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米ニューハンプシャー州、世界初のビットコイン担保付き地方債がムーディーズ格付けを取得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 発行規模1億ドル、州の公金リスクなし
  • 仮想通貨と債券市場の歴史的融合が実現へ

Ba2の仮格付けを取得

ブルームバーグが3月31日に報じたところによると、米ニューハンプシャー州ビジネス・ファイナンス・オーソリティ(BFA)が計画する世界初のビットコイン(BTC)担保付き地方債が、格付け機関ムーディーズからBa2(投資適格の2段階下)の仮格付けを取得した。発行規模は最大1億ドル(約150億円)となる。

ムーディーズはビットコインの歴史的な価格変動率と市場流動性を踏まえ、アドバンスレート(担保の何割まで貸せるかを示す比率)72.06%・2日間のエクスポージャー期間を採用した分析に基づきBa2を算出。適用手法は同社が2025年5月に公表した「時価評価型担保付きローン債務(CLO)」方法論だ。

関連:全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認

また、ビットコインネットワークが歴史的に大規模な障害なく稼働し続けてきた点を肯定的に評価した一方、清算の実行可能性がネットワーク機能と市場インフラの継続稼働に依存する点をリスクとして明記した。

担保構造については、初期カバレッジ(発行時に必要な担保の最低積立量)1.60倍・LTV(担保比率)トリガー1.40倍を設定。担保価値がトリガーを下回った場合は強制全額償還が発動される。ビットコインはBitGo Bank&Trust が分別管理ウォレットで保管し、清算エージェントのBitGo Primeが売却処理を担う。州の公金・税収は一切関与しない。

ムーディーズは格付け変動要因として、担保パフォーマンスの変化、発行体による契約遵守状況、ストレス下での清算メカニズムの機能性の3点を挙げた。なお、ビットコインは2025年10月の高値約12万6,000ドルから現在まで約50%下落しており、担保価値の変動リスクが引き続き課題となる。

現時点で発行日程は未定。ムーディーズは近日中にプレセールレポートを公開する予定としている。

関連:ビットコイン(BTC)とは?|仕組み・歴史・半減期・将来性完全ガイド【2026年】

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