の関与時間を大幅縮小 テスラはビットコイン保有を継続 
テスラは25年3月末時点で仮想通貨ビットコインを11,509BTC保有しており、これは1,550億円に相当する。同社のビットコイン保有戦略も投資家からの注目度が高い。
07:20
ロシア中央銀行、『高度な適格投資家限定』の仮想通貨取引所を開設へ
ロシアの中央銀行と財務省が「高度な適格投資家」限定の仮想通貨取引所を開設予定。1億ルーブル以上の投資資産または年収5,000万ルーブル以上の富裕層のみが利用可能。プーチン大統領指示による実験的法的制度の一環である。
06:55
コインベース株に30%上昇余地か、ベンチマークが規制環境改善を背景に強気見通し
投資銀行ベンチマークがコインベース株のカバレッジを開始し、252ドルの目標株価を設定。ステーブルコイン法案の成立見込みなど規制環境の改善が仮想通貨最大手の成長を後押しするとの見方を示す。
06:10
42000BTCのビットコイン保有予定、ソフトバンクら出資の「21キャピタル」が世界3位の保有規模で設立へ
ソフトバンクグループとテザーの支援を受ける新会社「Twenty One(二十一)」は4.2万ビットコインを保有して設立へ。ジャック・マラーズCEO率いる同社は1株あたりのビットコイン保有量最大化を使命に、SPAC経由で上場を目指す。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧