はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

SBIVC:最小スプレッドを実現し業界No.1を目指す|SBI決算発表説明会まとめ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

26日決算発表説明会での北尾氏の発言まとめ
SBIバーチャルカレンシーズがスプレッド最小を目指す、早ければ夏に開始、コインチェックの買収話を持ちかけられて断る、SBIのBCHマイニングシェアが現状5.6%など、注目の発言をまとめました。

26日決算発表説明会内容まとめ

SBIホールディングスは26日、決算発表説明会を行いました。

当記事では、決算発表説明会での重要情報・発言をまとめています。

SBIバーチャルカレンシーズのスプレッドについて

出典:SBI決算資料1

また説明会において、北尾氏は以下の様に述べました。

「コインチェック社の事件以降、業務改善命令などが出ている中で、今はしかるべき時ではないと考えている。

夏に結論を出す予定であり、結論を出したら即座に開始する予定だ。

開始したら、SBI証券やネット銀行などの顧客基盤があるので、そこからの流入が見込める為、あっという間にナンバー1になる自信がある。」

また、SBI参加のモーニングスターでリリースしたアプリ「My仮想通貨」で、取引所間の通貨価格差がわかる様に情報提供すると発表しました。

My 仮想通貨 - ビットコイン等の価格、チャート、ニュース
My 仮想通貨 – ビットコイン等の価格、チャート、ニュース
開発元:Morningstar Japan K.K.
無料
posted withアプリーチ

決算説明会の中では、高スプレッドの業務形態について、「高スプレッドで儲けるビジネスはおかしい」として、以下の様に批判を繰り返しました。

「そもそもどこの取引所がいくらスプレッドを付けているのか、こういうことが分からないまま現在使っている取引所を使い続けるから、バカみたいなスプレッドを取られる。

それでコインチェックみたいなとこが大儲けする。

僕から見たらありえないスプレッドをとっている。

こういう業者が出てくることはどうしようもない。

この状況をなんとかするために、こういった(My仮想通貨で提供するような各取引所の価格差)情報を投資家に見てもらわなければならない」

また、SBIバーチャル・カレンシーズに関しては「最小スプレッドを目指す」ことを何度も強調し、以下の様に語りました。

「スプレッド最小を目指す。こうやったら他所は皆儲からなくなっていく。あぶく銭儲けてた取引所がみんなパンクしていく」

なお、SBIバーチャルカレンシーズの開設時期については、2018年夏に結論を出す予定としていましたが、説明会からの質問「早ければ夏に始めるのか」に対し、北尾氏は「そうです」と明言しました。

仮想通貨が証券としてみなされる可能性について

北尾氏は、リップルやイーサリアムが証券として認識される可能性、アメリカではSECが一括で規制していく見通しについて触れ、日本との違いについて語りました。

「日本はリップル、イーサリアムは仮想通貨として認定されている。

日本が法律上そう規定している以上、アメリカが規制するなら日本にガーッとシフトしていきますよ」

CoinPost関連記事

元CFTC会長「ETHやXRPは有価証券の可能性も」 米取引所で取引不可になるか
元米先物相取引委員会(以下、CFTC)会長が、仮想通貨のETHやXRPが有価証券に区分される可能性について指摘しました。有価証券との判断が下された場合、SEC未認可の米取引所では取引不可になります。現状では認可された取引所は存在していません。

コインチェック関連

さらに、マネックスグループのコインチェックの買収について質問が飛ぶと、以下の様に回答しました。

「アーンアウト条項がついているから不透明。損害賠償も松本さんは20億円程度と見ているが、それらも現状ではどうなるかは分からない。買収話は持ちかけられたけど、それは自社でもできる為、その気は全く無かった」

これにより、SBIがコインチェックから買収話が持ちかけられていた事が判明しました。

また、その買収話について、北尾氏はバッサリ切り捨てた様です。

「僕は1銭の価値もないと判断した。やると言われてもいらん。(コインチェックは今後)どうなっていくのかか分からないような訴訟案件を抱えている状態。

(そういった悪評も含めて)社名も広まっている。運気のない名前の会社に興味なし」

その他・マイニングや提携企業増加によるセキュリティ強化

出典:SBI決算資料2

「仮想通貨取引所およびその顧客ウォレットのセキュリティの強化に向け、外部ベンチャー企業先進企業を取り組む」と発表されました。

SBI自社におけるセキュリティの他、外部企業のセキュリティ技術を取り込むようです。

提携先には、SBIグループが40%出資している台湾のCoolBitX社、英国のnChain社、デンマークのSepior社、韓国のEverspin社、スイスのB社などが挙げられております。

その他、ビットコインキャッシュを中心としたマイニングの状況などについても説明があり、SBIの採掘シェアは5.6%(4月19日時点)との事で、最終的にトータルシェア3割の獲得を目指すとの目標が掲げられております。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/10 月曜日
17:00
WebX 2025開催記念、ショートフィルム『#ThinkFuture』シリーズを公開
未来への問いかけ 大型カンファレンス「WebX 2025」の開催を記念して制作されたショートフィルム『#ThinkFuture』シリーズが、CoinPostとあたらしい経済が共…
16:44
音楽業界初のIEO「Fanpla」販売結果は申込倍率9倍に 11日にコインチェックで取引開始
国内9例目、音楽業界初のIEOとなったFanpla(FPL)の販売結果が発表された。申込倍率は9.06倍、申込総額は90.6億円に達し、28,523口座が参加。11月11日に取引開始予定。
16:36
米CFTC代行委員長、レバレッジ付き仮想通貨現物取引の導入を推進
米CFTCのファム委員長代行が、レバレッジ付き仮想通貨現物取引を来月にも開始する方向で調整中と確認。CMEやコインベースなど規制取引所と協議を進め、長年禁止されてきたレバレッジ現物取引を「管理」へ移行させる規制上の節目に。
15:41
5つのXRP現物ETFが上場準備完了、11月中の米国デビューなるか
フランクリン・テンプルトンなど大手5社のXRP現物ETFがDTCCに登録完了。11月中の取引開始に向け最終段階、機関投資家の関心高まる。
14:46
Smart Pocket、30億ドル規模のIPミーム・エコシステムをつなぐ基軸通貨「SPトークン」をローンチ
Smart Pocketが30億ドル規模のIPトークン市場をつなぐ基軸通貨「$SPトークン」を正式ローンチ。総額3億5,000万ドルのSeason 2エアドロップも開始。世界初のIPトークン特化型ローンチパッドの新展開。
12:28
ビットコイン105,500ドルに反発、トランプ給付金案と政府機能回復への期待高まる
仮想通貨市場ではビットコインやアルトコイン相場が反発し105,500ドルに。米国で2,000ドルの特別給付案が浮上し、2020年の景気刺激策時のような流動性流入への期待が高まる。政府閉鎖の終息見通しと90億ドルの取引所資金流入も追い風。
12:09
RWAトークン市場で金(ゴールド)担保型が躍進、機関投資家の関心集まる
ゴールド価格の上昇を背景に、金担保トークンXAUTの時価総額が30日で39%増の成長を示している。10月にはXAUT専門のトレジャリー企業オーレリオン社が誕生した。
11:48
仮想通貨ウォレットのLedger、米国でIPOまたは資金調達を検討=報道
ビットコインなど仮想通貨のハードウェアウォレット大手Ledgerが米国でのIPOまたは資金調達を検討。仮想通貨盗難が増加する中、2025年の売上は過去最高を記録している。
11/09 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルの770億円調達やジーキャッシュ高騰の背景分析など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
週明けから急落のビットコイン、相場復調の前提条件は?|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は続落の見通し。AIバブル崩壊や景気後退懸念から1560万円周辺まで下落。ただし短期筋の97%が含み損となっており、下値余地は限定的との指摘も。bitbankアナリストが今後の展望を解説。
11:00
イーサリアム(ETH)の仮想通貨取引所 9社機能比較
イーサリアム(ETH)取引に最適な暗号資産(仮想通貨)取引所を比較。ステーキング、レンディング、各種手数料、機能、出金サポート体制を徹底分析。読者に合った取引所を見つけるためのガイド。
11:00
週刊ニュース|金融庁の仮想通貨ETF関連デリバティブ国内提供への見解に高い関心
今週は、暗号資産ETF関連デリバティブの国内提供に対する金融庁の見解、ビットコインの10万ドル割れ、仮想通貨の最新市場分析に関する記事が関心を集めた。
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧