「Aptos Ascend」構築へ
仮想通貨・ブロックチェーンAptosを開発するアプトス・ラボは「Aptos Ascend」を構築するため、大手IT企業や金融企業とパートナーシップを結んだ。
提携先は、マイクソフト、韓国のSKテレコム、および投資企業Brevan Howardと金融大手Boston Consulting Group。Boston Consulting Groupは2023年、123億ドルの売り上げをあげた米国の大手コンサルだ。
アプトス・ラボが上述の数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品は、クラウド・コンピューティング・プラットフォームであるマイクロソフトAzureと、生成的AIアプリケーションを支える大規模な言語モデルであるAzure OpenAI Serviceを使用。
また、The Blockの報道によると、Aptos Ascendは、顧客にデジタル通貨と資産管理サービスを提供する金融機関をガイドするために、Brevan Howardの市場投資のノウハウと、ウォレット・アズ・ア・サービス機能などのSKテレコムのWeb3技術を採用する。
SKテレコムは昨年11月にすでにデジタルウォレットサービス「Tウォレット」の事業を強化するためにアプトス・ラボと提携した経緯がある。また、アプトス・ラボはデジタル決済、トークン化、AIとWeb3の接点をさらに発展させることに向けて2023年8月にもマイクロソフトと提携している。
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また、Brevan Howardはこれまで仮想通貨専門ファンドをローンチし運用する実績を持っている。
アプトス・ラボのMo Shaikh CEOは今回の提携について、「グローバルな金融機関は、顧客にサービスを提供し、国境を越えて事業を展開し、あらゆるレベルの規制を遵守するために、優れたレベルのコンプライアンス、セキュリティ、信頼、イノベーションを必要としている。SKテレコム、ブレバン・ハワード、マイクロソフトとの協業により、Aptos Ascendは世界の金融機関、銀行、テクノロジー先進国のマネーマーケットに、今後何年にもわたって進化するAptos上の分散型金融へのパフォーマンス、コンプライアンス、セキュア、スケーラブルなゲートウェイを提供していく」とコメントした。
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