はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Googleトレンドで「仮想通貨の買い方」検索数が急増、トランプ大統領公式ミームコインが影響

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「TRUMP」コインが火付け役に

キーワードの検索需要でトピックの人気度を測るGoogleトレンドで、暗号資産(仮想通貨)関連の用語検索が最高スコアの100に達するものが相次いでいる。

「仮想通貨の買い方」をはじめ「ソラナを購入」などの検索だけでなく、「ミームコイン」「仮想通貨アプリ」などの検索も急増した。その背景には、トランプ大統領が就任前の18日にソラナ基盤の公式ミームコイン「OFFICIAL TRUMP」をローンチし、これまで仮想通貨に関わっていなかった層の興味を喚起したことがある。

さらに、TRUMPコインに続いてメラニア大統領夫人の公式ミームコイン「MELANIA」もローンチされ、大統領夫妻がそれぞれ発行したミームコインは大きな注目を集めることとなった。

TRUMPコインは発行時の価格は0.18ドルだったが、一時は70ドルを超えるなど価格が暴騰した。執筆時現在は、33ドル近辺で取引されている。

MELANIAコインは、一時13ドルを超えるなど価格が急騰したが、執筆時現在4ドル前後で取引されている。

両コインの価格は最高値からは下落したものの、TRUMPコインは時価総額67.5億ドル(約1兆円)、MELANIAコインの時価総額は6.1億ドル(947億円)と、発行から数日間で市場に大きな価値を創出したことになる。

米仮想通貨取引所コインベースは21日、TRUMPコインの新規上場を発表。バイナンスやOKX、ロビンフッドなどの主要取引所も相次いで現物取り扱いを開始した。

関連:トランプ政権、ミームコイン時代を加速か 専門家「2028年まで止まらない」

トランプ大統領の次の動きは

トランプ大統領は昨年、大統領選の活動中に「米国を仮想通貨とビットコインの世界的な首都にする」と発言。仮想通貨支持の姿勢を全面に打ち出し、いくつかの重要な公約を掲げ勝利した。

ブルームバーグは、トランプ大統領が仮想通貨を国家の優先事項とみなす大統領令を準備していると報じており、トランプ氏の今後の動きに注目が集まっている。

しかし、就任演説では、ビットコインの国家的戦略準備金や仮想通貨に言及することなく、「トランプ大統領のアメリカ・ファースト優先事項」文書においても、仮想通貨には触れられてはいない。

また、就任初日に署名された大統領令には、政府効率化局(D.O.G.E)の設立、気候変動対策「パリ協定」からの離脱、バイデン前政権時代の移民や環境政策に関する行政命令の撤回などが含まれていたが、仮想通貨関連のものはなかった。

このような就任初日のトランプ大統領の動きを受け、市場では失望売りが続き、ビットコインは就任前に達成した史上最高値から下落している。

ビットコイン準備金

仮想通貨の価格に最も直接的な影響を与えるのは、米国でビットコインが国家の戦略準備金として導入されることだろう。トランプ大統領は、選挙キャンペーン中に政策の一環として戦略的ビットコイン準備金に言及していることから、その実現に大きな期待が寄せられている。

ビットコイン政策研究所(BPI)は昨年12月、戦略的ビットコイン準備金に関する大統領令の草案をまとめ、公開した。大統領令の発布をはじめ、トランプ大統領が今後、ビットコイン準備金の設立に向け、どのような動きをするかに注目が集まる。

連邦議会では、すでにビットコインの戦略的準備金導入のための布石が打たれている。シンシア・ルミス上院議員は、米連邦準備銀行(FED)に戦略的準備金としてビットコインを保有することを義務づける法案「2024年ビットコイン法」を提出している。

州レベルでは、ワイオミング州とマサチューセッツ州で、戦略的なビットコイン準備金を構築する法案が提出された。また他にもオクラホマ州、ニューハンプシャー州、テキサス州、ペンシルベニア州、オハイオ州、ノースダコタ州などでも同様の法案が提出されている。

関連:米ワイオミング州とマサチューセッツ州、ビットコイン準備金法案を提出

SECの方針転換へ期待

仮想通貨業界にとっての着実な進展として、これまで仮想通貨業界に対し強硬な規制方針を貫いたゲーリー・ゲンスラー氏が証券取引委員会(SEC)の委員長を退任し、共和党委員のマーク・ウエダ氏が同委員会の委員長代理に指名された。ウエダ氏は、クリプトママと呼ばれるパース委員とともに、ゲンスラー前委員長の積極的な規則制定と法執行アプローチを批判してきた人物だ。

ロイター通信の報道によると、パース委員とウエダ代行が今週にも仮想通貨の関連政策の全面的な見直しに着手する見通しだという。

トランプ大統領は、元SEC委員で仮想通貨についても精通しているポール・アトキンス氏を正式なSEC委員長として指名する意向を示している。アトキンス氏主導の下、SECが仮想通貨に前向きな規制環境を作り上げていくことが期待されている。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
18:00
SBIホールディングス株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
SBIホールディングスが、2026年2月27日にザ・プリンスパークタワー東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX 2026」に共催企業として参画。通貨のデジタル化と社会実装をテーマに開催される。
15:46
予測市場カルシ、BNBチェーンでの入出金サポートを開始
CFTC規制下の予測市場カルシがBNBチェーンの入出金に対応。BSCユーザーはブリッジ不要で直接アクセス可能に。予測市場業界は2025年に急成長、取引高は400億ドル規模へ。
14:34
ソラナ財団、手数料代行サービス「Kora」を発表 SOL不要で取引可能に
ソラナ財団が12月23日に発表した「Kora」により、ユーザーはSOLを保有せずにUSDCなど任意のトークンで取引手数料を支払えるようになる。手数料代行の仕組みと応用例を解説。
13:15
仮想通貨ウォレット狙う情報窃盗マルウェア「Stealka」検出=Kaspersky
Kasperskyが仮想通貨ウォレットなどを狙う高度マルウェア「Stealka」を報告した。海賊版ソフトなどに偽装し100種類以上のブラウザやウォレットを標的に。被害を防ぐ対策も解説。
12:39
ビットコイン採掘者の降伏、価格底打ちのシグナルか=VanEck分析
資産運用会社VanEckは、ビットコインのハッシュレートが4%低下したことについて、価格底打ちを示唆する強気シグナルと分析。過去のデータでは180日後に77%の確率で価格上昇。ただし一部専門家は慎重な見方も。
12:16
ビットポイント、P2P.orgを含む3社連携 法人向けETH活用支援を強化
SBIグループのビットポイントジャパンが世界最大級のステーキング企業P2P.orgと連携。東証上場のDef consultingが進めるイーサリアムトレジャリー戦略を、グローバル基準の技術で支援する体制を構築した。
10:50
メタプラネットの臨時株主総会、5議案を全て承認
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットは、同日開催した臨時株主総会で5つの議案が全て承認されたことを発表。優先株式の定款変更や発行に対する承認が特に注目を集めている。
10:31
米最大取引所コインベース、予測市場事業強化へ新興企業を買収
米仮想通貨取引所最大手コインベースが予測市場スタートアップThe Clearing Companyを買収。2026年1月完了予定。予測市場は2030年までに1兆ドル規模に成長する見込みで、コインベースは「Everything Exchange」構想の実現を加速させる。
09:42
バイナンス、2023年和解後も疑わしい口座の約212億円移動を防げず=FT報道
英紙FTは、バイナンスが2023年和解後も疑惑口座による1.4億ドルの取引を防げなかったと報道。13の口座が2021年以降17億ドルを移動。テロ資金調達との関連も指摘される中、バイナンスは「当時制裁対象ではなかった」と反論している。
09:40
ネットスターズ、羽田空港でUSDC決済の実証実験を近日開始へ
決済ゲートウェイのネットスターズが羽田空港第3ターミナルでUSDCによる店舗決済の実証実験を開始へ。QRコードを活用し、インバウンド旅行客がウォレットから直接支払い可能。加盟店は円建てで精算される仕組み。
09:30
XRP建て利回り商品「earnXRP」がフレアでローンチ、4〜10%の利回り目指す
アップシフト、クリアスター、フレアがXRP建て利回りボールト「earnXRP」を立ち上げた。XRP保有者が複雑な戦略を運用することなく利回りを得られる商品で目標利回りは4%から10%となる。
08:12
トランプメディア、451BTC追加購入で保有額10億ドル突破
トランプメディアが新たに451BTCを取得し総保有額が10億ドルを超えたと報じられた。第3四半期は5z480万ドルの純損失を計上したが仮想通貨戦略を継続している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧