はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

LINEメッセンジャー基盤のDappポータルが世界同時リリース Kaiaブロックチェーン使用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Dappポータルを世界同時リリース

LINEヤフーのグループ会社で、Web3エコシステムの構築を目指すLINE NEXTは22日、LINEメッセンジャーを基盤としたDapp(分散型アプリ)ポータルのリリースを発表した。LINEのユーザー基盤を土台としてWeb3ユーザーを増やすことができるか注目される。

世界中のユーザーを対象とした同時リリースとなり、日本語、英語、韓国語、中国語、タイ語に対応。22日時点ではミニDappを32本提供しており、2025年内に1,000本以上提供することを目指している。

LINEアプリだけで、世界中のどこからでもプレイできるゲームが揃っている形だ。ユーザーは、LINEの公式アカウントや、LINEの公式Dappポータルから開始できる。

LINEを持っていない場合でも、Dappリンクのブリッジページから、好きなブラウザを選択してプレイできるようになる見込みだ。

出典:LINE NEXT

ユーザーは、LINE IDにリンクされたデジタルウォレットを簡単に作成し、Dappの提供するコインやポイント、NFT(非代替性トークン)などの報酬を受け取ることができる。トークンやNFTの取引も可能だ。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

LINE NEXTはLINEメッセンジャーのホームタブの中に、Dappポータルへの入口となるユーザー動線を追加する予定だとしている。2023年6月時点で、日本のLINE月間ユーザー数は9,500万人に達しており、潜在的に巨大なユーザーベースが存在していることになる。

LINE NEXTのコ・ヨンスCEOは、次のように述べた。

Web3サービスを普及させるためには、そのアクセスのしやすさと使いやすさが非常に重要です。

LINEメッセンジャーを基盤とするDapp Portal及びMini Dappは、アジアにおける最初の大規模なWeb3サービス提供事例となることを期待しています。

最初に提供される32本のDappの中には、以下のゲームも含まれる。

  • 人気漫画「キャプテン翼」を題材にした「Captain Tsubasa -RIVALS- on LINE」
  • 架空のカフェを経営するシミュレーション・パズルゲーム「Cattea」
  • 仮想通貨を利用しないユーザーにも適した、フィットネス習慣と報酬を融合させたヘルスケア&ウェルネスゲーム「Superz」

関連LINE NEXT、読んで稼ぐ「ReadON」と提携 コラボNFTを販売へ

ブロックチェーンには「Kaia」を採用

LINEのDappsポータルは、EVM(イーサリアム仮想マシン)をベースにしたブロックチェーン「Kaia」を基盤とするものだ。公式ドキュメントによると、Kaiaは高速L1チェーンでブロック生成・確認時間はわずか1秒とされている。

また、ガス代(ネットワーク手数料)が安く、イーサリアム(ETH)の約10分の1。EVMとの互換性があり、ソリディティで構築されたコントラクトをサポートする。

Kaiaの独自トークン「KAIA」は、LINEのミニDappポータルで基本通貨となっている。ユーザーは、KAIAが利用可能な仮想通貨取引所に送信することも可能だ。また、一部の国ではKAIAをクレジットカードで購入することができる。

関連Web2オンラインゲームとWeb3ゲームの大御所が語る、業界の課題点とイノベーションの展望|WebX2024

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06:25
米下院共和党が仮想通貨の「ディバンキング問題」を追及、チョークポイント2.0報告書を公開
下院金融サービス委員会の共和党議員が12月2日、バイデン前政権による仮想通貨業界への組織的な銀行サービス拒否を批判する53ページの報告書を公表した。ストライクCEOの口座閉鎖事例なども議論を呼んでいる。
05:55
ビットコイン8.5万ドル割れ、個人買い増しとクジラ失速が鮮明に=アナリスト指摘
ビットコインは12月1日深夜8.4万台まで続落した。大口保有者の購入鈍化と日銀の植田総裁によるタカ派発言が圧力となり、4億ドル以上の清算が発生。
12/01 月曜日
18:34
日経グループQUICK、ビットコイン指数の算出開始
QUICKは12月1日、円建てビットコイン指数の本格公表を開始した。試験運用から更新頻度を毎日に引き上げ、12月22日からはリアルタイム指数も提供する。暗号資産ETFなどでの利用を想定。
17:07
イーロン・マスク氏「エネルギーこそ真の通貨」、ビットコインは基づくと主張
テスラCEOのイーロン・マスク氏が「エネルギーこそ真の通貨」と主張し、ビットコインはエネルギーに基づいていると説明。一方、著名経済学者やピーター・シフ氏は「本質的価値がない」と批判を続けている。
17:01
政府・与党、暗号資産の分離課税導入を検討へ 調整開始─NHKなど報道
政府・与党が暗号資産投資の分離課税化を巡り調整に入ったとNHKが報道。現行は最大55%の総合課税で、制度見直し議論が年末の税制大綱へ進む見通し。
16:26
「チェーンリンク」の将来性は?トークン化市場に必須インフラ
チェーンリンク(LINK)の将来性を解説。2030年に16兆ドル規模が予測されるトークン化市場で、既存金融とブロックチェーンを接続するオラクルとして80%超のシェアを獲得。SWIFT・J.P.Morganとの提携事例も紹介。
16:00
スイ(SUI)のステーキングで高利率なのは?自分で行う方法と取引所比較
SUIのステーキング方法を徹底解説。取引所(年利最大4.28%)、ウォレット、リキッドステーキングの3つの運用方法を比較表付きで紹介。初心者向けのOKCoin Japanから、Slushウォレットでの自己管理、Haedalでの高度な運用まで、リスクと利回りを考慮した最適な選択をサポート。
15:55
ワールドコインの本人認証方法|マイナンバーカードでWLDを受け取る手順を解説
ワールドコイン(WLD)がマイナンバーカードでの本人確認に対応。World Appでの認証手順を画像付きで解説。所要時間約5分で完了し、Orb認証済みの方も追加のWLDを獲得可能。受け取ったWLDの現金化・運用方法も紹介。
15:43
ソニー銀行、米ステーブルコイン事業化に向けBastionと業務提携 子会社設立も視野に
ソニー銀行が米Bastionと業務提携し、米ドル建てステーブルコインの事業化を推進。日経報道によると2026年度の発行を計画し、ソニーグループの「経済圏」での決済活用を目指す。米国子会社設立とOCC銀行免許取得も視野に。
15:35
Ginco、Babylon Labsと提携「BTCFi 2.0」を推進
GincoがBabylon Labsと提携し、第三者への預託なしでBTCを活用できる「BTCFi 2.0」を日本で推進。業務用ウォレットGEWからBTCステーキングが可能に。
14:26
カザフスタン中銀、仮想通貨投資を計画 最大約470億円規模
カザフスタン国立銀行(中銀)のティムール・スレイメノフ総裁は、金・外貨準備ポートフォリオの一部として、仮想通貨へ最大3億ドルの投資を検討していると発表した。
11:47
テザー社CEO、S&PによるステーブルコインUSDT格下げに反論 余剰資本を強調
テザー社CEOがS&PによるステーブルコインUSDTのドルペッグ機能評価の格下げに反論した。余剰資本や米国債利回りを考慮していないと指摘している。
11:07
ヤーン・ファイナンスのyETH製品に攻撃、約4億5000万円相当が流出
イールド・ファイナンスのyETH製品が攻撃を受け、約4億5000万円相当のETHが流出。攻撃者は無限ミントの脆弱性を悪用し、約1,000ETHをTornado Cashに送金。V2・V3ボールトは影響を受けず、yETH保有者は安全に引き出し可能に。
09:15
中国人民銀行、仮想通貨取引の厳格取締を改めて要請、ステーブルコインも警戒対象
中国人民銀行が仮想通貨取引の取締強化を改めて各当局に要請した。仮想通貨関連活動の再活発化が背景にあるとみられ、ステーブルコインも警戒対象としている。
09:03
コインシェアーズ、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げ
欧州大手のコインシェアーズが、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げた。米国市場での大手運用会社への集中により、差別化や利益率確保が困難になるとの懸念を示し、ナスダック上場を控え、仮想通貨関連株式やアクティブ運用戦略など新商品の投入を計画している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧