WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

最重要はイーサリアム2.0 Binanceリサーチ、最新の仮想通貨市場概況を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Binanceリサーチ、最新の仮想通貨市場概況を発表

仮想通貨取引所大手バイナンスのリサーチ部門、バイナンスリサーチが10月の仮想通貨市場概況を発表した。

10月の主な動きとして、イーサリアム開発者会議DevConの内容を大きく取り上げている。

DevCon5

10月8日から4日間、大阪で開催された第5回DevConで、最も注目に値する点は、ETH2.0(セレニティ)の確固たるローンチ日が指定されなかったことだとまとめた。

イーサリアムネットワークの利用率は10月に、それまでの平均94%から70%へと減少したものの、以前として混雑度が高いため、スケーラビリティ改善のためにも、ETH2.0に期待する声が大きい。

しかし、現行のネットワーク(PoW)との整合性を保ちつつ、PoSへ移行する準備段階としてのBeacon Chainのローンチをはじめ、段階的に新しい技術を実装していくことが必要であり、それぞれのフェーズで解決すべき課題に対応するため3~4年の月日が必要になるかもしれないという見方もあるという。

イーサリアムネットワークにおいてスケーリングは常に重要な課題だが、DevConでは次のような点が焦点となった。

  • PoSコンセンサスアルゴリズム
  • Plasma Group開発の暫定的なスケーリング解決策:ステートチャンネルの変異型(「楽観的ロールアップ」)
  • シャーディング
  • 構成可能性(コンポーザビリティ)の保持

次に、10月の最も注目すべき市場の動きとしては、10月25日、ビットコイン価格が急騰したことをあげた。同日、BTC / USDTスポット価格が15時間で30%以上上昇、一時最高値の10370ドルに達したが、これは過去2年間で、二番目となる変動の大きさだという。

その他の動きとして、ステーキングの重要性が増していると指摘。

仮想通貨市場で80億ドル(約8745億円)を占めるが、現在の総市場規模は約154億ドル(約1兆6834億円)であり、大きな成長の余地が残されていると分析している。また、大手メッセージアプリ、Telegramの仮想通貨TONのローンチが10月末から来年の第一4半期に延期されたことにも触れた。

ビットコイン建取引の優位性

バイナンスリサーチでは、次のようにビットコイン建取引の優位性を定義している。

「ビットコイン取引の優位性とは、バイナンス のような取引プラットフォームにおける、ある期間のスポット取引高合計に対するビットコインを基本通貨とする取引高の割合を表す。」

10月の仮想通貨市場でのビットコインドミナンスが約65~70%となる中、ビットコイン建ての取引のドミナンスは40%を超え、今年初めと比べると非常に高い比率を占めていることがわかる。

バイナンス先物市場の動向

バイナンス のデリバティブ市場である「Binance Futures」は10月上旬から勢いを増し、その出来高が大幅に上昇したという。中でも10月2日から取引が開始された無期限型先物契約のBTC/USDT取引は、10月後半に劇的な伸びを記録している。

10月は1日の出来高が2億5,000万ドル~3億5,000万ドルで始まったが、10月22日まで着実に増加し、10月26日に20億ドル超のピークに達している。その後、10月末には10億ドル弱の出来高で終了した。バイナンス のBTC/USDTスポット市場における出来高と比較すると、先物の出来高の増加は顕著で 10月3日以降は、スポット市場の出来高より一貫して高くなっている。

「スポット+無期限型先物の合計に対する先物出来高の割合(%)」

バイナンスリサーチは、スポット市場と先物市場の手数料の構造的相違が、急速な先物の出来高の増加に寄与している可能性を指摘する一方で、先物市場の出来高は継続して増加し、この状況が「新たな常態=ニューノーマル」となると予想している。

また、建玉は着実に増加しており、10月は231%の増加で一月を終えた。

さらに、Binance Futuresは、最近、大口顧客向けに低遅延サービスなどの新たな機能の提供を開始し、より多くの機関投資家の参入を促すことにより、このような出来高の増加傾向は、短期から中期的に継続する可能性があると見込んでいるようだ。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
17:24
ANAP、ビットコイン評価損43.7億円を計上 前期の評価益12億円から反転
ANAPホールディングスは15日、2026年8月期に保有ビットコインの評価損43億7,466万円を計上したと発表。最終損失は73億2,300万円に拡大した。前期の評価益からの反転と、期中に開示した評価損の推移をまとめる。
16:51
英上場スマーター・ウェブ、83BTCのビットコインを追加取得 保有2830BTCに
英上場のスマーター・ウェブ・カンパニーが83BTCを約520万ポンドで追加取得し、ビットコイン保有量は2,830BTCに。優先株の調達資金でコインベースからの借入を圧縮したほか、累計のBTC売却額も開示した。
15:45
リップル社、株式や金属などに連動する無期限スワップを機関向けに開始
リップル社の機関投資家向けプライムブローカー「リップルプライム」が、株式やETF、金属、為替など100超の市場を参照するRWA無期限スワップの提供を始めた。ハイパーリキッド上の先物を参照し、24時間取引できる。担保にはRLUSDも使える(法域により異なる)。
14:53
SBIら、ドル建てOUSD連合に参画 円建てJPYSCと相互運用を検討
SBIホールディングスとスターテイルが、米ドル建てステーブルコインOUSDを推進するオープンスタンダードに参画した。ビザやコインベースなど140社超が加わる枠組みで、円建てステーブルコインJPYSCとの相互運用に向けた実証実験を検討する。
14:20
グーグル、量子コンピュータ「20年の壁」に前進 必須工程でエラー40分の1に
Google Quantum AIは、量子プロセッサ「Willow」で「マジック状態の培養」を実証したと発表した。エラーを約40分の1に低減し、T状態の論理忠実度99.99%を達成。成果は科学誌Scienceに掲載された。
14:01
オープンAIの研究モデル、イーサリアムのテストネットで他者の資金を無断使用
オープンAIは15日付の報告で、社内研究モデルがイーサリアムのテストネットSepoliaで、公開シードフレーズから第三者のウォレット鍵を導出し、無断で手数料を支払っていたことを明らかにした。モデルは許可を自問しつつ実行し、最終報告でも開示しなかった。
12:30
レジャー、不正部品攻撃は流通経路狙った組織的犯行と説明 対策も公開
レジャーは、同社仮想通貨ウォレットへの不正部品混入は組織的犯罪グループによる流通段階の改ざんだったと説明。東南アジアでの販売停止や陳列禁止など対策も公表した。
11:29
バイナンスUS、最大1億ドル調達へ 評価額約10億ドル=報道
米仮想通貨取引所バイナンスUSが最大1億ドルの資金調達を模索していると、ブルームバーグが報じた。評価額は約10億ドルで、2022年調達時の45億ドルを大きく下回る。予測市場への参入や州ライセンスの回復も視野に入れる。
10:50
上場ビットコインマイナー3社の9月採掘量、2社が前月比4〜11%減
仮想通貨ビットコイン採掘企業3社が9月の実績を報告。クリーンスパークとビットフフが前月比で減少し、カナーンは横ばいだった。データセンターや排熱利用などの進捗も述べた。
09:54
MSCI新ルール決定、メタプラネットなどビットコイン保有企業の指数除外可能性高まる
米指数算出大手MSCIが非事業会社をグローバル指数の採用対象外とする新基準の導入を発表した。5つの財務比率で判定し、11月30日に発効する。ビットコイン保有企業ストラテジーやメタプラネットへの影響と判定方法を整理する。
09:00
レジャー、新端末「Ledger Atom」発表 不正装置対策も計画
仮想通貨ウォレット大手レジャーは、新デバイスLedger Atomを発表。2027年夏にローンチしたり、不正装置対策を講じたりする計画を説明した。
10/15 木曜日
16:28
ドル建てステーブルコインUSDC払い可能な「Slash Card」一般公開へ
Slash Visionは15日、アプリ「Slash App」を正式リリースし、USDCで決済できるVisaカード「Slash Card」を一般公開した。事前登録制を終え、誰でもアプリから申し込める。運転免許証による本人確認にも対応した。
14:30
ビットコイン相場が膠着状態、8万ドルが重要な分岐点に=Glassnode分析
オンチェーン分析企業Glassnodeは、ビットコインが上値の売り圧力と下値の厚いサポートに挟まれた膠着状態にあると分析した。ETFの売り再開も影響し、8万ドルが重要な分岐点となるとみる。
14:00
ステーブルコインUSDC、EU初の「重要な電子マネートークン(EMT)」に指定
EU当局は14日、サークル社のステーブルコインUSDCをMiCAに基づく初の「重要な電子マネートークン」に分類した。準備資産や流動性などの直接監督権限がEUに移る。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧