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メタマスク、最大1万ドルの損失を補償する「トランザクション・シールド」開始 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「トランザクション・シールド」提供開始

イーサリアム(ETH)など複数ブロックチェーンに対応する暗号資産(仮想通貨)ウォレット「メタマスク」は2日、対象となる取引による損失を補償する有料サービス「トランザクション・シールド」を開始した。

月額9.99ドル、または年額99ドルであり、月間最大100件の対象トランザクション(取引)について、月額最大1万ドル(約155万円)までの損失を補償する。

メタマスクは、すべてのユーザーに対して、トランザクションが安全でないと判断された場合に警告が表示される機能を提供しているところだ。コントラクトの安全などをチェックし、悪意のあるドメインや新たな脅威をリアルタイムで特定し、ブロックしている。

「トランザクション・シールド」の主な機能「トランザクション・プロテクション」は、このセキュリティ機能により安全と判断されたトランザクションにおける損失を最大1万ドルまで補償する格好だ。

現在メタマスクのエクステンションで利用可能であり、モバイル対応は近日中に開始される見込みである。イーサリアム、Linea、アービトラム、アバランチ、オプティミズム、ベース、ポリゴン、BSC、セイなど幅広いネットワークでの取引が対象となる。

関連:メタマスク、報酬プログラムのシーズン1を開始 計46億円相当のLINEAを配布へ

対象となる取引は、ユニスワップなどの認証済みアプリでのトークンスワップ、またはAaveやLidoなどのプロトコルでのレンディング・流動性インタラクション、OpenSeaやRaribleなどの信頼できるマーケットプレイスでのNFT(非代替性トークン)の鋳造と販売、認証済みスマートコントラクトからのエアドロップの請求だ。

エアドロップとは

仮想通貨(トークン)を無料配布すること。認知度向上キャンペーン的な性質を持つ。ブロックチェーンがハードフォークして、新しい仮想通貨が生まれた場合にもエアドロップを行う場合がある。

また、以下の取引は対象外となる。

  • ウォレットの侵害:フィッシング、マルウェア、シークレットリカバリフレーズの漏洩や不適切な秘密鍵の保管による損失。
  • 投機的損失および経済的損失:トークンの価値下落や流動性の低い状態での取引などによる損失。
  • プロトコルの不正侵入:メタマスクが管理しないDeFiプロトコルやスマートコントラクトのハッキングまたは脆弱性によって生じた損失。

損失を請求する場合は、損失発生後21日以内に取引の詳細を送信。承認されると、請求フォームに記載されたウォレットアドレスにドル建てステーブルコインにより返金される。ほとんどの請求は15営業日以内に処理される見込みだ。

今回の新たなサービスは、メタマスクにとっては継続的な収益源を生み出すことになる。また損失補償により、個人投資家に安心感をもたらして参加のハードルを下げることも期待される。

10月末には、メタマスクの開発企業コンセンシス(Consensys)がIPO(新規株式公開)の可能性に向けて、JPモルガンとゴールドマン・サックスをアドバイザーに起用したと伝えられた。IPOは早ければ2026年に実施される可能性があるとされている。

関連:メタマスク開発企業のコンセンシスがIPO検討か JPモルガンらをアドバイザーに起用=報道

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