はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン急反発、トランプの手のひら返しに反応|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(4/24 AM8時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)は、トランプ米大統領がFRBパウエル議長の解任発言を撤回したことや、対中関税に対しても緩和姿勢を示したことが市場に好感され、米株価指数と連動するかたちで上昇した。

関連:ビットコイン9万ドル台回復、今年最大規模のショートスクイーズ発生

4月23〜24日相場状況

成行注文の売買動向をみると、今回の上昇は主にデリバティブ市場におけるショートカバー(売りポジションの買い戻し)によって引き起こされたものである(下画像青枠)。一方で、現物市場における買い圧力は限定的であり(下画像赤枠)、本格的な上昇トレンドへの転換には至っていない。

オプション市場においては、行使価格10万ドルの建玉が急増し、最大の建玉数となっている(下画像赤枠)。次に多いのは8万ドルの建玉であり(下画像青枠青枠)、両者は拮抗した水準にある。プットコールレシオ(PCR)は横ばいを維持しており(下画像黄矢印)、価格が上昇しているにもかかわらず、投資家心理には大きな変化が見られない。市場参加者の多くは、今後しばらくはビットコイン価格が10万ドルと8万ドルのレンジ内で推移すると予測していると考えられる。

現状分析(4/24日 AM8時)

現在のビットコイン市場は、米株式市場や為替市場といった外部要因の影響を強く受けやすい構造となっている。特に、トランプ大統領による政策発言や外交姿勢の急転が、市場動向を左右する最大の変動要因となっている。短期的なトレードを行ううえでは、こうした発言や政策変更をいち早く把握し、柔軟に対応する姿勢が求められる。

今後の重要な日程

  • 4/24日 G20財務省・中銀総裁会議
  • 4/25日 米消費者態度指数
  • 4/30日 米GDP速報
  • 関連:ビットコイン価格とM2マネーサプライの相関関係が明らかに、12万ドル到達の可能性も──複数アナリストが考察

    過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

    寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
    X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    05/16 金曜日
    11:58
    ビットコイン高値圏推移もアルトコインは上昇一服
    仮想通貨ビットコインは104,100ドルと高値圏で推移、アルト市場ではメイプルストーリー(NXPC)はバイナンス対応で一時高騰したほか、XRPは7,300万ドル相当の大口売りとリップル和解手続き却下で下落した。コインベースはサイバー攻撃で最大4億ドルの損失も被害者への返金を約束した。
    11:30
    ブラックロックの「BUIDL」、初めてDeFiと接続へ アバランチ利用で
    ブラックロックの米国債ファンド「BUIDL」がアバランチ上のプロトコル「Euler」に導入された。セキュリタイズは、機関投資家のDeFi参入を促進する一歩になったとしている。
    10:55
    加速する企業のビットコイン争奪戦、米上場のDDC社が5000BTC取得計画
    香港発DDCエンタープライズが5000ビットコイン取得計画を発表。テザーの4812BTC購入、アデンタックスの8000BTC購入のための交渉、ウクライナの国家準備金構想など、企業・国家レベルでビットコイン争奪戦が激化。
    10:15
    FTX、債権者に7300億円規模の二回目返済開始へ
    破綻した仮想通貨取引所FTXが5月30日から二回目の返済を開始する。米ドルで総額50億ドル規模が分配される予定だ。一部の債権者がこの資金で仮想通貨を買い戻す可能性も指摘される。
    10:00
    CoinMarketCap、独自ローンチパッド「CMC Launch」をリリース
    仮想通貨取引所バイナンス傘下のCoinMarketCapが、ローンチパッドCMC Launchをリリースした。最初のプロジェクトに採用された永久先物のDEXのAsterがエアドロップを行う予定。
    09:38
    大型BCゲーム『メイプルストーリーN』ローンチ、上場直後のNXPCに強い関心
    ネクソン系列のNexpace開発のBCゲーム「メイプルストーリーN」がリリースし、仮想通貨NXPCが高騰した。長い歴史を持つゲームIPの革新的なブロックチェーン展開に注目が集まる。
    08:05
    コインベース株価7%超下落、SECの利用者数調査や顧客情報流出問題を受け
    米SECはコインベースの株式上場時の利用者数誇張疑惑を調査中。加えて同社は顧客情報流出をSECに報告し、約1%の利用者が影響を受けた可能性があると発表した。
    07:35
    「BTCを買いストラテジーの株を売る」著名投資家が投資戦略明かす
    仮想通貨ビットコインをロングしストラテジーの株をショートしていると、著名空売り投資家ジム・チェイノス氏が明かした。自身のアービトラージ戦略について語っている。
    07:10
    米上場の中国系アパレル企業、1200億円相当のビットコイン・トランプコイン取得へ
    米国NASDAQ上場のアデンタックスグループが8000ビットコインとトランプコインを含む8億ドル相当の仮想通貨取得に向けた協議を進行中。株式発行による取得を検討し、バランスシート強化と仮想通貨業界のネットワーク構築を目指す。
    06:40
    アーサー・ヘイズ、米国債信頼低下で2028年までのビットコイン100万ドル到達を予測
    アーサー・ヘイズ氏が最新ブログで、米国債市場の信頼低下と海外資本の本国送還によりビットコインが2028年までに100万ドルに達すると予測。トランプ政権下での資本規制強化が仮想通貨市場を押し上げる要因になると分析した。
    06:05
    米ウィスコンシン州、460億円超のビットコインETFを全売却 香港企業は買い増し
    ウィスコンシン州投資委員会が3.2億ドル相当のブラックロックビットコインETFを完全売却する一方、香港のアベニアは第一四半期に340万株を追加購入し保有拡大。
    05:45
    イーサリアム、今後の価格動向を示唆する重要なホルダーコスト水準とは?
    BlitzzTradingの最新分析によると、過去一週間で高騰していた仮想通貨イーサリアムは現在重要な価格帯に到達。ETHホルダーの平均コストに関連した価格動向が明らかに。
    05/15 木曜日
    17:44
    リミックスポイントが決算発表、経常赤字5.4億円に 来期の暗号資産は強気シナリオ想定
    リミックスポイントが25年3月期の決算を発表。暗号資産(仮想通貨)評価損が影響し、5.4億円の経常赤字となった。一方、来期はビットコインETF資金流入やトランプ政権政策を背景に、業績の大幅回復を見込んだ。
    17:16
    NXPCとは|MapleStory N対応の仮想通貨を解説|買い方・将来性
    Nexon発のMapleStory Nで使用される仮想通貨「NXPC」の仕組みや買い方を初心者向けに解説。メイプルストーリーのWeb3版ゲームの経済システムからウォレット設定まで徹底ガイド。
    14:00
    「イーサリアムにおける重要な転機」BTCS社、ETH保有増やすために最大84億円調達へ
    ナスダック上場のBTCS Inc.が84億円規模の転換社債発行で仮想通貨イーサリアム購入戦略を強化。第一弾の調達ではバリデーターノード運用拡大とステーキング収益増加を目指す。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧