WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ロシア、対外貿易での仮想通貨決済を正式解禁 7月1日施行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 制裁下の対外取引に限定、国内決済は依然ルーブル専用
  • デジタルルーブルも9月普及へ、主要12行が接続完了

仮想通貨決済解禁

ロシアで1日、輸出入企業がビットコインおよびステーブルコインを対外貿易決済に使用することを正式に認める法的枠組みが施行された。財務省とロシア中央銀行が調整にあたった同制度は、2024年から続いていたパイロット運用を正式な法制度へと移行させたものだ。

新たな枠組みのもとで仮想通貨取引を取り扱えるのは、中央銀行が認可した8つのプラットフォームに限定される。10万ルーブル(約20万円)を超える取引は、中央銀行とロシアのマネーロンダリング対策機関への報告が義務付けられ、国内決済には引き続き使用できない構造になっている。

今回の制度化は、2022年の対ロシア制裁でSWIFTへのアクセスを遮断された後、制裁回避の手段として仮想通貨決済を活用してきた経緯の延長線上にある。

2024年に始まったパイロット運用では、エネルギー・金属・穀物の取引を中心に、国内で採掘されたビットコインをアジアの買い手との決済に用いてきた。2025年には仮想通貨を介した対外貿易の規模が約1兆ルーブルに達したと報告されており、中国・トルコ・インドとの取引がその中心を占めたという。

現在グレーゾーンのプラットフォームを通じて取引している企業は8つの認可取引所への移行が求められ、2027年中頃からは違法な仮想通貨仲介業者への罰則がさらに強化される予定だ。

背景記事:EU、ロシア関連仮想通貨取引の全面禁止 デジタルルーブルも制裁対象に

EUはロシアへの第20次制裁パッケージを採択し、ロシア系仮想通貨サービスへの全面禁止とデジタルルーブル・RUBxの制裁指定を実施する。第三国VASPや制裁回避インフラも標的とされている。

デジタルルーブル普及へ

仮想通貨の貿易決済制度化と並行して、ロシア中央銀行はもう一つの決済インフラの整備を進めている。ロシア中央銀行総裁は今週、中央銀行金融カンファレンスでのブリーフィングで「デジタルルーブルの広範な普及に向けた準備はすべて整っている」と発表したと報じられた。

9月1日を期限に、システム上重要な銀行12行と年間売上が1億2,000万ルーブルを超える大手小売業者がデジタルルーブルの受け入れを義務付けられる。ただ、中央銀行の支払いシステム部門は1〜2行が期限に間に合わない可能性を認め、2026年末までの猶予を与える方針を示している。

一方、ロシア政府系調査機関の調査では、多くのロシア国民がデジタルルーブルを「難解な抽象的概念」と受け止めており、給与全額をデジタルルーブルで受け取る意向を示した回答者は経済活動人口の約10%にとどまっていることが明らかになった。同総裁は「デジタルルーブルが市民にも企業にも真に必要とされ、利便性の高いものになることを望んでいる」と述べたという。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/17 月曜日
16:24
米消費者信頼感が最低水準、ビットコインは資金流入蚊帳の外=グラスノード
オンチェーン分析のグラスノードは17日、米消費者信頼感が過去最低水準に落ち込む一方で株式市場が最高値を更新していると指摘した。資金は株式・AI関連銘柄・コモディティへ向かい、ビットコイン(BTC)はこの流れの外に置かれているという。
15:08
イスラエル最大の規制下仮想通貨ブローカー「Bits of Gold」で顧客情報流出の可能性 
イスラエル最大手の仮想通貨ブローカーBits of Goldで、外部委託システムへの不正アクセスにより顧客の氏名・連絡先・本人確認情報などが流出した恐れがある。資金や仮想通貨、秘密鍵への影響はないが、漏洩したデータを利用したフィッシング詐欺などへの注意を呼びかけている。
12:52
ハーバード大学、ビットコインETF「IBIT」の売却停止 チューダー氏ファンドは増加
2026年4~6月期の開示で、ハーバード大学基金がビットコイン現物ETF売却を停止したことが判明。UAE政府系ファンドやポール・チューダー・ジョーンズ氏のファンドの動向も解説する。
11:13
SafePal、注文追跡プラグインに不正アクセス 約4万人に影響
仮想通貨ウォレットのSafePalが、注文追跡プラグインの認可不備で顧客情報に不正アクセスがあったと公表した。影響は約39,798人で、氏名や住所、電話番号などが流出したという。シードフレーズや秘密鍵は無事としている。
10:42
JPモルガン、ポリマーケット口座解消 IPO関与に意欲=報道
JPモルガン・チェースが2025年10月、ポリマーケットとの銀行取引を打ち切っていたと英FTが報道。同社は移管先を非公表としつつ、JPモルガンとは「緊密な関係」を維持しているとコメント。IPO実現時の引受関与も視野に入れているという。
09:38
macOS「画面共有」脆弱性が悪用され不正マイニング被害、アップルは緊急パッチ公開
オランダ当局が、macOSの脆弱性悪用により、侵害端末でプライバシー仮想通貨モネロの不正マイニングが行われていたと報告した。アップル社は8月6日に緊急パッチを公開している。
08:34
ビットコイン含み益比率53%に回復、需要回復は未確定=アナリスト
オンチェーンアナリストのアクセル・アドラー氏が分析。BTCの含み益保有者比率は過去1カ月で48%から53%に回復したが、コールドカード被害によるLTH供給の減少も影響しており、需要回復の確証はまだ得られていないと指摘した。
07:51
10年以上未移動のビットコイン、供給量の約18%に 紛失の可能性も
ビットコイン(BTC)の発行済み数量が2,007万BTCを突破する中、10年以上移動していないBTCは356万BTCに達し、流通供給量の約17.7%を占めた。CryptoQuantアナリストの分析とCZ氏の見解から、実質的な供給量の縮小が市場で改めて注目されている。
08/16 日曜日
11:30
ビットコインCPI通過も中東リスクで上値重く、来週も軟調継続か|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による週次レポート。米CPI・PPIのインフレ鈍化で9月利上げ観測は後退したものの、米・イラン和平進展なく原油高リスクが継続。先物資金調達率の上昇によるロスカットリスクにも警戒が必要な局面を解説。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(8/14)|ヘイズの相場分析・BTCのフォーク・ETHのロードマップ刷新のまとめ
今週は、アーサー・ヘイズ氏の仮想通貨ビットコインの相場予想、ビットコインのeCashフォーク、イーサリアムのロードマップ大幅刷新に関する記事が関心を集めた。
08/15 土曜日
13:45
イーサリアム、ポスト量子暗号のハッシュ関数を従来型へ転換方針
イーサリアム財団のドレイク氏が、L1の耐量子コンピュータ暗号で使うハッシュ関数を従来型のSHA2などへ切り替える方針を発表した。セキュリティと開発速度の両立が期待される。
13:10
米上場ハイパースケール・データ、685BTCのビットコイン売却しAIデータセンター拡張へ
米ハイパースケール・データは685BTCのビットコインを売却し約4300万ドルを確保、負債を約3000万ドル分圧縮した。資金はミシガン州データセンター拡張に充当し、マイニングは継続する方針だ。
11:25
コンヴァノ、保有暗号資産の売却を完了 損失は約3億円
上場企業コンヴァノは13日、保有する仮想通貨について8月10日付で売却を完了したと発表した。売却損は約2億9,800万円で、2027年3月期第2四半期の連結会計期間に計上する予定だ。
10:30
メタプラネットが「BitBonds」創設、初回社債発行完了
メタプラネットが社債発行プログラム「BitBonds」を創設し、総額約2億円の社債発行を完了した。2026年12月期中間決算は増収増益もビットコイン評価損で純損失となった。
10:05
ヴァンエック、「ビットコインは底打ち近い」と見解
米資産運用会社ヴァンエックがビットコイン市場停滞は4年サイクルの一部であると述べ、独自フレームワークを基に底打ちが近い可能性を指摘した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧