はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ふるさと納税でNFT採用が進行、JPYCは記念SBTで地域振興を図る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

徳島県海陽町が記念SBTを配布

日本各地の自治体が、ふるさと納税の返礼品としてNFT(非代替性トークン)を導入し始めている。この新しいアプローチでは、Web3技術を活用してより広範なユーザーベースに訴求し、NFTの特性を利用して革新的な特典が設計されている。

この動きは、地方自治体がデジタル技術を駆使して地域の魅力をアピールし、新しい支援者層を惹きつけるための斬新な取り組みとして注目を集めている。

JPYC株式会社は徳島県海陽町で、JPYC商品券を活用した納税者に対し「2023年JPYCふるさと納税記念SBT(SoulBound Token)」を提供する。このSBTは、ブロックチェーン技術に基づくデジタルトークンであり、その譲渡不可能な設計は、受取人に特別なデジタル勲章を提供することを意図している。

出典:JPYC

JPYC商品券は、日本円に連動したステーブルコイン「JPYC(JPY Coin)」で購入できる、紙型の商品券。この商品券はふるさと納税に利用できる。JPYCは、この取り組みを自治体向け納税サービスの将来的な拡充と活用のための実証実験と位置づけている。

海陽町は、伊勢海老やクエなどの海産物、阿波尾鶏の特製手羽先などを返礼品として提供する、自然豊かな観光地である。また、JPYC商品券を用いたふるさと納税の最終注文期限は2023年12月12日23:59までとなっており、利用には12月22日までに指定住所への送付が必要だ。

関連:JPYCが三菱UFJ信託、Progmatと手を組みステーブルコイン拡張と国内外SC交換業進出を計画

新規会員獲得にNFTを活用

香川県高松市では、「高松盆栽パトロンNFT」が新たな返礼品として採用された。このプロジェクトは、高松市鬼無町の老舗盆栽園「北谷養盛園」により2023年5月に開始され、200年を超える黒松盆栽の育成を支援する者に、NFT特典を提供するものだ。パトロンの支援額に応じたランクに基づき、盆栽の解説動画の視聴や、プロからの直接指導など、盆栽文化を深く体験する機会が提供される。ふるさと納税の受付は12月8日から開始される。

一方、大阪府岸和田市では、「岸和田市の竹林オーナーになれる会員権NFT」がふるさと納税の返礼品として提供される。このNFTは、アドベンチャーワールドと岸和田市が締結したSDGsパートナーシップ協定に基づく資源循環プロジェクトの一環であり、竹林ファンを増やし、資源循環を促進する目的で実施される。会員権NFTは、11月30日から100個限定で発行され、10,000円の寄付を通じて獲得できる。パンダが竹を食べる動画NFTと竹集成材で作られた会員証が含まれている。会員期間は2024年1月1日から12月31日までとなっている。

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。特定のNFT保有者のみ参加できるコミュニティの会員証としても使用される。

関連:ふるさと納税の返礼品NFT第一弾、発売から数分で完売

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/16 木曜日
12:25
ビットコイン市場はリセット局面 市場回復の鍵は?=Glassnode週間レポート
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新レポートを発表。米国の関税懸念で190億ドル規模のレバレッジ解消後、ETFや先物など市場動向と今後を分析している。
12:13
様子見基調のビットコイン、市場は緊迫化する米中貿易摩擦の行方を注視
ビットコインは111,500ドルで推移。トランプ関税ショックで100億ドル超のレバレッジが解消され、デリバティブ市場がリセット。重要な価格レンジ内で市場の方向性が注目される局面に。米中貿易摩擦の行方が焦点。
10:39
CMEグループ、SOLおよびXRP先物オプションの取引開始を発表 機関投資家向けヘッジ手段が拡大
世界最大級のデリバティブ取引所を運営するCMEグループは14日、ソラナとXRP先物オプションの初取引を発表した。XRP先物オプションの初取引は10月12日にWintermuteとSuperstateの間で、ソラナ先物オプションの初取引は13日にCumberland DRWとGalaxyの間で執行された。
10:20
ソニー銀行、米国で国家銀行免許を申請
ソニー銀行は、米国で国家銀行免許を取得するために申請書を提出。子会社が仮想通貨を含む事業を計画しており、米ドルステーブルコインの発行、カストディサービス、デジタル資産運用サービスなどを行うという。
09:45
BNBチェーン、中国招商銀行の5,700億円規模MMFをトークン化
BNBチェーンが中国招商銀行CMBによる38億ドル規模のマネーマーケットファンドをオンチェーン化する。CMBMINTとCMBIMINTトークンでDeFi運用も可能になる。
09:36
「仮想通貨市場へのトランプ関税ショックの影響は一時的」Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は、米中対立激化への懸念から起きたビットコインなどの仮想通貨市場の急落は一時的なもので、大きな影響はないとの見方を示した。3つの判断基準を説明している。
10/15 水曜日
18:50
モブキャストHD、ソラナ投資に5億円を投じる計画
モブキャストHDは暗号資産事業への本格参入を決定し、ソラナ(SOL)購入に向け5億円を投資する計画を発表。ステーキング収益も視野に入れる。
18:30
リップル、南アフリカでカストディ事業強化 金融大手アブサバンクと提携
リップルは南アフリカのアブサ銀行と提携し、アフリカで初の大手カストディパートナーを獲得。デジタル資産の安全な保管と事業拡大を進めます。
17:55
イーサリアムFusakaアップグレード、テストネットSepoliaで有効化 12月メインネット実装へ 
イーサリアムの次期アップグレード「Fusaka」が10月14日、テストネットSepoliaで稼働開始した。PeerDAS技術により処理負担を大幅軽減し、取引速度を最大12,000件/秒まで向上。12月のメインネット実装に向けて段階的にテスト展開中。年内2度目の大型アップグレードでスケーラビリティをさらに強化へ。
17:28
コインチェックグループ、機関投資家向け事業を強化
Coincheck Groupが仏Aploの買収を完了し、国内では事業法人向けクリプト・トレジャリー支援を開始。海外と国内の両面で機関投資家向け事業を拡大する。
17:19
コインベース、インド大手の仮想通貨取引所CoinDCXへ投資 評価額3700億円相当
米暗号資産取引所大手コインベース・グローバルが、インドの暗号資産取引所CoinDCXに追加出資。投資後の企業価値は24.5億ドルと評価される。この出資はCoinDCXが今年7月にハッキング被害に遭った数カ月後。コインベースはインドと中東地域での事業拡大を目指す。
15:00
ブラックロックCEO、資産トークン化を次の成長戦略に 620兆円市場狙う
ブラックロックのラリー・フィンクCEOが、不動産から株式・債券まであらゆる資産のトークン化を次なる成長戦略と位置づけた。世界のデジタルウォレットに保管された約620兆円の資金に着目し、ETFのトークン化を視野に入れている。
14:15
ソルメイトが75億円相当ソラナを購入、キャシー・ウッドのアークが主要株主に
ナスダック上場のソルメイト・インフラストラクチャーがソラナ財団から75億円相当のSOLを15%割引で購入。米大手ヘッジファンドアーク・インベストが11.5%の同社株を保有している。
13:45
バイナンス、仮想通貨の上場費用告発を否定
バイナンスはリミットレス・ラボのヘザリントンCEOがトークン供給量の8%要求を告発したことに対し、虚偽で名誉毀損的だと反論。取引所は上場手数料を請求していないと表明した。
13:20
ニューヨーク市、全米初の自治体仮想通貨専門局を設立
ニューヨーク市のアダムス市長が行政命令に署名し、全米初となる自治体の仮想通貨・ブロックチェーン局を設立した。モイセス・レンドン氏が局長に任命され、責任ある仮想通貨の利用を促進する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧