WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BIP-110支持1%未満、セイラー氏が合意なき変更に警鐘 Nakamoto社CEOも「乗っ取り未遂」と批判

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 活動化しきい値は55%、通常の95%を下回る
  • 8月7日に強制シグナリング開始、チェーン分裂懸念も

BIP-110、マイナー支持伸びず

ビットコインのソフトフォーク提案「BIP-110」を巡り、マイナーからの支持が伸び悩んでいる。BIP-110は、特定のsatoshi(ビットコインの最小単位)に画像やテキストを書き込むOrdinals(オーディナルズ)やRunes、BRC-20など、ブロックチェーン上に金融取引以外のデータを書き込む用途を一時的に制限する内容で、2025年後半に原型となる提案が示された。

通常のソフトフォークが95%前後のハッシュレート支持を必要とするのに対し、BIP-110は55%という低い閾値での早期ロックインを可能にする設計となっている。

閾値に届かない場合も、2026年8月7日ごろに強制的なシグナリング開始(ブロック高961,632付近)が予定されており、以降は新ルールに非対応のブロックが無効扱いとなる。複数の集計サイトによれば、直近のマイナー信号率は1%に満たない水準にとどまっている。

これはUASF(ユーザー活性化ソフトフォーク)と呼ばれる仕組みで、マイナーの支持率にかかわらず対応ノード側が独自にルールを強制する形だ。

ただしBitcoin Core(ビットコインで最も広く使われる基盤ソフトウェア)がBIP-110を採用していないため、ネットワークが分裂するリスクも指摘されている。

関連記事:ビットコイン(BTC)の今後・将来性【2026年6月最新】有識者7名の価格予測と2030年シナリオ

ビットコイン(BTC)は今後どうなる?2026年6月29日時点で約6.0万ドル。有識者7名の平均予想は2026年末12.7万ドル(+43%)。ETF流出・AI株シフト・マイナー売りという短期圧力と米SBR・ドル安の追い風を徹底解説。

セイラー氏「合意なき変更は害に」

米ストラテジー会長のマイケル・セイラー氏は5日、自身のX(旧Twitter)で、ハードな合意形成こそがビットコインの「免疫システム」だと投稿した。

手数料がブロックスペースの価格を決め、ノードがポリシーを定め、マイナーがブロックを構築し、保有者が資本配分を担うという役割分担を説明し、プロトコルの変更には圧倒的な合意が必要だと述べた。

同氏は投稿でBIP-110を名指ししなかったが、悪いアイデアは実害を及ぼす前に淘汰されるべきだとの立場を示した形だ。セイラー氏はプロトコル変更を巡る意図せぬ弊害を警戒している。

関連記事:逆回転リスクが高まるストラテジー社の今後についてシナリオ別予想|HashHub Research

HashHub Researchによる分析レポート。Strategy社の32BTC売却が映す逆回転リスクを、ノー・ソフト・ハードランディングの3シナリオで予想。構造的買い手だった同社は、市場の上値を抑える売り手に転じるのか。

ベイリー氏「乗っ取り未遂」と批判

Nakamoto社CEOのデビッド・ベイリー氏はセイラー氏の投稿と同様の趣旨で、BIP-110を「乗っ取り未遂」と表現した。

ベイリー氏によれば、推進派が独自のマイニングプールを運用していたにもかかわらず、活動化を目前にした時点でもブロックの1%の信号すら獲得できていなかったという。

一方、BlockstreamのアダムバックCEOらBIP-110に反対する側は、低い閾値での活動化がチェーン分裂のリスクを高めると警鐘を鳴らしている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/12 日曜日
19:15
CoinPost、AIニュース速報と相場分析FAQをトップに追加
CoinPostは12日、トップページにAIによるニュースヘッドライン速報と、反転シグナル・機関投資家動向など相場テーマ別の分析FAQを追加した。タイムスタンプ付きで最新情報を確認でき、相場の読み解きにも対応する。
12:00
「実証実験から社会実装へ」バイナンスが描く2027年のWeb3と日本市場戦略
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」にプラチナスポンサーとして参画するBinance Japanが、2027年の「社会実装」フェーズや円建てステーブルコイン対応、日本市場への取り組みを語った。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(7/10)|ストラテジーのBTC売却・BTC相場分析・ETH開発計画の動向まとめ
今週は、ストラテジーによる350億円相当の仮想通貨ビットコイン売却、ビットコインの相場分析、イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏による最新ロードマップ公表に関する記事が関心を集めた。
07/11 土曜日
13:30
イーサリアム、温室効果ガス排出量を99%以上削減
ケンブリッジ大学オルタナティブ金融センターは、PoS移行後の仮想通貨イーサリアムが電力需要を大幅低下させ、温室効果ガス排出量が99%以上減少したとする報告書を公表した。
12:00
規制はコストではなく「堀」、NERO Chain創業者に聞く2026年のWeb3業界
WebX2026プラチナスポンサーの豪州発レイヤー1「NERO Chain」創業者Jake Stolarski氏に取材。規制対応を強みとする金中心のRWAトークン化と、規制を「堀」と捉える2026年のWeb3市場観を聞いた。
11:35
ソラナ初期クジラ、23億円相当SOL盗まれたか
オンチェーン調査者のZachXBT氏は10日、ソラナのジェネシスブロック配布に関連する初期クジラのウォレットから約18万900SOLが盗まれた可能性があると報告した。一部はイーサリアムにブリッジ転送されたという。
10:20
ビットコイン6.4万ドル台へ上昇、現物主導の買いと原油安が追い風|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは7月10日から11日朝にかけて上昇した。7月初旬には一時5万7,000ドルまで下落し、年初来安値を更新していたが、足元では6万4,000ドル台まで回復。
10:05
ジーキャッシュ、ZEC偽造脆弱性対応の「Ironwood」アップグレードで実施日程公開
プライバシー仮想通貨ジーキャッシュがOrchardプールの脆弱性に対応する『Ironwood』アップグレードの実施日程を発表。フルノードのZebra移行も並行して進む。
09:40
米住宅法、CBDC禁止条項含み自動発効へ トランプ大統領署名拒否
トランプ大統領が米住宅法への署名拒否を表明した。法案は11日深夜に自動的に法律となり、連邦準備制度理事会によるCBDC発行を2030年末まで禁止する条項も発効する。
08:35
SKハイニックスのトークン化株式がソラナで取引開始、米ADR上場と同時に
韓国の半導体大手SKハイニックスが10日、米ナスダックにADR上場。約280億ドルの調達額は2014年アリババIPO以来最大の外国企業上場規模で、同日ソラナ上でもトークン化株式の取引が始まった。
07:15
AIエージェントで新たな取引体験の実現へ、ビットバンクが実証実験開始
仮想通貨取引所ビットバンクは、AIエージェントを通じた新たな取引体験の実現に向けて実証実験を開始。実証実験の背景や内容、将来的な目標について説明している。
06:55
米上場エンペリー・デジタル、AIデータセンター資金調達のため1400BTC売却
米ナスダック上場のエンペリー・デジタルが5月7日以降にビットコイン1,400BTCを売却し、約8,710万ドルを調達した。AIデータセンター投資や債務返済に充てる方針で、7月10日時点の保有残高は1,514BTCとなった。
06:25
暗号屋、銀行振込対応のステーブルコイン決済「すてぶるペイ」を発表
合同会社暗号屋は10日、銀行振込でステーブルコイン決済を実現する「すてぶるペイ(STBLpay)」を発表した。利用者はウォレット不要、加盟店は与信審査なしで導入でき、7月開催のWebX2026でもデモ展示を実施する。
05:55
英大手銀、2026年末ビットコイン10万ドル予測を維持
英スタンダードチャータードが2026年末ビットコイン価格10万ドルの予測を維持した。ストラテジーのBTC売却を「ノイズ」と評価し、同社が優先株担保へ戦略転換しているとの見方を示した。
05:00
USDC発行企業サークル、信託銀行設立の最終承認を取得
米ステーブルコイン発行大手のサークルは10日、米通貨監督庁から国法信託銀行の設立最終承認を受けた。デジタル資産の機関向けカストディ提供と、将来的なUSDCの準備資産管理を計画中。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧