はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン9万ドル台回復、今年最大規模のショートスクイーズ発生

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+5.29%の1BTC=92,876ドルに。

BTC/USD日足

イーサリアム(ETH)やドージコイン(DOGE)など、時価総額上位の主要アルトコインも軒並み上昇した。

関連:ビットコイン87,400ドルに上昇、下降トレンドラインをブレイク

暗号資産(仮想通貨)先物市場では、昨今のトランプ関税ショックを巡るリスクオフ局面で積み上がっていたショートポジション5.17億ドル相当がロスカット(強制清算)された。これは(ショートの清算量としては)3月2日に次ぐ今年2番目の規模である。

ビットコイン(BTC)の最近の反発は、米株指数との相関性低下(デカップリング)および米ドル安を背景としているとの見方が広がっている。

ビットコインは従来、マクロ経済イベントによる株式市場の下落局面で高い連動性を示してきたが、最近はその相関が弱まりつつある。専門家からは「米中貿易摩擦の影響で、金(ゴールド)とともに中国資金の避難先として機能している」との分析も出ている。

トランプ大統領がパウエルFRB議長に対し景気下支えのための利下げを強く求めたうえ、パウエル議長の解任検討報道が流れたことで、中央銀行の独立性への懸念から株式市場や米ドルは売り圧力が強まった。

これに対しトランプ大統領は記者団に「解任の意図はない」と否定に追われる展開となった。また、同大統領が中国との貿易摩擦において強硬姿勢を取らない方針を示したこともあり、先物相場は上昇。ベセント財務長官による「米中関税対立は持続不可能であり、緩和が期待できる」との発言も市場心理の改善に寄与している。

機関投資家の動向

ビットコインETFの資金フローが4月中旬の急激な流出から回復の兆しを見せている。

4月15日に7,640万ドルの純流入を記録したビットコイン現物ETFは、翌16日には一転して1億7,110万ドルの大幅な資金流出に見舞われた。

しかし、その翌日17日には1億690万ドルの資金が再び流入。イースター休暇明けの取引が再開した21日には、3億8,130万ドルという大規模な資金流入を記録し、4営業日合計で3億9,500万ドルという高水準に達した。

ビットコイン価格も資金流入と連動する形で上昇。週半ばは84,000ドル前後の狭いレンジ内での推移が続いていたが、21日には87,506ドルまで急伸した。

市場心理を支えた要因としては、暗号資産(仮想通貨)に好意的とされるアトキンス米SEC委員長が新たに就任する中、72件の仮想通貨関連ETF申請を審査中と発表したことや、パウエルFRB議長を巡るトランプ政権の発言、ドル安などが挙げられる。

関連:「仮想通貨の規制整備が最優先課題」SEC新委員長アトキンス氏が就任宣誓で明言

関連:仮想通貨取引所ランキング|プロ厳選の実績と評判で徹底比較

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07:00
NYSE上場のクリーンコア、1億ドージコインを追加取得し総保有量6億DOGEを突破
NYSE American上場企業のクリーンコアソリューションズが16日に1億枚のドージコインを追加取得し、公式ドージコイン・トレジャリーの総保有量が6億枚を超えたと発表した。
06:25
米国でXRPとドージコインETFが今週上場予定か、専門家の見解は
米国でXRPとドージコインのETFが今週木曜日に上場予定と報じられた。1940年投資会社法を活用した新しい仕組みで、ケイマン諸島子会社を通じた投資構造を採用。
05:55
トム・リー予測、FRB利下げでビットコインとイーサリアムが3ヶ月以内に大幅上昇か
ETHトレジャリー企業ビットマインの会長でもあるトム・リー氏がCNBCで、FRBの利下げによりビットコインとイーサリアムが今後3ヶ月で大幅な上昇を見せる可能性があると予測した背景と根拠を詳しく解説。
05:30
グーグル、AI決済でステーブルコイン対応
グーグルが16日に発表した新しいAI決済プロトコルは、ステーブルコイン対応を含む機能でAIエージェント間の自動決済を可能にする。
09/16 火曜日
19:12
Pudgy Penguins CEO、ミームコイン関連イベントでPENGUの日本戦略発表
暗号資産取引所MEXCのベンチャー部門であるMEXC Venturesは7日、「From Doge to Pengu: The Evolution of Memes」を開催した…
18:00
Superteam Japan代表が語るソラナエコシステムの日本展開戦略|独占インタビュー
ソラナエコシステムの日本展開を牽引するSuperteam Japanが、設立から1年3か月で世界トップクラスの実績を達成。コミュニティGDPで世界1位、ビジネスコンペ「Brea…
17:00
米SECアトキンス委員長、仮想通貨企業に訴訟前に「違反通知」を追加へ=報道
米SECアトキンス委員長が仮想通貨企業などへの執行措置前に警告段階を設ける方針を表明した。ゲンスラー前委員長の方針から転換し、トークンの多くは証券ではないとも改めて述べる。
15:20
Pudgy Penguins、日本で大型イベント開催|MEXC Venturesとの連携で世界展開を加速
人気NFTプロジェクトPudgy Penguins、東京でWebX2025イベント開催。MEXC Venturesと連携し、日本展開でグローバル戦略を加速。2027年IPO実現目指す。
14:50
MiCAの監督格差問題 仏・墺・伊が共同でEUの規制強化を要請
フランス、オーストリア、イタリアの規制当局がMiCA施行後の各国による監督格差を問題視し、EUの仮想通貨規制の強化を求める共同声明を発表した。EUパスポート制度の課題と3カ国の規制当局による4つの改善提案を解説する。
11:36
FOMC控え様子見基調の仮想通貨相場、デリバティブ市場は強気傾向
明日のFOMC会合を控え、市場の95.9%が25bp利下げを織り込む中、ビットコインは115,206ドルで小幅上昇。デリバティブ市場ではコール優勢の展開が続き、ETF流入も好調。利下げサイクル開始への期待が暗号資産(仮想通貨)市場の追い風となるか注目が集まる。
10:56
ロビンフッドが非上場企業投資ファンド「RVI」を計画 個人投資家の参加機会拡大へ
仮想通貨・株式取引のロビンフッドが米国で未上場企業への投資機会を個人投資家に提供するファンドの設立を計画している。SECに登録届出書を提出し、NYSE上場を目指している。
10:30
クレディセゾンのベンチャー部門、70億円超のWeb3ファンドをローンチ
クレディセゾンのベンチャー部門は、ブロックチェーンのスタートアップ対象のファンドOnigiri Capitalのローンチを発表した。トークン化RWAのソリューションを開発する企業に投資する。
10:12
コインベース支援のL2「Base」、独自トークンの発行検討を開始
仮想通貨取引所コインベース支援のL2「Base」は、ネットワークトークンの発行検討を開始。これまではガス代にイーサリアムを使用し、独自トークンの発行予定はないとしてきた。
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧