WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米SECの執行措置に制約か 最高裁が過去の事例を調査、仮想通貨規制に影響も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SECの執行措置に制約か

米国の最高裁判所は27日、証券取引委員会(SEC)が組織内で決定した執行措置を行った事例を、裁判を受ける権利を侵害していると判断した。

SECはこれまで、暗号資産(仮想通貨)に関連する執行措置でも組織内で判断を行なったことがある。今回の最高裁の判断で、SECらの組織は今後、執行措置を行いづらくなるとの見方が上がった。

SECとは

「Securities and Exchange Commission」の略。株や債券など証券の取引を監督する米政府機関のこと。SECのミッションは「投資家を保護すること」「公正で秩序のある効率的な市場を維持すること」「資本形成を促進すること」である。

▶️仮想通貨用語集

この判断が対象にしているのは、投資アドバイザーのジョージ・ジャークシー氏と、同氏の企業Patriot28。SECは以前、ジャークシー氏と同社が証券法の詐欺に関する規定に違反したと主張した。

この時にSECは、行政法審判官制度に応じて、裁判所ではなく組織内で罰を決めることを選択。最終的にジャークシー氏らの行為を証券法違反と認定し、30万ドル(現レートで4,820万円)の罰金を課した。

その後にジャークシー氏らは、このSECの決定の正当性を確認するように裁判所に要請。上述した最高裁の判断は、この時のSECの決定に対して行われたものである。

関連:米SEC仮想通貨部門の責任者が退任

今後の規制について

SECは、2010年に制定されたドッド・フランク法によって、組織内の手続きで罰を課すことができる権限を与えられていた。今回の最高裁の判断によってSECは、裁判を行うことでしか執行措置を行えないようになる可能性がある。

国際的法律事務所Mayer Brownのパートナーは「CoinDesk」に対し、以下のようにコメントした。

最高裁の今回の決定は、裁判ではなく組織内で執行措置を決定する連邦機関にとって、大きな制約になる。

今後、同様の執行措置は全て独立した裁判官や陪審員の前で審理されなくてはいけないことを、今回の判断は示唆している。

一方で、今回のような判断を巡っては、SECが悪質な行為を排除することが難しくなる可能性があると懸念する声も上がっている。

関連:米バイデン政権、SECの仮想通貨政策に批判的な人物をNSC特別顧問に任命

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:50
上場ビットコインマイナー3社の9月採掘量、2社が前月比減
仮想通貨ビットコイン採掘企業3社が9月の実績を報告。クリーンスパークとビットフフが前月比で減少し、カナーンは横ばいだった。データセンターや排熱利用などの進捗も述べた。
09:54
MSCI新ルール決定、ストラテジーらビットコイン保有企業に除外の可能性
米指数算出大手MSCIが非事業会社をグローバル指数の採用対象外とする新基準の導入を発表した。5つの財務比率で判定し、11月30日に発効する。ビットコイン保有企業ストラテジーやメタプラネットへの影響と判定方法を整理する。
09:00
レジャー、新端末「Ledger Atom」発表 不正装置対策も計画
仮想通貨ウォレット大手レジャーは、新デバイスLedger Atomを発表。2027年夏にローンチしたり、不正装置対策を講じたりする計画を説明した。
10/15 木曜日
16:28
ドル建てステーブルコインUSDC払い可能な「Slash Card」一般公開へ
Slash Visionは15日、アプリ「Slash App」を正式リリースし、USDCで決済できるVisaカード「Slash Card」を一般公開した。事前登録制を終え、誰でもアプリから申し込める。運転免許証による本人確認にも対応した。
14:30
ビットコイン相場が膠着状態、8万ドルが重要な分岐点に=Glassnode分析
オンチェーン分析企業Glassnodeは、ビットコインが上値の売り圧力と下値の厚いサポートに挟まれた膠着状態にあると分析した。ETFの売り再開も影響し、8万ドルが重要な分岐点となるとみる。
14:00
ステーブルコインUSDC、EU初の「重要な電子マネートークン(EMT)」に指定
EU当局は14日、サークル社のステーブルコインUSDCをMiCAに基づく初の「重要な電子マネートークン」に分類した。準備資産や流動性などの直接監督権限がEUに移る。
13:59
楽天ウォレット、現物と証拠金のアプリを統合 パスキー必須に
楽天ウォレットは15日、暗号資産(仮想通貨)の現物取引と証拠金取引のアプリを統合した新アプリの提供開始を発表した。ログインはパスキー認証が必須となり、旧2アプリは2027年初頭をめどに終了する。AIコンシェルジュなど新機能の概要をまとめた。
13:40
メタプラネット傘下入り予定の米スーパーリーグ、ビットコイン初購入
スーパーリーグ・エンタープライズが10日、1ビットコインを初購入したことが判明。メタプラネットによる2,100BTCのビットコインの現物出資は、スーパーリーグの16日の株主総会で承認を問う。
13:10
ソラナが上海の高層ビルに広告表示、CZ氏「驚いた」
ソラナ財団が14日夜、上海・陸家嘴の銀行高層ビル外壁に映像広告を表示し、上海のオフィスの写真も公開した。仮想通貨の取引が禁じられる中国での動きに、バイナンス創設者のCZ氏も反応した。
12:14
元FTX欧州責任者率いる米上場企業、SEC特例でトークン化株式取引へ
ナスダック上場のパーペチュアルズが、米SECのイノベーション免除に基づくトークン化株式の取引施設運営を通知した。CEOはFTX欧州部門の元責任者グルーン氏。OKXICEに続く2例目で、最短11月中旬の取引開始を見込む。
11:20
ソラナ保有企業スカイAIの大株主、約70%SOL売却の開示を要求
ソラナを保有するスカイAI株の約9.99%を持つ大株主バスティオン・トレーディングが、約70%のソラナの売却を巡る全面開示と取締役会の刷新を要求し、自社株買いに保有株を売らない方針を示した。
10:46
ビットコイン、3つのオンチェーン指標が底入れ示唆 米中間選挙直前=アナリスト
クリプトクアントのアナリストが、米中間選挙を控えたビットコインに10月の底入れの兆候が出ていると分析した。取引所残高の低水準やクジラ保有の増加など3指標を挙げる一方、確認にはETF資金流入の継続が必要とした。
10:30
アナリスト相場観が強気に、2022年末の底打ち反転より急速=クリプトクアント
クリプトクアントはビットコイン、イーサリアム、XRPなど仮想通貨主要5銘柄のアナリスト・コンセンサスが7月以降強気に傾いたと報告した。
10:05
ビットコイン下落、米CPI上振れで利上げ警戒|仮想NISHI
*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。 クリプト市場マーケットレポート(10/15 AM10…
10:00
ポリゴン、米48州で規制準拠した資金移動に対応 コインミー買収完了で
ポリゴン・ラボが米仮想通貨企業コインミーの買収を完了した。米48州で規制下の資金移動に対応する決済基盤に、タザペイ、メッシュ、トク、キラの4社が初期の導入企業として加わった。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧