上場投資信託「ビットコインETF」とは|初心者向けに特徴と重要ポイントを解説

ビットコインETFとは

暗号資産(仮想通貨)の「ビットコインETF」は、規制当局による不認可が続いてましたが、2021年以降、カナダやブラジルで認可される事例も確認されています。

米国では、過去数年間に渡って複数の企業が「ビットコインETF」をSEC(米証券取引委員会)に申請してきましたが、これまで再三に渡り否決されてきました。

なぜ、ビットコインETFは、BTC価格に影響するほどマーケットから材料視されているのでしょうか。本記事では、「ビットコインETF」の仕組みと、認可された場合の仮想通貨市場への影響について解説します。

ETFについて

ETF(上場投資信託、Exchange Traded Fund)とは、投資信託の一種で特定の指数と連動します。非上場の投資信託と違い、株式同様に証券取引所で売買が可能です。creation/redemption というETF特有のプロセスにより現物との価格差(プレミアム)を基に、現物の価格を安定化させる効果があると言われています。

ビットコインETF

ビットコインETFは、その名の通り連動する指数は「ビットコイン(BTC)」価格です。

株式同様、証券取引所(株式市場)で売買可能となり、既存金融商品と同様に扱えることで暗号資産(仮想通貨)特有の秘密鍵やデジタルウォレットなどの知識がなくとも、ビットコインに投資することが可能となるほか、仮想通貨の直接保有ではなく「投資信託」という区分になるため、国によっては税制面で優遇される場合もあります。

日本に当てはめた場合、仮想通貨はほかの収入と合算した総合課税扱いとなる雑所得。累進課税で住民税10%を合わせて「最大55%」を課せられますが、株式やFX(外国為替証拠金取引)の収益は、「申告分離課税」のため一律約20%で、一定期間内の利益と損失を相殺する損益通算なども可能です。

ただし、日本では2019年11月、金融庁が「仮想通貨の投資信託」の禁止方針を固めており、ビットコインETF上場の実現可能性は、米国以上に低いと考えられます。

米国のETF可否判断

2021年2月、カナダで北米初となるビットコイン ETF「Purpose Bitcoin ETF(BTCC)」 が承認され、トロント証券取引所(TSX)へと上場しました。数時間後に同様のETF、「Evolve ETF(EBIT)」も認可、BTCC 同様にTSXで取引を開始。 BTCCの運用総額は1か月後には950万ドルまで膨らみ、6月にはおよそ20,000BTCまで拡大されました。

その後、南米のブラジルでは3月にビットコインETF(ティッカー:QBTC11)が同国の証券取引委員会(CVM)に承認され、6月に主要証券取引所B3に上場しました。

BTCCは6月時点でカナダで最大規模のビットコインETFとなっており、SECによる厳格な審査で足止めされる米国に先んじています。

しかし、2021年9月以降、米SECのゲーリー・ゲンスラー委員長は姿勢の軟化とも受け取れる言及をしています。2021年に入り多く見られた、CME(シカゴマーカンタイル取引所)のビットコイン先物に投資するETFについて、個人の見解だと断りを入れつつも「(SEC)の委員が、ETFの審査を行うことを楽しみにしている」などと含みを持たせました。

2021年10月には、3つの仮想通貨・ブロックチェーン関連ETFが米国で承認されました。ビットコイン単一のETFではないものの、類似した性質を持つETFの認可は、布石として捉えられています。

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早ければ、米国の歴史上初となるビットコインETF承認は、第4四半期(米国)中に行われる見込みで、ビットコインの先物ETFでは、ProShares社の申請判断が10月18日頃に迫るほか、以前から有力視されているVanEck版ETFの最終可否判断日は、21年11月14日頃とみられます。

ビットコインETFが承認されれば、潤沢な資金力を持つ機関投資家の呼び水となることが考えられますから、中・長期的な資金流入が期待できるほか、仮想通貨市場にも市場にも、流動性向上などポジティブな影響が期待されます。

ビットコインを取り扱う仮想通貨取引所は

日本国内でビットコインを取り扱う取引所の中で、特に注目度の高い取引所としてよく挙がるのは、コインチェックやbitFlyer、GMOコインです。

コインチェック

コインチェックは、2012年に創業して以来、仮想通貨業界をけん引してきた老舗の仮想通貨取引所。親会社は東証1部上場のマネックスグループであり、豊富な金融ノウハウのほか、安定した経営基盤と高水準のセキュリティなどに定評があります。

コインチェックのアプリは初心者でも直感的に操作できるほどわかりやすく簡単で、アルトコインなどの取り扱い銘柄は国内最多です。

関連:仮想通貨取引所コインチェックとは|投資家向け3つのおすすめポイント

bitFlyer

国内大手仮想通貨取引所bitFlyerは、業界最高水準のセキュリティを誇っており、取り扱い銘柄数も13種類と豊富です。特にビットコイン(BTC)の証拠金(レバレッジ)を用いた信用取引(lightning FX)サービスは利用者も多く、流動性が高いため取引が成約しやすい環境です。

21年10月には、金融庁のライセンスである「第一種金融商品取引業者」の登録完了を発表。金融商品取引法下の店頭デリバティブ取引である暗号資産証拠金取引サービスの新規登録を再開する方針です。

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GMOコイン

GMOグループは、仮想通貨事業以外にも、オンライン証券やネット銀行、FX事業と多岐に渡る金融サービスを提供しており、ITや金融などの高度なノウハウがGMOコインのサービスの随所にいかされています。

GMOコインの仮想通貨取引所は、手数料が安く、ビットコイン(BTC)以外にも豊富なアルトコインを取り揃え、初心者から中・上級者まで幅広く利用しやすい取引所と言えます。スマホアプリも使い勝手がよく、現物取引(販売所・板取引)、暗号資産FXをひとつのアプリから操作可能です。

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