CoinPostで今最も読まれています

CoinPostが「CP AIシステム」を発表 海外投資家との情報格差解消を目指す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

国内投資家が求めるものを提供したい

国内最大手Web3メディア「CoinPost」を運営する株式会社CoinPostは29日、国際Web3カンファレンス「WebX 2024」において、新たに開発中の暗号資産情報プラットフォーム「CP AIシステム」を発表した。

「CP AIシステム」のデモ開発は、仮想通貨の板情報をリアルタイムで一覧できるWebサイト「DECO BOARD」や「DECOCHART」の開発で知られる、えーす級ぷろぐらまー氏が主導している。

関連:『日本の仮想通貨市場復活のために』業界最先端のトレーディングツール、デコチャート開発秘話

監修として携わるCoinPostの各務貴仁CEOと、SBI VC Tradeのアナリストである仮想NISHI氏が、「CP AIシステム」のプレゼンテーションを行い、グローバルなWeb3市場における情報格差の解消を目指す野心的なビジョンを示した。

各務は、現状の課題について「Web3領域ではその性質上、投資判断に必要な情報が分散しており、特に日本の個人投資家は、最新の正しい情報をリアルタイムで十分取得できない現状がある。」「そのような状況にある中、暗号資産(仮想通貨)関連メディアに対し、情報の偏りを懸念する見方もある。」と言及。

このような課題に対し、CP AIシステムは「日本人を含む全世界のユーザーが、プロジェクトからの公式情報や、世界の反応、有識者コメントを情報の偏りなく得られる環境を整備し、メディアとして情報の付加価値を提供する」ことを目指すという。

CP AIシステムの主要機能

CP AIシステムは、以下の主要機能を備えている。

  1. グローバル情報の集約とAI処理:世界中のWeb3関連メディアから最新記事を自動収集し、翻訳・要約、類似記事のグループ化、関連通貨(銘柄)のタグ付けでグルーピングを行う。日本人ユーザーも世界に出遅れることなく、最新情報をリアルタイムかつ日本語で得られる環境を提供する。
  2. News on Chart:暗号資産(仮想通貨)関連ニュースと相場動向を視覚的に関連付ける機能。ビットコイン(BTC)などのチャート上に一番最初に発信された公開情報をプロット。重要度を色や形で表現し、「ニュース出来高」や「SNS出来高」を可視化する。
  3. SNS出来高:X(旧Twitter)における仮想通貨の盛り上がりを、「SNS出来高」として可視化。ソーシャルメディアでの反響が市場に与える影響を直感的に理解可能に。当初は仮想通貨全体を対象とし、将来的には個別の通貨ごとに分析を行う予定。

今後の展望

現状、ここまで披露された基本機能はすべて無料となる。CoinPostは、CP AIシステム(Ver.1)のローンチ後、ユーザーの利便性をさらに高める機能拡充、アップデートを進める方針だ。さらに、プロジェクトや投資家にも利用される包括的かつ透明性の高い独自の暗号資産情報ネットワークの構築を目指す。

各務は「CP AIシステム(Ver.1)は、最先端のAI技術を駆使し、リアルタイムで高品質な情報を提供することで、グローバルなWeb3市場の情報格差解消を目指す。私たちは、暗号資産(仮想通貨)メディアとしての付加価値を提供し続けることで、業界の健全な発展に貢献していきたい」と締めくくった。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/14 土曜日
15:00
英高等裁「USDT含むステーブルコインは法律に基づく財産」と判決
英国の高等裁判所がUSDTを法的財産と認定。仮想通貨の法的保護を強化する判決に。背景となった訴訟の詳細を解説。
13:20
「RWAトークン化市場が1.7兆円規模に成長」バイナンスの最新リサーチ
バイナンスが現実資産(RWA)トークン化市場を分析。米国債トークンが牽引し、1.7兆円規模に。法的課題や今後の展望も解説。
12:00
リップルX幹部が語る対SEC裁判やIPO|WebX2024インタビュー
WebX2024でRipple(リップル)X幹部に取材。長年に渡る米SECとの裁判や株式上場(IPO)の可能性、仮想通貨ステーブルコインの開発、日本市場の重要性について語られた。
11:00
FTX前CEOバンクマン・フリード氏、25年懲役判決に控訴 再審求める
FTX破綻事件において詐欺などで25年の判決を受けたサム・バンクマン=フリード前CEOが控訴。支払能力があったと主張し、再審を要求。
09:38
バイナンスのソラナステーキング「BNSOL」、資産運用の新たな選択肢に
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスは12日、独自のソラナリキッドステーキングトークン(LST)である「BNSOL」の提供を正式に開始した。
08:30
米SEC、「仮想通貨証券」の表現を削除
米SECがバイナンスとの裁判で訴状を修正し、仮想通貨証券という表現を削除した。その理由について述べている。
07:30
ワールドコインのワールドID、ソラナブロックチェーンで利用可能に
サム・アルトマン氏の仮想通貨プロジェクト「ワールドコイン」のオンチェーンIDである「ワールドID」はソラナ上でも利用できるようになった。
07:00
新経済連盟、2025年度税制改正提言を発表 暗号資産税制も含む
新経済連盟が2025年度税制改正提言を発表。暗号資産の申告分離課税導入やETF取り扱い可能化など、Web3支援策を提案。日本経済活性化と国際競争力強化を目指し、AI開発やスタートアップ支援も含む16の具体策を提示。
06:15
米マイクロストラテジー、18300BTCのビットコインを追加購入
米マイクロストラテジーは13日、仮想通貨ビットコインを追加購入したことを発表した。
09/13 金曜日
15:00
ヴィタリック・ブテリン氏、L2プロジェクトの分散化を促す基準適用を宣言 
イーサリアムの共同創設者であるヴィタリク・ブテリン氏は、L2で分散化に関する一定の基準を満たさないプロジェクトについては、来年からは公に支持することはないと宣言。同氏が定義した分散化の三段階で「ステージ1」に達していないプロジェクトは「失敗」とみなすと述べた。
13:40
SWIFT、現実資産(RWA)トークン化分野で新たなソリューションを開発
SWIFTがトークン化資産と法定通貨の相互運用性を高めるソリューションを開発中。CBDCやステーブルコインも利用予定。
10:50
eToroがSECと和解 米国でビットコインなど3銘柄のみ提供へ
eToroがSECと和解し、2億円の罰金支払いに同意。米国顧客向け仮想通貨取引をビットコインなど3銘柄に限定へ。
09:50
ディーカレット、63億円超を資金調達
デジタル通貨DCJPYの事業基盤強化に向け、ディーカレットホールディングスは第三者割当増資で総額63億4,900万円の資金調達を実施したことを発表。今後の計画も説明した。
08:30
コインベース、仮想通貨ビットコインの代替資産「cbBTC」をローンチ
仮想通貨取引所大手コインベースは9月12日、8月に予告していたcbBTCトークンをイーサリアムとベースチェーン上で展開した。
07:45
米SEC、採用方針が法違反の可能性
米SECは、メンバーを採用するに政治的な考え方を考慮している疑いが持たれている。米議員3名がゲンスラー委員長に書簡を送り、情報提供を求めた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア