WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金融庁、「仮想通貨を利用した出資」も金商法の規制対象に|産経新聞が報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融庁が仮想通貨の出資も規制
金融庁が、金融商品を手がける事業者が、仮想通貨で出資金を募った場合も、金融商品取引法(金商法)の規制対象とする方針を固めた。産経新聞が8日報じた事で明らかになった。

金融庁が仮想通貨の出資も規制

金融庁が、金融商品を手がける事業者が、仮想通貨で出資金を募った場合も、金融商品取引法(金商法)の規制対象とする方針を固めた。 産経新聞が8日報じた事で明らかになった。

集団投資スキーム持分に関して記述される金融商品取引法2条2項5号に該当する集団スキームへの対応と見られ、仮想通貨が抜け穴になっていた部分に対応、行政解釈を明確化する狙いがあると見られている。

日本において、ICOを利用した資金調達は厳しい状況になることが考えられるが、これまで横行していた詐欺などを含む集団スキームへの規制がより明確になることで、日本人投資家の保護につながりそうだ。

集団スキームに係る規定では、投資家から出資金を募る投資事業を行なっていた場合、一般的な匿名組合出資の持分はみなし有価証券(法2条2項5号)となり、有価証券の扱いになる。

よって金商法下での規制に該当するが、これまで明確に仮想通貨での出資が抜けていたため、金商法違反(無登録営業)、または参入規制(業法上の登録等)に違反する、仮想通貨を利用した出資金を募る事例が報告されていた。

これまでも金融庁は2017年10月に企業向けの注意喚起として「仮想通貨を利用した資金調達も、資金決済法や金融商品取引法等の規制対象になる」と指摘していた。

なお、クラウドファンディングに類似した制度として、ICO(Initial Coin Offering)に関する注意喚起も当時行なっており、同様に規制の対象となる公式の見解を示している。

金融庁の仮想通貨規制に対する金商法検討の動き

仮想通貨に関する金商法適応の声が大きくなったのは、金融庁にて11月26日、仮想通貨関連業界の有識者が一同に介し、国内の仮想通貨規制に関する第10回目となる討議だ。

11月26日の研究会では、仮想通貨の相場操縦や風説の流布などといった不正行為やICO規制について、金商法をベースとした規制適用も視野に入れるなど、より踏み込んだ討議が行われている。

特に詐欺的事案が多発していたICOに関して、「(株式など)有価証券としての開示規制を目指すべき」との意見が委員から相次ぎ、「発行者が存在しない仮想通貨、発行者が存在する仮想通貨」は「資金決済法」で対応。「発行者が存在し、将来的に事業収益等を分配する債務を負っているもの」については、配当を出す投資と見なされる物に関しては、有価証券同様、「金融商品取引法」に基づく登録制の導入を検討を行うと発表された。

合わせて、投資性を有するICOが、仮想通貨購入される場合について、「金融商品取引法上の集団投資スキーム持分として規制対象となる」としており、金融商品の一種だと区分することで、「金融商品取引法(金商法)」をベースにした規制案の策定を進める方針である旨が記載された資料も公開している。

そのほか、新通貨上場などのインサイダー取引や仕手グループによる相場操縦行為、風情の流布などが取り沙汰されており、 現行の「資金決済法」では規制できない事から、「金融商品取引法(金商法)」での規制が必要とされてきた経緯がある。

出典:金融庁参考資料

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

ICOなどの仮想通貨規制に対し、「金商法」ベースに検討|金融庁 第10回 仮想通貨研究会
仮想通貨規制に関する第10回討議では、配当を出すICOなどに関して金融商品として扱い、有価証券同様「金融商品取引法」に基づく登録制の導入や、プロの適格投資家に対象を限定する案を検討した。
金融庁、仮想通貨ICOを分類した上「金商法」の開示規制を適用へ
報告書案では、ICOの性質に応じた規制の必要性に関して明記。利用者保護の観点から、一般投資家への勧誘行為を制限する。仮想通貨デリバティブの上場については、「積極的な社会的意義を見出しがたく、現時点では認められない」とした。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/14 火曜日
21:55
テスタ × 渡辺創太 デジタル金融、ぶっちゃけ投資はどう変わる?|WebX2026
WebX 2026のデジタル金融対談を詳報。テスタ氏はビットコインを有事のヘッジと位置づけ、渡辺創太氏は株式トークン化の本命は2029年と予測。金商法移行とパーペチュアル合法化が市場に何をもたらすかを読む。
15:59
トークン化MMF・RWA、兆円市場への本格シナリオ|WebX2026
ブラックロック・フランクリン・テンプルトン・Securitize Japanが登壇。トークン化MMFの3つのユースケース、DeFiとの連携条件、トークン化株式の可能性、そして「2033年に3,000兆円市場」へ日本がどう挑むかを徹底討論。WebX 2026レポート。
15:10
ドップラーとSBIデジタルファイナンスが提携、XRP金融インフラを整備
ドップラーファイナンスとSBIデジタルファイナンスが機関投資家向けXRP金融インフラの整備に向けた戦略提携を発表。XRPおよびトークン化資産を活用した機関向けソリューション開発と日本市場でのトークン化金融インフラ普及を共同で進める。
13:55
ロビンフッドチェーン、初週でDEX取引量5000億円突破 ミームコインが牽引
ロビンフッドが1日にローンチした独自L2「ロビンフッドチェーン」が、稼働初週でDEX取引量31億ドル超を記録し、ソラナ・BNBチェーンに次ぐトップ5入りが判明した。一方、実際の取引を牽引したのは同社が注力するRWAではなくミームコイン市場だった。
13:12
暗号資産ETF解禁へ、金商法改正の意義と課題|WebX2026
金商法改正で暗号資産が投資商品として法認知される。WebX 2026で木原誠二議員・河合健弁護士・保木健次氏が議論したETF解禁・申告分離課税20%・責任準備金・レバレッジ規制緩和の論点をレポート。
11:35
米ニューハンプシャー州知事「ブロックチェーン基本法」に署名、仮想通貨の権利を保護
米ニューハンプシャー州でブロックチェーン基本法が成立。仮想通貨の自己保管や決済利用、マイニング、ステーキングなどを法的に保護し専門の裁判部門も設置する。
11:00
中国の幹部検察官ら、匿名仮想通貨やミキサーの利用をマネロンの推定根拠にすべきと提案
中国の最高人民検察院のウェブサイトに、仮想通貨を利用したマネーロンダリングの規制に関する提案が掲載された。現時点では法的拘束力はないが、中国の最高検察機関が掲載した内容であるため関心を集めている。
10:41
インフキュリオンとDCP、DCJPYの決済基盤連携で基本合意
インフキュリオンとDCPが、トークン化預金DCJPYを軸とした決済基盤の社会実装に向け基本合意書を締結。AIエージェントが自律的に決済を行う時代を見据え、カード決済・給付金・目的別貯金の3領域でユースケース検討を始める。
10:13
100億円から1兆円規模へ、JPYC・JPYSC両代表が語る円ステーブルコインの事業戦略
現在130億円規模にとどまる円ステーブルコイン市場。WebX 2026でJPYC・SBI VCトレード・Startale Group 3社が語った1兆円シナリオ、規制緩和の課題、機関投資家向け展開の全容をレポートする。
09:20
トランプ大統領、クラリティー法の可決を上院に要請
米トランプ大統領は急逝したグラム議員を追悼しつつ、仮想通貨市場構造法案(クラリティー法)の審議推進を上院に要請した。法案では倫理条項をめぐり与野党の対立が続いている。
09:02
次世代決済の分岐点、サークル・JPモルガン・ソラナ責任者が対談|WebX2026
ステーブルコインかトークン化デポジットか、サークル・JPモルガンキネクシス・ソラナ財団が「競合ではなく用途別の共存」と言う答えを示した。アジアでのUSDC実装事例から、エージェンティックコマースという次の波まで、WebX2026の議論をレポートする。
08:00
アジアは仮想通貨大国になれるのか?政策・信頼・流動性の三本柱を問う|WebX2026
台湾新法・信頼の設計・流動性のオンショア化——アジアが仮想通貨大国になるための三本柱を、立法委員葛如鈞氏、ジーエスアールCJ氏、バックパックのカン・サン氏が議論した。
08:00
米クラリティー法、上院審議再開で4週間の最終局面へ
米上院が会期を再開し、クラリティー法の採決に約4週間の審議期間が残された。グラム議員の死去とマコーネル議員の欠席で共和党の余裕は事実上ゼロとなり、倫理条項の決着と民主党票の獲得が法案の成否を握る。
07:45
JCB、USDCの訪日客向け決済を検証へ
JCBは、サークルの関連企業と協業することで合意。訪日客向けに都内の1店舗で米ドルステーブルコインUSDCの決済の検証を開始し、他の加盟店への拡大を検討する。
07:22
JPYSCが描く信託型円ステーブルコインの未来|WebX2026
WebX2026 セッションレポート JPYSCが描く信託型円ステーブルコインの未来 渡辺創太 × 近藤智彦 Startale Group CEOの渡辺創太氏と、SBI VCト…
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧