CoinPostで今最も読まれています

Bakktの仮想通貨先物、ビットコイン現渡し需要に変化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Bakktの現渡し需要好調

Bakktが提供するビットコイン現渡し(現物BTC決済)の先物は3月、強気相場の真っ只中にあたる2月と比較して、現物の受渡し回数が40%以上増加していたことがわかった。Arcaneリサーチのデータで判明した。

出典:Arcane Research

Bakktの現渡し先物は、昨年9月より開始(現金決済の選択肢もある)。当初は現物決済よりも現金決済を選ぶ機関投資家が大多数を占めていたものの、今年1月から状況が変化、現物決済のトランザクションが急増した。3月は、現時点で2月の44%高水準まで増加しており、約300BTCの取引が行われた。

昨年10月や11月では月平均で20BTCにも達していなかった現渡し取引は需要薄に対する懸念感も高まっていたが、今年に入り150BTC以上の水準を維持している。

Bakktの現渡し取引が増加傾向にある一方で、未だ出来高は300BTCと高い水準にあるとはいいが難い。

米CMEが協力したAcuiti社の仮想通貨取引における機関投資家の最新動向報告書の内容によると、仮想通貨取引の懸念点にあがった内容のうち、「取引所のセキュリティ/ハッキング」が大多数を占めるなど、保有状況に懸念を示す状況。一方で、仮想通貨取引を行わないと決断した伝統資産の取引企業の97%が、2年以内に取引を再考すると回答、仮想通貨取引における派生事業が整うことで、投資対象として見直す考えを示していることがわかった。

Bakktが現渡し先物を導入したことも、機関投資家が求める将来的な仮想通貨エコシステムを形成する上で重要な一歩となっていると言っても過言ではない。

CoinPostの注目記事

仮想通貨ビットコイン×機関投資家 機関マネー流入の見通しは【実態調査:CME協力】
デリバティブ市場の分析を行うAcuiti社がCMEとBitstamp協力のもと、仮想通貨取引に関する機関投資家の最新実態調査を行なった。人気ペアや銘柄選択、機関マネー再流入のポイントなどが明らかになった。
速報 仮想通貨をスタバで 「Bakktキャッシュ」が統合
ICEの仮想通貨子会社Bakktが提供する決済手段が、スターバックスのアプリに統合された。ビットコイン(BTC)のデリバティブ取引を経て、待望の第二フェーズ「決済」が始動する。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/08 水曜日
11:25
米金融大手サスケハナ、1500億円相当のGBTCを保有
米大手投資・トレーディング会社サスケハナが約10億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETF「GBTC」を保有していることが確認された。
10:40
イーサリアムは穏やかなインフレ傾向に ETH焼却量減少で
仮想通貨イーサリアムは、主に取引手数料の低下により、焼却されるETHの量が大幅に減少している。DencunアップグレードやL2の活発化が背景にある。
09:30
「BTC相場は回復に転じた可能性」SCB銀が分析
「仮想通貨ビットコインの相場は回復に転じた可能性がある」とスタンダードチャータード銀行が分析。米大統領選の影響や今後の価格も分析している。
08:10
トレーダーに利回り提供へ、BybitがUSDeを取引担保に採用 
ENAトークン一時急騰 仮想通貨(暗号資産)取引所Bybitは7日、新しいステーブルコイン「USDe」をデリバティブ取引の担保資産に追加すると発表した。トレーダーに利回りを提供…
07:25
「仮想通貨市場には詐欺や問題が多い」ゲンスラー委員長
米SECのゲンスラー委員長は、仮想通貨の投資家保護の必要性を改めて強調。一方、イーサリアムの証券性については明言しなかった。
06:45
ワールドコイン過去一週間で35%上昇、その背景は
OpenAIのライバルであるGoogleは、5月15日に大規模な開発者カンファレンス「Google I/O」を開催する予定だがこれに先駆けChatGPTの検索エンジンを発表する観測だ。
06:10
米ビットコイン現物ETFに330億円純流入、2日連続プラスに
米ビットコインETFに回復の兆し。米月曜日、すべての仮想通貨ビットコイン現物ETFはプラスの資金流入を記録した。
05/07 火曜日
17:54
米決済大手Visa「ステーブルコイン取引高の約9割はbotによるもの」
決済大手Visaは、仮想通貨ステーブルコインについての記事を発表。ステーブルコイン取引活動の90%はボットなどによるものだと分析している。
14:32
米SEC、Invescoの「イーサリアム現物ETF」の可否判断を最終期日まで再延期
米国証券取引委員会は、InvescoとGalaxy Digitalが共同で申請した イーサリアム現物ETFの可否判断をさらに延期すると発表。次回の期限は7月5日で、これが最終期限となる。
14:22
米マラソンデジタル、ケニア政府とビットコインマイニングで協議
米上場ビットコインマイニング企業マラソン・デジタルは、ケニア政府と、仮想通貨政策やデーターセンター開発などで話し合っていると述べた。
12:30
前週末にかけてビットコイン大幅反発、ETFフローに好転の兆し
暗号資産(仮想通貨)相場は前週末にかけてビットコインが大幅反発し、暴落していたアルトコイン値を持ち直した。グレースケールGBTCへの資金流入など、ビットコイン(BTC)現物ETFのフローにも好転の兆しが見られる。
10:58
Bitwise幹部、コインベースの事業を分析
仮想通貨に非友好的な米国の規制環境をコインベースは利用できているとBitwise幹部が指摘。特に印象的であると感じる点を2つ説明した。
10:42
米SEC、証券法違反をロビンフッドに警告
米SECがロビンフッドにウェルズ通知を送付し、証券法違反を警告した。同社の仮想通貨事業を提訴する可能性が浮上したが、SECの対応を疑問視する声も上がっている。
05/06 月曜日
14:00
LayerZero、不正なエアドロップ受取を抑制へ
クロスチェーンプロトコルLayerZeroは、トークン配布の際の不正行為シビル・ファーミングを特定すると発表した。自己申告期間も設けている。
12:30
ビットコイン、累積トランザクション数が10億件に到達
仮想通貨ビットコインは、これまでの累積取引数が10億件を超えた。最近では現物ETF承認の他、Runesやオーディナルが取引数をけん引している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア