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米ブラックロック、USDCの準備金専用のファンドを組成

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

USDCの準備金ファンド

米ドルに連動するステーブルコイン「USDC」の準備金が、米資産運用最大手ブラックロック(BlackRock)が管理する投資信託に置かれることが明らかになった。

USDCを運営する米Circle社は3日、ブラックロックと新たに政府系マネーマーケット・ファンド「Circle Reserve Fund」を設立したことを発表。USDCの準備金を同ファンドに割り当て、現金20%と短期米国債80%の割合で運用していく計画を明かした。

政府系マネーマーケット・ファンドとは

MMFとは国債やコマーシャル・ペーパーなど価値の安定性の高い運用を行う投資信託。投資家に低リスクで高い流動性を提供することを目的としている。中でも政府系マネーファンドは、総資産の99.5% 以上を現金、政府証券に買い戻し条件付きで投資する。

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Circle Reserve Fundはブラックロックが管理する米投資会社法に準拠した投資信託(マネー マーケットファンド)。同ファンドのカストディアン(保管事業者)は、これまでUSDCの準備金のうち米国債の保管機関として協力してきたBNYメロン銀行が務める予定。

資金の移行計画は11月3日にスタートし、23年第1四半期中にも完了する見込み。満期を迎えた保有資産からの収益で、新たに国債を購入していく方針だ。

Circleとブラックロック

USDCとは、米ドルと1:1の割合で価値が連動されるように運用されているステーブルコイン。サークル社とコインベースの共同事業体「Centre」が発行しており、取引の基軸通貨として利用されるほか、DeFiの貸付などでも広く活用されている。

Circleによると、執筆時点にUSDCの発行量は421億ドル(6兆1,700億円)。USDCの準備金は現在442億ドルで、その内訳は現金84億ドル、短期国債357億ドルとなっている。

Circleは22年4月、ブラックロックら4社から約500億円(4億ドル)の資金を調達する契約を結んだ。この際にCircleとブラックロックは戦略的パートナーシップを締結、資本市場においてUSDCのユースケースを探っていく方針を示した。

米ドルのデジタル通貨やその関連サービスの需要がグローバルに高まる中、調達する資金をCircleの戦略的成長に活用される。

関連:USDC発行企業Circle、500億円を資金調達へ ブラックロックら4社が出資

ブラックロックはまた、仮想通貨取引所コインベースとの提携により、クライアントにビットコイン(BTC)の取引・カストディ及びさまざまな市場データを提供することを22年8月に発表。同月、米国の機関投資家向けにビットコイン(BTC)のプライベート投資信託の提供も開始した。

関連:米ブラックロック初、ビットコイン投資信託を提供開始

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