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仮想通貨ソラナ開発者数、2023年のエコシステム成長と活動レポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2023年のエコシステム成長

高速L1ブロックチェーンのソラナ(SOL)をサポートするソラナ財団は9日、2023年にソラナのエコシステムにおける開発者オンボーディングと、その後の定着率が顕著に向上したと報告した。

開発者の3ヶ月間の定着率は年始の31%から50%以上に上昇し、より多くの開発者がエコシステムに参加するようになったという。この数字は、3ヶ月間で少なくとも1回のコミットを行った開発者をカウントしている。

主要なオンボーディング経路の一つは、半年ごとに開催される約400~500人が参加するブートキャンプが寄与している。さらに、ハッカソンに関しては、過去3年間で3,000以上のプロジェクトが立ち上がり、6億ドル以上の資金がプロジェクトに授与されたと述べている。

2023年、ソラナは目覚ましい成長を遂げ、940%という驚異的な価格上昇を記録し、新規アドレスと月間アクティブアドレスで新たな記録を樹立した。この著しい成長は、エコシステム全体に波及しており、その影響は求人市場にも顕著に現れている。

エコシステムの公式求人サイト「jobs.solana.com」に掲載された求人数は、2023年1月のわずか15件から大幅に増加し、この記事の発行時点で95件に達している。特に12月には、41件の新たな求人が追加されたという。

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アジアにも拡大する開発コミュニティ

ソラナ財団はまた、GitHub上のデータに基づいて、年間を通して、月間アクティブ開発者数は2,500人~3,000人の水準を維持できたと述べている。パブリックリポジトリに貢献している開発者のみを計測したもので、プライベートリポジトリでの開発者をカウントしていないため、過小評価される場合があると主張した。

ただし、Electric Capitalの集計では、PolkadotやCosmosの方が月間アクティブ開発者数が多いデータが示されており、慎重に内訳を理解することが重要である。

出典:ソラナ財団

ソラナエコシステムに参加する開発者の半数以上が少なくとも3年の経験を持っており、ネットワーク上で構築されたアプリケーションに対して高度な貢献を果たしている。

2020年3月に公開されたソラナメインネットのベータ版以降、開発者エコシステムは急速に成長し、月間アクティブ開発者数で2番目に大きなエコシステムになったと述べている。

2023年、開発者コミュニティは8カ国に拡大し、エコシステムのグローバル成長が強調された。グループには、インドのSuperteamDAO、台湾のGen3、シンガポールのMetacampDAO、米国のmtnDAOなどが含まれており、これらのエリアのいくつかはハッカソンの勝者リストにも上位表示されている。

出典:ソラナ財団

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