XRP(リップル)今後の価格はどうなる?
暗号資産(仮想通貨)XRP(リップル)は2025年8月、約5年越しの米SEC(証券取引委員会)訴訟が正式に終結し、米国で法的地位が明確に確立した主要アルトコインとなりました。2026年4月現在は約1.40ドル(約210円)前後で推移しており、2025年1月の過去最高値3.65ドル(約540円)からは約60%の調整局面にあります。
しかし構造的な変化は着実に進んでいます。2025年11月には米国で現物ETFが上場し累計流入額が14億ドルを突破。BNYメロンとの提携・銀行免許申請・OCC規則施行(2026年4月)により、XRPは国際送金のインフラとして伝統金融への実装が加速しています。リップル社が開発するステーブルコインRLUSDとの連携も、XRPの実需を底上げする新たな軸となっています。
XRP上昇を支える5つの注目材料
2025年8月7日に5年越しの訴訟が正式終結。XRPは「証券ではない」と確定し、米国で法的地位が確立した唯一の主要アルトコインとなった。
2025年11月に米国で現物ETF「XRPC」が取引開始。2026年3月時点で累計14億ドルを突破。ビットワイズ・グレースケール等7社以上が運用・申請中。
BNYメロンとの提携・銀行免許申請(2025年7月)、OCC最終規則施行(2026年4月)でナショナルトラスト銀行の暗号資産カストディが解禁。伝統金融の採用が加速。
リップル社のステーブルコインRLUSDがNYDFS承認済み。Ondo Finance・BNY Mellow・Revolut等が採用。RLUSDとXRPの連携がエコシステムの流動性を拡大。
XRPL EVMサイドチェーン稼働後、RWAトークン化が1.18億ドルを突破。Ondo FinanceのトークンOUSGがXRPL上でローンチ。機関投資家向けDeFi基盤として整備進む。
「XRP」と「リップル」は別物?用語を整理する
「リップル(Ripple)」と「XRP」は混同されがちだが、異なるものを指しています。
リップル(Ripple)=米国サンフランシスコに本拠を置く企業「Ripple Labs Inc.」のこと。国際送金ネットワーク「RippleNet」の開発・運営を行います。
XRP=XRP Ledger(XRPL)上に存在する暗号資産トークンそのもの。リップル社が創設に関わったが、XRPLは分散型台帳であり特定企業が所有・管理するものではありません。
この区別は、2020年に始まったSEC訴訟でも核心的な争点となった。SECは「リップル社がXRPを証券として販売した」と主張したが、2025年8月の訴訟終結により「XRP自体は証券ではない」との判断が最終確定している。
日本では「リップル」がXRPトークンの通称として広く定着しているため、本記事では慣習的な呼称として「リップル(XRP)」と表記する場合があるが、正確にはXRPがトークン名、リップルは開発企業名である。
2025〜2026年のXRP相場を振り返る
2025年のXRPは、7年越しの最高値更新と5年越しのSEC訴訟終結という歴史的な転換点を迎えた年でした。2024年11月のトランプ再選を機に急騰し、2025年1月には2018年以来となる$3.65(約540円)の最高値を記録。その後の調整を経て、2026年4月現在は$1.40前後で底値固めの局面にあります。
トランプ再選による親暗号資産政策への期待でXRP急騰。$0.53から$3.65まで約7倍に上昇し、2018年以来の最高値を更新。日本円では540円台に到達。
高値圏から調整。Bybitハッキングや市場全体の下落でXRPも売り圧力を受け、$2前後に下落。ただし$1.5ドルラインでは底堅さを示す。
米国初のXRP関連ETF「Teucrium 2x Long Daily XRP ETF(XXRP)」が上場。2倍レバレッジ型ながら現物ETF承認への期待を高める。
ポール・アトキンス氏が新SEC委員長に就任。デジタル資産の規制枠組み構築を「最優先事項」と位置付け、親暗号資産政策の本格化が期待される。
リップル社がプライムブローカー「Hidden Road」を12.5億ドルで買収。1日100億ドル以上の取引・300社以上の機関顧客を持つ大手の獲得で機関向け基盤を強化。
RLUSD(Ripple USD)がOndo FinanceのRWAファンドOUSGと連携開始。BNYメロンとの提携・銀行免許申請を発表。SECとの裁判終結期待で500円台まで上昇。
リップル社とSECが相互に控訴を取り下げ、5年越しの訴訟が正式終結。和解金は実質5,000万ドルで決着。「XRP自体は証券ではない」との判決が最終確定。機関投資家の参入障壁が大幅に低下。
ビットワイズ・グレースケール・フランクリンテンプルトンなど7社がXRP現物ETF修正書(S-1)を一斉提出。現物ETF承認への最終ステップが加速。
米国で現物ETF「XRPC」が取引開始。初日の取引高は約90億円(5,800万ドル)に達する好調なスタート。JPモルガンは初年度流入額が最大80億ドルに達する可能性を指摘。
$1.30〜$1.45のレンジで推移。2026年4月1日にOCC最終規則が施行され、ナショナルトラスト銀行の暗号資産カストディが正式に解禁。底値固め→反発局面のトリガーとして注目される。
XRP相場を支える3つの中核要因
2025年8月7日、リップル社とSECが相互に控訴を取り下げ、2020年から続いた5年越しの法廷闘争が正式に終結しました。最終的にXRP自体は証券ではないとする判断が確定し、和解金は当初請求額1.25億ドルから大幅に削減された実質5,000万ドルで決着しました。
この終結が意味することは単なるリスク解消にとどまりません。SBI VCトレードの分析によれば、投資における主要な問いは「XRPは生き残れるか?」から「リップル社とXRPLエコシステムは、その野心的な技術的・事業的ロードマップを実現できるか?」へと根本的に変化しました。
- これまで参入を控えていた米国内の主要銀行がXRPを活用した流動性管理の検討を開始
- 現物ETF承認の最大の障壁が除去され、7社以上が修正書を一斉提出
- XRPは「規制リスクのないクリーンな資産」として機関投資家から再評価
2025年11月に現物ETF「XRPC」が取引を開始し、2026年3月時点で累計流入額は14億ドルを突破しました。現在、ビットワイズ・グレースケール・フランクリンテンプルトン・カナリーキャピタル・21シェアーズ・ウィズダムツリー・コンシェアーズの7社以上がXRP現物ETFを運用または申請中です。
CoinbaseとEY-Parthenonの調査では、351の機関投資家のうち18%がすでにXRPを保有し、さらに25%が2026年中の追加を予定しており、合計43%の機関が「保有済みまたは年内に買う予定」という状況です。JPモルガンのアナリストはXRP ETFの初年度資本流入が最大80億ドルに達する可能性があると分析しています。
2025年7月、リップル社はBNYメロンと提携し米国で銀行業ライセンスを申請。同月、Rail Financial社を買収してRippleNetの拡大を促進。2026年4月1日にはOCC(通貨監督庁)の最終規則が施行され、ナショナルトラスト銀行が暗号資産のカストディと非受託者活動を並行して行うことが正式に認可されました。
RLUSD(Ripple USD)の採用状況
- ニューヨーク金融サービス局(NYDFS)承認済み:2024年末に正式承認。MoonPay・Revolut・Bitstampなどに上場。
- Ondo Finance連携(2025年6月):トークン化米国債OUSGをXRPレジャー上でローンチ、RLUSDで決済。
- Bullish IPO決済採用(2025年8月):IPOの資金調達をRLUSDで受け取る先例を確立。
- BNY Mellonがカストディ担当:Fidelity・Citi・フランクリンテンプルトンもリップル周辺インフラに前向きな姿勢。
RippleXのインファンガー上級副社長は「RLUSDとXRPの連携はXRPの役割を弱めるのではなく、むしろフライホイール効果をもたらす。XRPはXRPL上でガストークンとしての特別なポジションを持っており、自動ブリッジ機能で流動性の低い2資産の仲介役を担う」と語っています。
XRPの送金性能と実用優位性
XRPは国際送金の高速・低コスト化という明確な実用性を持ち、これがビットコインやイーサリアムと異なる差別化の核心です。現在の国際送金の主流SWIFT(1〜5日・高手数料)に代わるインフラとして、世界の金融機関に採用が進んでいます。
| 送金手段 | 送金完了時間 | 手数料目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| XRP | 3〜5秒 | 約0.0004ドル (約0.06円) |
高速・低コスト。XRPLの自動ブリッジ機能で流動性の低い通貨ペアも対応 |
| ビットコイン | 10分〜1時間 | 数百〜数千円 | 分散性・安全性に優れる。送金速度・コストは不利 |
| イーサリアム | 15秒〜数分 | 数十〜数百円 | スマートコントラクト対応。L2では安価だがメインネットは高い |
| SWIFT(銀行送金) | 1〜5日 | 数千〜数万円 | 従来の国際送金。安全性は高いが遅く高コスト |
送金完了まで3〜5秒、手数料が0.0004ドル未満という圧倒的なスペックは、XRPが単なる投機資産ではなく「実需を持つ金融インフラ」であることを示しています。世界中の多くの金融機関との提携実績がある点も、他の暗号資産と一線を画す強みです。
XRP将来価格予測:機関・アナリスト(2026年4月更新)
SEC訴訟の終結と現物ETFの上場を経て、XRPの投資ストーリーは大きく変わりました。主要機関・アナリストの見通しをまとめます。
| 予測機関・アナリスト | 予測価格 | 予測時期 | 主な根拠 |
|---|---|---|---|
| ICOBench 専門家パネル |
$5.0(平均) 最高 $9.0 |
2026年 | SEC訴訟終結・現物ETF承認・機関参入継続を総合評価。最高9ドルは国家需要顕在化シナリオ |
| スタンダードチャータード銀行 | $2.80 | 2026年 | 市場状況悪化を受け以前の$8.00目標から下方修正。OCC規則やETF流入が回復基調の鍵と分析 |
| CoinCodex |
$3.5〜 $12.6 |
2026年 | 最低$3.5・最高$12.6の広いレンジ予測。機関採用の加速度合いと規制環境が主要変数 |
| JPモルガン(ETF分析) | 最大$80億流入 (ETF初年度資金) |
2025〜26年 | ビットコイン・イーサリアムETFの流入実績を参考に試算。XRPの法的明確性と実用性が差別化要因 |
| 著名暗号資産弁護士 ジェレミー・ホーガン氏 |
$10.0 長期目標 |
長期 | SEC訴訟終結後のETF承認と機関流入を根拠に強気見通し。OCC規則施行が大口参入の引き金になると分析 |
SEC裁判終結による法的確実性の確立が最大のゲームチェンジャー。現物ETFへの資金流入継続・OCC規則による銀行カストディ解禁・RLUSDとのフライホイール効果の3つが重なれば、XRPは$5〜$10の水準が射程圏内という見立て。特にXRPが「米国で法的地位が確立した唯一の主要アルトコイン」という独自のポジションが、BTCやETHとの差別化要因として機関の関心を集めている。
①RLUSDの普及がブリッジ通貨としてのXRP需要を潜在的に代替するリスク(共食い)、②スマートコントラクト分野でのイーサリアム・ソラナとの競合、③ETF資金流入の伸び悩み(2026年3月は累計3,100万ドル超の純流出と失速局面も)、④マクロ経済リスクによる全体的な下落圧力。機関の関心は確かに存在するが「本格的な資金流入には最後の一押しが必要な状態」と分析されている。
よくある質問(FAQ)
まとめ
2026年4月時点のXRP(リップル)相場まとめ:
- 現在価格は約1.40ドル(約210円)。2025年1月の最高値3.65ドルから60%の調整局面。
- 2025年8月のSEC訴訟完全終結で「法的不透明感リスク」が解消。米国で法的地位が確立した唯一の主要アルトコイン。
- 2025年11月の現物ETF上場後、累計14億ドルが流入。機関の43%が「保有済みまたは年内購入予定」。
- OCC規則施行(2026年4月)・BNYメロン提携・RLUSD拡大により伝統金融への実装が加速。
- 価格予測:ICOBenchが2026年平均$5(最高$9)、SCBが$2.80、ホーガン弁護士が長期$10を予測。
日本の投資家にとって注目すべきは、片山金融相が言及した「暗号資産への20%申告分離課税の2028年施行」です。実現すれば国内のXRP投資に大きな追い風となります。またSBIホールディングスがXRP ETFを申請するなど、国内でもXRPの制度化が着実に進んでいます。



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