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「次回BTC半減期は価格上昇に繋がらない可能性」最大手マイニング企業CEOが読む仮想通貨業界今後の推移

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

半減期を期待しすぎるべきではない

中国のマイニング大手ビットメインの共同設立者兼CEOであるJihan Wu氏は、仮想通貨市場が周期的に動いていることを理由に、2020年と予想されている次回のBTCの半減期が強気市場につながらない可能性を指摘した。

同氏の発言は、フランクフルトで開催されたワールドデジタルマイニングサミットの際のもので、中国の業界ニュースアウトレット8BTCが報じた。

発行量をコントロールする目的で実施される半減期では、マイナーの報酬額が半分に減るという特徴があり、市場に供給される新規発行分が減少することで、中長期の価格上昇ファンダメンタルズと捉えられる重要イベントだ。

実際の市場影響としては、ビットコインの知名度が低かった2012年の第1回目の半減期では、特に目立った値動きは見られなかったものの、2016年7月の半減期では、大幅な価格の上昇を伴う上昇トレンドを記録。他のアルトコインでも半減期を意識した価格上昇が確認されている。

直近で半減期を終えたLTC(ライトコイン)は、市場全体の上昇トレンドも重なり、2019年2月から6月中旬にかけて5倍近い価格の高騰を記録している。こうした背景から、「次回のBTC半減期でも価格が急上昇するのではないか」という期待感は、投資家の間で依然かなり高いと言える。

しかし、マイニング業界かつ仮想通貨市場にも精通するジハン氏はそう楽観的には考えていないという。

ジハン氏曰く、ライトコインの半減期と比較するとBTCの半減期にはサイクルがあり、BTCの弱気市場から強気市場のサイクルは長期化している。つまり、「半減期と弱気・強気のサイクルが必ずしも一致するものではない」というのが、同氏の見解だ。市場のサイクルに従えば、いずれ強気市場に突入し、価格は長期的に上昇するというわけである。

長期的な価格上昇の可能性は肯定するも、必ずしも今回の半減期を期待しすぎるべきではないとの見解だ。

「暗号愛好家はマイニング投資に投資すべき」

一方、「長期的な視点で暗号愛好家がマイニングハードウェアに投資する必要がある」と確信している話すジハン氏。多くの不確実性があるものの、今は仮想通貨マイニングに投資する良い機会であると主張、以下のように言及した。

私がマイナーだったら、マイニングをやめるのではなく、マイニングの設備に投資し続けるだろう。

現在は短期的な価格修正段階にあるが、長期的な視点を持つことは重要だ。ビットコインの価格が半減しても(状況が)改善されない場合は、既存のマイニング機器の効率を向上させ、効率とコンピューティングパワーのバランスを取る必要がある

ジハNん氏はさらに、3つのナノメートルチップの生産を既に開始しているほか、2020年初頭には5つのナノメートル・マイニングの特定用途向け集積回路の量産に入ることを宣言した。

マイニング・トレーニングサービスなど、カスタマーサービスの向上にも注力

同氏の発言から、2019年末までに修理時間をわずか3日間に短縮するという、スピード修理センターを設置したことも明らかになっており、製品だけではなくカスタマーサービスの向上にも努めている姿勢が伺われる。

他にも、マイニングハードウェアの所有者とマイニングファームの所有者を結び付けるサービス「World Digital Mining Map」と、マイニング・トレーニングサービス「Ant Training Academy」の開始を予定している。

これは、9月に発表された、ビットコインマイニングデバイスAntminer17用の2つの新モデル(Antminer S17e および Antminer T17e)の販売促進を狙った戦略の一つかと推測される。

両モデルは熱の放散効率を改善するデュアルチューブ熱放散技術を採用するなど、ユーザーのメンテナンスコストを削減するために、長期的に安定して使用できるように設計されている。

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