はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

テレグラムCEO逮捕で広がる「解放運動」、仮想通貨レジスタンス・ドッグ(REDO)急騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

レジスタンス・ドッグ(REDO)急騰

テレグラムのパベル・ドゥーロフCEO逮捕を受け、暗号資産(仮想通貨)コミュニティ内外で、「#FREEDUROV(ドゥーロフ釈放)」ムーブメントが拡大している。この動きは、デジタルプライバシーと表現の自由を重視する人々の間で、これらの権利に対する脅威として共鳴している。

ムーブメントの象徴として、テレグラム、及びTONプロジェクトチームは公式Xアカウントのプロフィール画像を「レジスタンス・ドッグ(Resistance Dog)」に変更。この画像は2018年にドゥーロフ氏自身が描いたもので、ロシアのインターネット検閲に対するデジタル抵抗を象徴したもの。大手取引所Binanceもこの動きに同調し、プラットフォーム上でTONのロゴをレジスタンス・ドッグに更新した。

これらの影響を受け、「Resistance Dog(REDO)」という同名の仮想通貨が前日比150%高騰した。REDOはTONチェーンで流通しているが、現段階でどのようなチームが運営しているのか、発行経緯も明らかではないため注意が必要だ。

REDOの価格推移 出典:CoinMarketcap

さらに、DWFラボの創設者アンドレイ・グラチェフ氏は、ドゥーロフ氏への支持を表明するため50万ドル相当のTONトークンを購入したと発表した。

TONはテレグラムが立ち上げに関わったブロックチェーン「The Open Network」の仮想通貨だ。

関連:トンコインの歴史とテレグラムの関係、将来性

イーロン・マスク氏も擁護

事の発端は、2024年8月24日、テレグラムの創設者兼CEOであるパベル・ドゥーロフ氏が、パリのル・ブルジェ空港でプライベートジェットから降りた際にフランス当局に逮捕されたことだ。ロシア出身でフランス国籍を持つとされるドゥーロフ氏の逮捕は、未成年者に対する犯罪を監視する機関L’Office Mineurs(OFMIN)が発行した捜索令状に基づくものとされる。

当局は、ドゥーロフ氏がテレグラムの運営やプラットフォーム上のコンテンツ管理を適切に行わなかったとして、罪に問う可能性があると指摘している。具体的には、テレグラム上での詐欺、麻薬密売、ネットいじめ、組織犯罪活動などの放置が疑われている。

一方、支持者たちはドゥーロフ氏をプライバシーと表現の自由の擁護者と見なし、テック企業、暗号資産コミュニティや技術者、人権活動家などで、連帯の輪を広げている。

X(旧Twitter)のオーナー、イーロン・マスク氏もドゥーロフ氏の釈放を強く支持する声明を発表。マスク氏は「Liberté, Liberté! Liberté?(自由、自由!自由?)」とフランス語で投稿し、フランス当局の行動に疑問を投げかけた。

出典:@elonmusk

さらに、「#FreePavel」というハッシュタグを付けて、ドゥーロフ氏のインタビュー動画を共有した。このインタビューでドゥーロフ氏は、マスク氏を「現代における言論の自由の最後の砦の一つ」と高く評価していた。

関連:テレグラム創業者逮捕で時価総額10位の暗号資産TON急落 ロシア当局らが抗議

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧