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ベルリンに仮想通貨、ブロックチェーン企業のスピーカーが集結:Blockshow参加まとめ 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ファンキーな雰囲気の会場
カンファレンスはベルリン市内のホテルで開催。大手仮想通貨メディアCointelegraph主催ということもあり、独特なスタイルのアートが所々を埋め尽くしていました。写真を通して会場の様子をお伝えします。
仮想通貨、ブロックチェーン重鎮がベルリンに集結
数多くのスピーカーが世界中かスタートアップの街ベルリンに集結し、2日間に渡って様々な議論がされました。
CoinPost独占インタビュー
Wikipediaの創設者である、Jimmy Wales氏をはじめ、様々な方々にブロックチェーンの可能性についてお話を伺いました。CoinPostでは今後も国内外問わず重鎮の考えのシェアを続けていく方針です。
Blockshowとは
Blockshow(ブロックショー)は、海外大手仮想通貨メディアCointelegraphが主催する仮想通貨、ブロックチェーンカンファレンス。5月28、29日にドイツの首都、ベルリンでCointelegraph主催で開催されました。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

5月28日、29日とドイツの首都ベルリンにて仮想通貨大手メディアCointelegraph主催Blockshowが開催されました。

CoinPost編集部はニューヨークのConsensusに続き、ベルリンのBlockshowも参加しました。

また、今回はメディアパートナーとしても出席させていただくことができ、ヨーロッパを中心に活動する企業や仮想通貨業界のキープレーヤーの方々にインタビューもさせていただきました。

Blockshowまとめ

今回は3,000人以上の人が参加し、前回開催した昨年11月の2倍、昨年の4月と比べると約5倍の規模となりました。

この1年で仮想通貨市場が非常に大きく動いたこともあり、規模が急激に成長したと窺えます。

今回は実際にヨーロッパまで参加できた方々は少ないと思いますので写真とともに会場の雰囲気や簡単に重要スピーカーのパネルでの議論内容をご紹介させていただきます。

会場の雰囲気

撮影:CoinPost

『フェスティバル』とも呼ばれたこのカンファレンスはベルリン都市部にある、Estrel Hotelにて行われました。

会場内は受付、ネットワーキングスペース、2つの大きな会場、ランチスペース、VIPルーム、メディアルーム各所が広々として会話が始まりやすい空間でした。

海外の大手仮想通貨メディアであるCointelegraph主催だった為、独特のサムネイルで使われる絵と同じスタイルの絵が会場内の至る所に飾られていました。

撮影:CoinPost

スピーカーの絵や、会場内の看板がすベて特徴的なcointelegraphのアートで囲まれ、まるで近代美術館に来たかのようにも感じられました。

会場内ではやはり、ヨーロッパから来ている方が多い印象でした。

特にドイツはもちろん、スイスやオランダからも参加者が多数訪れていました。

日本からの出席者は数十名程度でした。

パネルディスカッション、プレゼンテーションの様子

世界各地から多くのスピーカーが集まりました。

仮想通貨、ブロックチェーン関係の企業から世界的大企業、政府関係の方が登壇。

スピーカーが会場内を歩き回ったり、パネルディスカッションが終了した後には聴衆の方々から質問を受け付けるなど、参加者とスピーカーとの距離が近いイベントだと感じられました。

撮影:CoinPost

ブロックショーでは他の多くのカンファレンスやイベントと同様に『規制』について議論が多くされました。

CoinPost編集部もパネルディスカッションを聴講し記事を書かせていただきました。

欧州におけるブロックチェーンの在り方と正しい規制とはどういうものなのか、異なる見解を持った人物が意見を交換しました。

リベルランドの大統領も出席しブロックチェーンと仮想通貨の同氏の考えを述べました。

また欧州連合が発足した自主規制団体所属のRussev氏も登壇し個人のプライバシーを守る為に規制は必要であると発言しています。

欧州経済衰退は過度の規制によるもの?EUのブロックチェーン導入に向けた『正しい規制』
ドイツ、ベルリンで行われているBlockShow EuropeにCoinPost編集部も参加しました。今回はイベントで行われたパネルディスカッションから重要な内容をピックアップしてお届け致します。

また、『Blockchain in Enterprise Environment』と題されたパネルディスカッションでは、SAP、Oracleなど歴史のあるIT企業の方々が参加。

既存の企業がどのように今後ブロックチェーンを利用していき、今までのシステムとブロックチェーン技術がどう関わっていくかなどについて意見が飛び交いました。

大手企業がブロックチェーン技術を続々導入:新技術と既存の企業の在り方
Oracle、Bitfury、SAPなどの既存のIT企業とブロックチェーンに携わる企業の方々が入り混じり相互運用性、政府とブロックチェーンの関わり方、業界を悩ます優秀な人材の確保問題、それぞれが取り組んでいる斬新なアプリケーションについて話しました。

二日目参加者が最も多く聞きにきたスピーカーがWikipediaの創設者である、Jimmy Wales氏の登壇です。

Wikipediaの創設者は「WikiTribune」と呼ばれる新たなビジネスを発足した経緯について発表。

Wales氏の考える仮想通貨、ブロックチェーンの可能性について語られました。

CoinPostからも独占でインタビューをさせていただき、Wikitributeのトークンエコノミー化についても質問をさせていただきました。

撮影:CoinPost

Wikipedia創設者が語る:失われたジャーナリズムが招く仮想通貨バブルと「次世代のWiki」
Wikipediaの創設者のJimmy Wales氏は、仮想通貨市場が『バブルの真っ只中にいる。』とし、現在のメディアの在り方がバブル要因に加担していると指摘しました。

またWales氏と同様、2日目に注目を集めた登壇者はライトコインの開発者であるチャーリー・リーの実の兄で中国最大の仮想通貨取引所BTCCでCEOを務めていたBobby Lee氏でした。

Lee氏は「Freedom of Money(お金の自由)」と題し、法定通貨とビットコインの違いについて熱く語りました。

Bobby Leeが語る『お金の自由』:法定通貨とビットコインの違い
中国最大級の仮想通貨取引所であるBTCCの元CEOがブロックショーで登壇し、法定通貨のウィークポイントとビットコインの優れている点について話しました。 またCoinPost編集部でインタビューした質問も掲載されています。

CoinPost編集部 x スピーカー独占インタビュー

撮影:CoinPost

今回、CoinPostは日本からの唯一のメディアとして、数々のスピーカーへの取材、インタビューをさせていただきました。

今後もCoinPostからも一次情報の提供や、世界のキープレーヤーが考える仮想通貨、ブロックチェーンの在り方や企業の方針について直接インタビューも続けて行きます。

・左上: Benny Giang氏:Cryptokitties、Co-founder

・左下:Jimmy Wales氏:Wikipedia創設者

・右上:Johanna Maska: 前アメリカ大統領オバマ氏の広報、現Global Situation Room代表

・右下:Marc P. Bernegger氏: FinLeapのアドバイザー

まとめ

欧州で開催された仮想通貨イベントでは最大級のカンファレンスでしたが、ネットワーキングやパネルディスカッションともに参加者がスピーカーと関わりやすいカンファレンスだったという印象でした。

CoinPost編集部もメディアパートナーとして参加させていただき、数々の方々とお話しをさせていただくことができました。

また早速ですが、次回のBlockshowの日程が決定しました。

詳細はこちらからどうぞ。

8月20、21日アメリカラスベガスそして、2018年11月にはシンガポールにて次回のブロックショー開催が予定されています。

今回参加できなかった人はぜひ参加して見てはいかがでしょうか?

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