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金融庁、仮想通貨取引所への不正送金対策強化を金融機関に要請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の不正送金対策

日本の金融庁は警察庁と連名で、暗号資産(仮想通貨)取引所への不正送金対策を強化するよう要請した。

要請先は全国銀行協会や全国地方銀行協会、ゆうちょ銀行など9組織。インターネットバンキングによる不正送金事犯をはじめ、還付金詐欺や架空料金請求詐欺などの特殊詐欺の被害金が仮想通貨取引所に送金される事例が多発しているとして、利用者保護などを強化するよう求めている。

金融庁らが要請を行ったのは6日。その後、要請した旨を記載した日本語版の案内を出したのが7日で、14日には英語版も公開した。その中で、リスクに応じて対策を強化できるように対策事例も記載している。

対策事例の1つ目は「振込名義変更による送金停止等」。仮想通貨取引所の金融機関口座に対し、送金元口座の口座名義人名と異なる依頼人名で行う送金については振込・送金を拒否するという事例を記載した。なお、この場合は事前にウェブサイトなどで利用者への周知を図るよう要請している。

2つ目は「不正な送金への監視強化」。法定通貨との換金ポイントとなる仮想通貨取引所との取引をモニタリングすることは、リスク低減措置の実効性を確保する有効な手法であると説明した。

そして、パターン分析のためのルールやシナリオの有効性について検証・分析して抽出基準の改善を図るなど、不正送金への監視を強化するよう求めている。

ユーザーへの影響

ユーザーに直接的な影響が出そうなのが1つ目の「振込名義変更による送金停止等」で、P2P送金ができなくなる可能性があるなどと報じて海外メディアも注目している。警察庁の案内には、以下の画像を添付した。

出典:警察庁

上記画像では、これまでは送金依頼人名と金融機関の口座名義が違っていても仮想通貨取引所に送金できていたと指摘。一方、上述した対策を金融機関が実施すれば、こういった送金を拒否するようになると図解している。

この対策は、個人情報の盗難やマネーロンダリングを防止するための措置とみられる。

マネーロンダリングとは

犯罪によって得られた収益金の出所などを隠蔽する行為のこと。

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