はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

トランプ政権下で仮想通貨企業の銀行免許申請が増加 ロイター報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

規制緩和が背景

フィンテック企業や仮想通貨企業が、トランプ政権下で業界にとってより友好的と見なされる環境を活用し、事業拡大を目指して州または国家レベルの銀行免許取得を模索している。複数の業界幹部によると、顧客からの信頼獲得や事業拡大を目指す企業は、規制当局がこれまで承認に消極的だった免許取得の機会を見出している。ロイターが取材し18日に報道した内容である。

「関心が大幅に高まっている。現在、複数の申請に取り組んでいる」と法律事務所トラウトマン・ペッパー・ロッキの弁護士アレクサンドラ・スタインバーグ・バラージュ氏は述べた。「本格的に動き出しているかというと、まだそこまでではない。クライアントは慎重に楽観視しており、政権が銀行監督機関のトップを任命するのを待っている」という。また、潜在的な申請に取り組んでいる他の2つの情報源によると、銀行免許に関する議論と準備は大幅に増加しているが、実際にどれだけの企業が申請に踏み切るかはまだ不透明だ。

銀行になることで規制チェックは厳しくなるものの、特定の状況下では資本コストや事業運営コストを削減できる。また、免許取得は顧客の目に事業の正当性を与え、事業拡大や市場機会の増加を可能にする。さらに、預金を活用することで借入コストを削減できるという大きな利点もあると、現在3つの申請に取り組んでいるハントン・アンドリュース・カース法律事務所のカールトン・ゴス弁護士は指摘した。新規銀行の参入は業界の競争を促進し、特定の顧客層や地域にサービスを提供することになると、業界関係者やアナリストは意見している。

米国通貨監督庁(OCC)は今週月曜日、フィンテック企業「スマートビズ」がシカゴを拠点とするコミュニティバンク、セントラスト銀行の買収を承認し、国家銀行免許を付与したと発表した。これは2021年以来初のフィンテック企業への銀行免許承認であり、業界専門家はこの傾向が続くと予想している。

トランプ政権による金融業界・仮想通貨業界規制緩和の動きは既に始まっている。米国通貨監督庁は3月7日、連邦銀行システムにおいて幅広い仮想通貨関連業務が許可されることを再確認する規制緩和措置を発表した。同庁は解釈指針書1183号を公表し、仮想通貨資産の保管業務、特定のステーブルコイン関連活動、および分散型台帳などの独立ノード検証ネットワークへの参加が、国法銀行および連邦貯蓄金融機関に認められていることを正式に確認した。さらに注目すべき点として、この指針書はOCCの監督下にある金融機関が仮想通貨関連業務に従事する前に、監督当局からの「異議なし」通知を取得し、適切な管理体制を整備していることを証明する従来の要件を撤廃した。

特集:米国の仮想通貨「準備金」構想:トランプ政権・各州の注目点

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/18 金曜日
14:00
トランプ関税政策で揺らぐ米国マイニング産業──東南アジア製機器依存の代償と国内生産への転換
トランプ大統領の新たな関税政策で、東南アジア製マイニング機器に依存する米国のマイニング業界が危機感を募らせている。緊急対応策として、機器の輸入を急ぐ企業や海外拠点を模索する企業もあるが、米国内で製造することを選択する企業もある。
13:25
アジア初のXRP投資商品、リップル社が初期出資へ
仮想通貨運用会社HashKey Capitalが、アジア初のXRPパフォーマンス追跡型投資ファンドを発表。Rippleが初期出資を行い、機関投資家向けに直接保有せずXRPへのエクスポージャーを提供する新たな投資手段が誕生。
12:29
LINE NEXT CSO「キム・ウソク」氏が語るWeb3大衆化戦略とは
LINE NEXT CSOのキム・ウソク氏がWeb3の大衆化戦略を語る独占インタビュー。LINEの強みを活かし、ウォレット体験の改善、直感的なUI、メッセンジャーとの連携強化で1,000万人のユーザー獲得を目指す。Web2からWeb3への架け橋となる挑戦に注目。
12:04
重要局面のビットコイン85000ドル付近を維持、3月の関心指数は増加
ビットコイン価格が下降トレンドラインと200日移動平均線の狭間で重要局面を迎える中、「ビッグショート」のスティーブ・アイズマン氏はマクロ市場に警戒感を示す。Google検索データが示す個人投資家の関心回復も相まって、市場は混沌とした展開を見せている。
11:35
イーサリアム、クジラの大量売却が相次ぐ ETHの将来性と課題は?
仮想通貨イーサリアムのクジラが3年ぶりに活動を再開し7億円相当を売却した。フィデリティはイーサリアムの将来の可能性と課題を分析するレポートを発表している。
10:45
ソラナ基盤のRaydium、カスタマイズ性重視のミームコインローンチパッド「LaunchLab」をリリース
ソラナ上のDEX「Raydium」が新トークンローンチパッド「LaunchLab」をリリースした。カスタマイズ性の高さとコミュニティ還元機能を特徴としておりPump.funの競合となる。
09:45
リップル社買収先のHidden Road、米国でブローカーディーラーの認可取得
リップル社が買収する計画のHidden Roadは、完全子会社が米FINRAからブローカーディーラーの認可を取得したと発表。これからサービスと顧客基盤を拡大していく。
09:25
レイヤーゼロ、a16zから約80億円追加投資 価格10%高
価格10%ほど上昇もATHから67%減 大手ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitz(a16z)傘下の「a16zクリプト」は18日、クロスチェーンインフラLa…
07:50
国内ファッションブランド「ANAP」、ビットコイン約2億円分購入
日本のファッション企業ANAPホールディングスが約2億円相当のビットコイン購入を発表。「デジタルゴールド」としての価値に着目し、子会社ANAPライトニングキャピタルを通じた投資戦略の一環として実施した。
07:15
バイナンスCEO、複数国の仮想通貨準備金創設を支援中と明かす
バイナンスのCEOは、同社が複数の国に対して、ビットコインなどの仮想通貨準備金創設の助言を行なっていると明かした。また、デジタル資産の規制整備も支援していると話している。
06:35
ビットコイン価格安定の背景 機関投資家と企業の買い支え
仮想通貨ビットコイン価格の安定性要因についてブルームバーグのETF専門家が指摘。機関投資家の強いETF買い意欲と、マイクロストラテジーなどの超大口ホルダーの継続的な蓄積が下落相場を支えている。
06:10
ビットコイン、安全資産需要の波に乗れず 金ETFには約3兆円流入──JPモルガン分析
JPモルガンの最新レポートによると、マクロ経済の不確実性の中、金は安全資産として資金流入を集める一方、ビットコインはデジタルゴールドの役割を果たせていない。金ETFが第1四半期に3兆円弱の純流入を記録する中、ビットコインETFは3カ月連続の資金流出を記録。
05:40
トランプ大統領、パウエルFRB議長解任に初言及 「遅すぎる」利下げ判断を批判
トランプ大統領がSNSでパウエルFRB議長を「常に遅すぎて間違っている」と非難し、「解任は早ければ早いほど良い」と初めて明示的に解任に言及。欧州中銀が7回の利下げを実施する中、関税政策効果を活かした利下げを求める発言が再び市場に波紋。
04/17 木曜日
16:03
アークインベストのキャシー・ウッドCEO、トランプ関税を「ショック療法」と評価
アークインベストのキャシー・ウッドCEOがトランプ関税政策を"ショック療法"と評価。アート・ラッファー博士の最新論文に言及し、一見逆進的な増税が自由貿易への道筋となる可能性を示唆した。
15:39
カルビー、ブロックチェーン活用のIP管理「かるれっと」でWeb3展開を加速
カルビーがブロックチェーン技術を活用したIP管理プラットフォーム「かるれっと」を発表。DIDと生体認証を組み合わせた認証システムで契約の透明性を確保し、クリエイターとの協業を促進。過去2年間のNFTキャンペーンやWeb3ゲームとのコラボ経験を活かした新戦略で、食品メーカーによるWeb3活用の先進事例として注目される。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧