11/1(水)朝の相場動向(前日比)
仮想通貨関連銘柄 一部続伸
- コインベース|77.1ドル(+4.7%)
- マイクロストラテジー|423.3ドル(+0.7%)
- マラソン|8.8ドル(-0.4%)
全体市況
米NYダウとナスダックは小幅続伸。市場は今週FOMC金利政策発表(木曜日早朝)を控えており慎重なムードが広がった格好だ。FOMCについては今回ではタカ派的な据え置きになる見込みが高い。なお、金曜日夜には米10月失業率も発表される。
相場を動かした主な材料は以下数点。
- 円 対ドルで年初来安値を更新
- 10月米消費者信頼感指数 5カ月ぶり低水準 物価高に圧迫され
- 原油相場(WTI)・金続落 中東衝突が限定的との見方
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仮想通貨相場
- ビットコイン:34,553ドル +0.3%
- イーサリアム:1,809ドル +0.1%
- ソラナ:37.5ドル +7.6%
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日銀YCC再修正 円売り強まる
円(1ドル=151.5円)は対ドルで急落。日銀が昨日の金融政策決定会合で長短金利操作(YCC)の再修正を発表し、金利誘導目標については引き続き0%程度としつつ長期金利の変動幅の事実上上限を現在の1%から一定程度超えることを容認したが、市場予想の1.5%の変動上限よりは限定的で緩和継続の姿勢と捉えられ円売りは強まった。上限は7月に0.5%から1%まで引き上げられた経緯がある。
日銀植田総裁は記者会見でYCC修正に踏み切った背景にある物価上昇について「われわれの物価見通しなどに大きな影響が出るということであれば、それは政策の変更に結びつき得る」と指摘した。同日発表の経済・物価情勢の展望レポートでは2023年度のコア消費者物価指数上昇率の見通しが前年度比2.8%、24年度は2.8%と7月会合での予測からいずれも上方修正された。物価高に対応するためのYCC撤廃とマイナス金利早期解除への期待感は高まっているようだ。
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伝統金融
- NYダウ:33,052 +0.3%
- ナスダック:12,851 +0.5%
- 日経平均:30,858 +0.5%
- 上海総合指数:3,018 -0.1%
- 米ドル/円:151.5 -0.06%
- 原油先物WTI:81.5ドル +0.14%
- 金先物:1,993ドル +0.03%
主要IT・ハイテク銘柄
- AMD:98.5ドル +2.4%
- エヌビディア:407.8ドル -0.9%
- アップル:170ドル +0.2%
- アルファベット:124ドル -0.3%
エヌビディアについてはウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が昨日関係筋の情報として、米国によるAI技術の対中輸出規制が同社の中国からの50億ドル規模の受注に影響をもたらす可能性があると伝えたことが嫌気された。
また、別の半導体大手AMDは時間外0.25%安。1日引け後に第3四半期)を発表し、1株利益・売上高ともに予想を上回ったが、ゲーム事業の売上減少など第4四半期の売上高見通しが予想を下回り、AMDチップを利用するゲーム機への需要減少を見込んでいることが不安材料となったようだ。一方、AIチップの売上については強気な見通しをしており「データセンター向けGPUの売上高は、第4四半期に約4億ドル、2024年には20億ドルを超えると予想している」と伝えた。
主要な決算スケジュールは以下通り(米時間)。
- アップル:11/02 16:00
- エヌビディア:11/21 16:00
今週以降の重要経済指標・イベント
- 11/01(水)21:15 米10月ADP雇用統計
- 11/02(木)3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表
- 11/03(金)21:30 米10月失業率
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