保守系イベントCPAC2020で発表
Q&Aサイトなどを手掛けるオウケイウェイブは、自社グループ企業が開発したブロックチェーン基盤の電子投票システムが、米国の保守系組織「American Conservative Union(以下ACU)」の行うオンライン世論調査に採用されたことを発表した。
ACUが毎年開催しているイベント「CPAC2020」にてオウケイウェイブの松田元 代表取締役社長が登壇し、発表が行われた。
CPACは毎年数万人が参加する大規模な保守系イベントで、現職や前大統領など、錚々たる顔ぶれが登壇する。世論への影響度も高く、過去にはトランプ大統領も出席している。
BCvoteはACUが行うオンライン世論調査Year Round Polling Programに採用される。
採用が発表された電子投票システム「BCvote」はイーサリアムブロックチェーン上に構築され、投票内容の追跡や多重投票などの不正行為を防ぐことが可能だ。また、投票終了後は即座に集計が行われる。イベントで登壇した松田氏は、ブロックチェーンベースの投票システムにより不正選挙を防ぐことができると説明。
また、同社のプレスリリースにて、“日本国内においても選挙をはじめ、企業の株主総会やテレビの視聴率調査等の民間調査等のプラットフォームとして提供”できるよう取り組んでいくとした。
ブロックチェーンをベースとした電子投票システム「BCvote」の開発を行ったのはオウケイウェイブの海外グループ企業OK BLOCKCHAIN CENTRE SDN. BHD.だ。
マレーシアに本拠を置く同社は、ブロックチェーンの開発を中心に地元工科系大学や政府と連携し、様々な取り組みを行っている。