CoinPostで今最も読まれています

米ロビンフッド2Q決算報告 仮想通貨取引収益約120億円に増加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

事前予想上回る収益

暗号資産(仮想通貨)や株などの取引サービスを提供する米ロビンフッド・マーケッツは7日、2024年第2四半期(2Q:4~6月)の決算報告を発表した。

仮想通貨取引ベースの収益は8,100万ドル(119億円)で、前年同期比で161%増加した。これは、ロビンフッドが今四半期に株式取引で得た収益の2倍である。

取引ベースの収益は全体で、前年比69%増の3億2,700万ドル(480億円)だった。仮想通貨の他は、オプション取引からの収益が43%増の1億8,200万ドル(267億円)、株式取引からの収益が60%増の4,000万ドル(59億円)だった。

総純収益は、前年比40%増の6億8,200万ドル(1,000億円)、1株あたり利益は0.21ドルで、いずれもアナリストの事前予想を上回った格好だ。

その他の進捗状況としては、有料のプレミアム・サブスクリプションサービス「Robinhood Gold」の加入者が200万人に到達したことや、欧州発の大手グローバル仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)を2億ドルで買収する契約を締結したことに触れた。

月間アクティブユーザー数は2Qに1,180万人で、前年同期と比較して9%増加している。ビットスタンプの取得がさらなるユーザー数増加の後押しとなる可能性もある。

関連: ロビンフッド、仮想通貨取引所Bitstampを310億円で買収へ

ビットスタンプの買収取引は2025年前半に完了する見込みだ。ビットスタンプを活用して、ビットコインとイーサリアムの先物取引サービスを米国で導入することを検討しているとも伝えられる。

7月には、人工知能(AI)を活用した投資調査プラットフォーム「Pluto Capital」も買収した。

関連: ロビンフッド、仮想通貨先物取引の提供を検討

好調な業績の背景

ロビンフッドの、今期の好調な業績の背景としては、ビットコインやイーサリアムの現物ETFが承認されたことも指摘されている。仮想通貨市場のセンチメントが高まったことで、5月にロビンフッドの仮想通貨取引量は238%急増した。

関連: イーサリアムETF、相場暴落の8月5日に流入超過へ ビットコインETFは2日連続純流出

ロビンフッドの仮想通貨取引プラットフォームは現在、ビットコイン、イーサリアム、チェーンリンク、ドージコイン、シバイヌ、テゾス、USDCその他の銘柄を提供している。

仮想通貨以外では、2QにゲームストップやAMCエンターテインメントなどのミーム株への関心が再燃したことが株式取引サービスからの収入増加につながった。

関連仮想通貨取引所選びで「損しているかも?」初心者が後悔しがちな3つの失敗

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/19 木曜日
14:30
テザー社、これまでに不正ウォレット凍結で160億円を回収 市場シェアは75%に到達
テザー社が不正資金対策の成果を報告。世界180の当局と協力し、1,850以上のウォレットを凍結。USDTの市場シェアは75%に拡大。
14:08
FOMC後に上昇加速したビットコイン相場をプロが解説|寄稿:仮想NISHI
米連邦公開市場委員会(FOMC)後に上昇した暗号資産(仮想通貨)相場の今後の展望は? ビットコイン相場とデリバティブの最新データについて、SBI VCトレードのアナリスト「仮想NISHI」が解説した。
13:20
ソラナスマホ「チャプター2」、「Solana Seeker」へと改名 Helium無料サービスなど搭載
ソラナラボ傘下のスマホ子会社「Solana Mobile」は19日、二代目のスマートフォン「チャプター2」を「Solana Seeker(ソラナシーカー)」へとリブランディングしたことを発表した。
12:55
Bitgetら2社、TONへの42億円の投資を発表
TONエコシステムの発展を支援することを目的に、BitgetとForesight Venturesが42億円の投資を発表。仮想通貨TONを大口保有者から入手することで投資を行うという。
11:20
三菱商事のDREAMが推進する不動産投資、トークン化されたSTファンドの新たな展開
ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント株式会社、みずほリース株式会社、およびエムエル・エステート株式会社は18日に、適格機関投資家向け不動産STOファンドを組成した。
09:45
米SEC、仮想通貨DeFiプラットフォームRari Capitalと和解
SECがRari Capitalの利回りサービスの問題点を告発・和解。未登録ブローカー活動や誤解を招く宣伝などで和解に至った経緯を解説。
08:25
米FRB、0.5ポイントの大幅利下げを決定
米FRBはFOMCの会合で0.5ポイントの大幅利下げを決定。金融政策の転換がビットコインなどの仮想通貨相場の追い風となるか注目が集まっている。
08:05
米国初、ルイジアナ州政府 ビットコインライトニングに対応 
ビットコインの支払いの仕組みについては、政府間取引のための仮想通貨変換サービス「Bead Pay」によって米ドルに変換される。政府としては、ビットコインを直接保有したりしない。
06:55
トランプ氏、ニューヨークのバーで初めてのビットコイン決済
米国のドナルド・トランプ前大統領は18日、大統領選に向けたキャンペーンで、ニューヨーク市のバー「PubKey Bar」を訪問し仮想通貨ビットコインを使ってチーズバーガーを購入した。
06:20
仮想通貨ALEOとZETA、コインベースへ新規上場 価格高騰
仮想通貨取引所大手のコインベースは19日、2銘柄の新規上場を発表した。ZETAは価格が高騰している。
09/18 水曜日
16:52
「ビットコインはリスク資産ではない」ブラックロック幹部が指摘
ブラックロックのデジタル資産責任者が、ビットコインの誤った認識を指摘。リスク資産ではなく非相関資産であると主張し、機関投資家教育の重要性を強調した。
14:00
シンガポール最大銀DBS、仮想通貨オプション提供へ
年内に提供か シンガポール最大の銀行であるDBSは17日、2024年第4四半期(10〜12月)から機関投資家と富裕層向けに暗号資産(仮想通貨)のオプション取引と仕組み債を提供す…
12:50
Wintermute、米国選挙の予測市場開始へ トランプとハリストークンを上場
Wintermuteが米国選挙予測市場をまもなく開始する。イーサリアムなど複数ブロックチェーン対応。トランプ氏とハリス氏の勝利予測動向も解説。
12:16
大幅利下げ思惑でビットコイン急反発か、仮想通貨投資ファンドは週4.3億ドルの純流入へ
FOMCの金融政策発表が迫る中、FRBの大幅利下げ期待でビットコイン(BTC)が高騰し、6万ドル水準を奪還した。対してイーサリアム(ETH)は軟調な相場が続いている。
11:24
1行のコードでdAppsに統合可能、Googleクラウドがイーサリアムと完全互換性のRPCサービスを発表
Google Cloudは9月18日、Web3開発者向けの新サービス「ブロックチェーン RPC」の提供開始を発表した。このサービスは、ブロックチェーンデータとのやり取りを簡素化し、ノードインフラ管理の複雑さを軽減する、コスト効率の高いスケーラブルで信頼性の高いソリューションを提供する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア