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テザー裁判:NY司法当局が裁判の引き伸ばしを懸念 財務書類を再び要求する文書を提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テザー裁判の雲行き NY司法当局が裁判所に反論
長引くテザー裁判を巡り、NYAG(NY州司法当局)が裁判所に新たな申し立てを行なった。捜査を加速させるためには、裁判所による財務書類作成・提出の命令を再び要求した。

テザー裁判の雲行き NY司法当局が裁判所に反論

長引くBitfinex・テザー裁判で、NYAG(NY州司法当局)は裁判所に新たな申し立てを行なった。

新たに提出した文書によると、NYAGはBitfinexとテザー社が8.5億ドルにおよぶ資金不正利用に関連する有効な書類を作成していなかったと指摘している。

親企業のiFinexは先月、NYAGに書類を引き渡す必要がないとの判断を受けたものの、文書作成の命令が下されていた期間8月の法廷命令から9月末の控訴裁判所命令の1ヶ月間に渡って、同社が書類の作成に取り組む姿勢すら見せなかったことに、遺憾の意または懸念を示したものである。

NYAGは、「4月に業務差し止め命令が出されて以来、テザー社などが一度も財務書類の作成に取り組まず、提出すら行わなかった。」と書面に記載した。

事件の経緯としては8月、第一審でBitfinexとテザー社に対し、調査に応じるべくNY司法当局が要求したすべての財政書類を作成するよう裁判所が命じた。

進展が見られたのは9月、親企業のiFinexが控訴した結果を受け、現時点ではNYAGに書類を引き渡す必要がないと裁判所が判断。iFinexが主張する、NY司法当局に管轄権はないとの主張を受け入れた。

この判断を元に、iFinex側は11月4日までに控訴申立書の整理を行う必要があると定められていた。

今後の展開として注目されたのが、裁判の長期化だ。仮に控訴申立書が成立した場合、Bitfinexらが次の裁判まで長い間書類を作成しなくても済むようになることで、今後の裁判がさらに長引く恐れがあるとNYAGは懸念している。今回の文書提出もこれらの理由を踏まえて、裁判所に提出されたとみられる。

「裁判所が財務書類の提出をさせない限り、Bitfinexらは延々と遅らせるに違いない。NYAGの捜査を加速させるためには、裁判所が改めて書類作成・提出を命令する必要があると考えている。」と強く訴えている。

一方、Bitfinexらの担当弁護士はNYAGのレターに対して、「今後、裁判所に直接に意見を申し出る」と言及した。

今のところ、裁判の先行きは不透明なままだ。

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