ドバイでライセンス取得
ソラナ基盤ウォレットBackpack(バックパック)は31日、ドバイ仮想資産規制局(VARA)から関連ライセンスを取得し、仮想通貨取引所を立ち上げると発表した。
新たな取引所は「X」という名称で早期アクセスのためのウェイティングリストに登録可能だ。また、モバイル版Backpackアプリ上でも近いうちに利用可能になるという。Backpackは前日、iOS版モバイルアプリをリリースしたばかりだった。
また、11月にベータ版を開始し、2024年第1四半期に一般向けに稼動する予定だという。
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— Backpack 🎒 (@xNFT_Backpack) October 31, 2023
Backpackを開発する会社Coralは昨年のFTX破綻によって元々FTXなどから出資を受けるはずの資金の大半以上(2000万ドルのうち1450万ドル)を失った経緯がある。Backpackの創設者であるArmani Ferrante氏は集権型取引所のリスク課題を解決するために、取引所の資産管理の透明性を高め、ゼロ知識証明による顧客の資産証明やカストディのためのマルチパーティ計算システムを導入すると語った。
取引所Xのコンプライアンス・チームには、バークレイズ、ステート・ストリート、HSBC、コインベースなどで専門的な経験を積んできたスタッフが多数いるという。
なお、ソラナの価格は「Breakpoint 2023」に際しFTX破綻前の水準に復帰している。
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