WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ストラテジー、STRC単日発行で推定1420BTCを取得か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • STRC出来高3億ドルで上場来最大
  • 時間外売出解禁で調達加速へ

ATM規則変更で時間外調達も可能に

ストラテジーのダッシュボードデータおよびSECへの8-K届出によると、変動金利永久優先株STRC(ストレッチ)が3月10日、2025年7月の上場以来最大となる約3億ドルの単日出来高を記録した。30日平均の1億2,400万ドルと比較して約2.4倍の水準で、STRC.liveの推計によると同日の売出益で推定1,420BTCを取得したとされる。

推計はATM(随時市場売出)の手法に基づくもので、額面100ドルを超えた出来高の40%を実際の発行分と仮定し、2.5%のブローカー手数料を控除してBTC取得量を算出している。あくまで推計値であり確定値ではない点に留意が必要だ。

STRCとは、ストラテジーが2025年7月に上場させた変動金利の永久優先株で、毎月現金で配当を支払う仕組みだ。株価が額面100ドル付近で安定するよう配当率を毎月調整する設計で、3月の年率配当は11.5%に設定されている。

同社はSTRCをストライク(STRK)、ストライフ(STRF)、ストライド(STRD)に続く4番目の優先株と位置づけ、ビットコイン購入のための多層的な資金調達構造の一翼を担わせている。

関連:ストラテジー、新優先株『STRC』でビットコイン投資拡大へ 専門家の見解は?

今回の動きは先週の大量購入に続くものだ。ストラテジーは3月2日から8日にかけて、STRCの売出で3億7,700万ドル、普通株(MSTR)売出で約9億ドルを実際に調達し、合計12.8億ドルで17,994BTCを平均70,946ドルで取得した。STRCが全購入資金の約30%を担っており、同商品がBTC積み増しの主要エンジンとして定着しつつある実態が浮かび上がる。

関連:米ストラテジー、約1.8万BTCのビットコインを追加購入し総保有量74万BTCへと接近

同日ストラテジーはATMプログラムの規則を変更し、1取引日あたりの売出代理人制限を撤廃した。米市場の開場前と引け後にも複数の代理人がSTRCを売り出せる体制となり、資金調達の機動性が一段と高まっている。

一方、これまでの累計取得費用は約560億ドル、平均取得単価は約75,800ドルに達しており、現在の市場価格はそれを下回る水準だ。巨額の含み損を抱えた状況でも優先株発行による調達を継続する同社の戦略に対し、市場では持続可能性を問う声も出ている。

一方で、時間外売出の解禁でSTRCの週次調達ペースがさらに拡大する可能性が高く、74万BTCの大台が視野に入る。BTC価格が平均取得単価75,800ドルをいつ回復できるか、そして拡大する優先株の配当負担に対する市場の評価も今後の注視点となる。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/12 土曜日
08:25
仮想通貨スカイ価格5倍予想、オフチェーン中央銀行的存在=スタンダードチャータード
米銀行大手スタンダードチャータードがスカイ(旧メイカーダオ)の評価カバレッジを開始し、SKYトークンが2028年末までに現在の5倍の0.325ドルに達すると予想。融資枠拡大が投資家還元を左右する。
06:50
米8月CPI、コア指数が予想上振れ|ビットコインは急伸後反落
米労働省が発表した8月の消費者物価指数はコア指数が市場予想を上回り、FRBの利上げ観測を強めた。仮想通貨ビットコインとイーサリアムは発表後に上昇したものの上値を伸ばしきれず反落した。
06:15
クラリティー法案不成立でも規制明確化へ、コインベースCEOが見方示す
コインベースのアームストロングCEOは、クラリティー法案が不成立でも米規制当局による明確化は確実に進むとの見方を示した。
05:55
メタプラネット、株主意見を踏まえ第10回の潜在株式を41%削減
メタプラネットは第10回新株予約権の対象株式数を696株から410株に変更し、潜在株式数を41.1%削減すると発表した。新株予約権価値約2億2000万米ドルが消失し、完全希薄化後1株当たりビットコインは8.8%増加する。
05:00
メタプラネットが香港子会社設立へ、ビットコイン資産運用体制を強化
日本のビットコイン保有大手メタプラネットは香港に資産運用子会社を設立すると発表した。ビットコイン関連の資産運用機能をアジア地域に拡大し、米国子会社と連携した運用体制を構築する方針だ。
09/11 金曜日
17:32
ビットコイン市場が弱含み、変わらねば調整局面も=アナリスト
アナリストのダークフォスト氏が9月11日、ビットコインの需給動向を分析。現物・先物需要は減速し、機関投資家の指標も悪化。ビットコインETFは2カ月ぶりの大幅流出となり、早期に改善しなければ調整局面もあり得ると指摘した。
16:40
金融庁、4〜6月期の投資商品・暗号資産など詐欺勧誘1961件相談 8割超被害
金融庁が2026年4〜6月期の相談受付状況を公表。投資商品・暗号資産(仮想通貨)等の詐欺的投資勧誘の相談は1,961件、うち1,616件(8割超)で被害発生。暗号資産等の相談は1,374件で前期比92件減。
16:14
ブロックストリーム、リキッド攻撃者への身代金拒否を表明
ブロックストリームが公式X声明で、リキッドネットワークから窃取された約4,000BTCのビットコインについて、攻撃者側への身代金支払いを明確に拒否すると表明。法執行機関や取引所と連携した追跡・法的措置の継続方針を示した。
15:10
イーサリアム、Glamsterdamのテスト実装日を暫定決定
イーサリアム開発者は9月3日、次期アップグレード「Glamsterdam」を10月6日にSepoliaで暫定実装すると決定。テストネットは未完成のまま日程を設定し、バグも見つかっており本番適用の時期は流動的だ。
13:45
イーサリアム、耐量子プライバシー取引のコスト99%超削減案|ヴィタリックが解説
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、耐量子署名・プライバシー取引のガス代を大幅削減する新提案「EIP-8288」を紹介した。次期アップグレード「I-star」での採用を視野に、コストを数万ガス規模まで抑える仕組みを解説した。
13:25
欧州金融団体ら、トークン化資産の上限撤廃を要求 拡大続く市場に規制が足かせ
ナスダックなど欧州26団体が、EUの分散型台帳技術パイロット規制におけるトークン化資産の時価総額上限撤廃、または引き上げを求める書簡を提出した。
11:33
英国上院、仮想通貨戦略の策定義務化案を可決 規制競争で欧米に対抗
英国上院は9月9日、仮想通貨・ステーブルコイン・トークン化証券を含むデジタル資産戦略の策定を財務省に義務付ける修正案88を194対138で可決した。EU・米国で規制整備が先行する中、法案は労働党の反対を押し切り英下院での審議に移る。
11:00
マネーグラム、ステーブルコインカードをローンチ
マネーグラムは、ステーブルコインを使用できるマネーグラムカードをローンチ。仮想通貨ステラのブロックチェーンを採用しており、コロンビアから段階的に提供を広げる。
09:59
ステーブルコイン、しきい値上昇で銘柄数が急減=アークインベスト
ステーブルコインは規模が大きいほど生存者が絞られるネットワーク効果が働く。アークインベストのヴァレンテ氏によると、1000億ドル級はテザーとサークルの2社体制に向かう可能性がある。各階層の推移を整理した。
09:45
リップル社、企業財務AI「Gスマート」を機能拡張 人間によるガバナンスなどを強化
リップル社が財務管理プラットフォーム「リップル・トレジャリー」組み込みのAI「Gスマート」を拡張した。予測・リスク管理などの領域で企業ポリシーに基づく機能を追加している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧