はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米財務省にハッキング被害=ロイター報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米財務省、ハッキング=ロイター報道

日本時間14日未明、米国の財務省と商務省がデータ流出(ハッキング)の被害に遭った事を関係筋の証言としてロイター通信が報じた。ハッカー集団の背景にはロシア政府が絡んでいる可能性もあるとする報道が、報道各社より発表されている。

報道によると、数ヶ月間に渡って米国の財務省と商務省傘下の行政機関、国家電気通信情報管理庁(NTIA)から機密情報が流出していた事が関係者から明らかになった。

関係筋によるとハッキングは数ヶ月前にNTIAのMicrosoft Office 365に潜入。夏頃から電子メールなどがハッカーに監視されていた。

現状、どれほどの情報が流出したかは定かではないが、ハッキングの件に関して米国家安全保障会議(NSC)は米時間12日に緊急会議を実施。深刻な事態となる中、NSC広報担当者は「米国政府はこの状況から起こり得る問題を特定して解決に向けて一切の措置を講じている」と言及している。

財務省と商務省に講じたハッキング手法を利用して他の米政府機関も情報流出の対象となった可能性もあるとロイターは報じている。

また、米ワシントン・ポストは、米連邦捜査局(FBI)などが状況解明に動き出しており、ロシア政府の情報機関SVRをハッキングの主犯として捜査が進められているとした。

米政府機関は2014年から15年の期間も今回のような長期にわたるデータ流出の被害に遭っており、サイバー犯罪の全貌が解明するまでには数ヶ月から数年かかっている。

苦しいタイミング

今夏から始まっていたとされるハッキングだがトランプ政権撤退、バイデン次期政権目前のタイミングでの発覚となった。

最初にハッキングが判明した財務省のFinCENは先日、資金洗浄やテロ資金調達の防止を置く目的で監視強化のために金融機関に対して相互の顧客情報の共有を求めていたばかりだ。

関連米FinCEN、疑わしい取引の情報を広く共有すべき──仮想通貨も対象に

今回の件に関して仮想通貨取引所クラーケンのMarco Santori最高法務責任者はちょうど「歯がゆいタイミング」での事態発覚になったと言及。米政府が顧客情報の開示を求めていた中で、政府機関のデータ・セキュリティ面での脆弱性が浮き彫りとなった状況がこの発言の背景にある。

参考:ロイター

参考:ワシントン・ポスト

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/17 水曜日
18:00
日本でステーブルコイン普及のハードルと可能性は?|WebX2025トークセッション
WebX2025で日本円建てステーブルコインの普及をめぐるパネルセッションが開催された。専門家がステーブルコインの課題やユースケース創出をめぐって徹底議論した。
17:43
メタプラネット、「Bitcoin.jp」ドメインを取得 「ビットコインジャパン」も設立
メタプラネットは「Bitcoin.jp」を戦略的に取得し、新会社を設立。国内ビットコイン事業の拡大と収益基盤強化を目指す。
15:15
ビットコイン・スタンダード著者、アルゼンチン・ミレイ政権の経済政策を「ポンジスキーム」と指摘
ビットコイン・スタンダード著者のサファディーン・アモス氏が、アルゼンチンのミレイ政権の経済政策を「国家規模のポンジスキーム」と痛烈に批判。キャリートレードによる金融システムの崩壊リスクと、自由主義政策の矛盾を解説した。
13:30
11年間休眠のビットコインクジラが1000BTC移動、170億円相当
11年以上休眠していたビットコインクジラが17日朝、1000BTCを4つの新しいアドレスに移動したことがオンチェーンデータで判明した。
11:40
コインベース、銀行の「預金流出」懸念を否定 ステーブルコイン規制めぐり反論
米仮想通貨取引所大手コインベースが銀行業界のステーブルコイン規制変更要求に対し、預金流出は根拠のない神話だとする反論文書を発表した。
10:45
米ビットコイン法案承認に向けた円卓会議、セイラー会長らが出席
米連邦議会でビットコイン法案の円卓会議が開催され、ストラテジーのマイケル・セイラー氏らが出席。この法案では米政府が合計で仮想通貨ビットコインを100万BTC購入することなどが提案されている。
10:02
米国と英国、仮想通貨市場などで連携強化を協議=報道
ベッセント米財務長官、リーブス英財務相が仮想通貨分野での連携強化を協議した。リップル社なども出席した会合で、英米テックブリッジ関連で話し合いが行われた。
09:40
バイナンス、米司法省との監視官解除交渉が進行中=報道 
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスが43億ドルの和解合意で課された外部監視官の要件が解除される可能性について米司法省と協議していることが報じられた。BNBが上昇。
08:40
サークル、ハイパーリキッド上でUSDC展開へ HYPE投資も実施
大手ステーブルコイン発行企業のサークルがデリバティブ取引DEX最大手のハイパーリキッドでUSDCのネイティブサポートを開始すると発表した。
08:10
米SECの仮想通貨ETFの新たな上場基準、10月にも適用開始か
Bitwiseの最高投資責任者は、米SECの仮想通貨ETF上場の汎用的なルールが10月にも適用される可能性があると分析。それによって多くの仮想通貨ETFが誕生する可能性があると述べた。
07:55
イーサリアム、DAT企業からの恩恵で優位性維持か スタンダードチャータード分析
スタンダードチャータード銀行のジェフリー・ケンドリック氏が、デジタル資産トレジャリー企業の台頭においてイーサリアムがビットコインやソラナより有利になると分析した背景と、mNAV低下による業界への影響について解説。
07:00
NYSE上場のクリーンコア、1億ドージコインを追加取得し総保有量6億DOGEを突破
NYSE American上場企業のクリーンコアソリューションズが16日に1億枚のドージコインを追加取得し、公式ドージコイン・トレジャリーの総保有量が6億枚を超えたと発表した。
06:25
米国でXRPとドージコインETFが今週上場予定か、専門家の見解は
米国でXRPとドージコインのETFが今週木曜日に上場予定と報じられた。1940年投資会社法を活用した新しい仕組みで、ケイマン諸島子会社を通じた投資構造を採用。
05:55
トム・リー予測、FRB利下げでビットコインとイーサリアムが3ヶ月以内に大幅上昇か
ETHトレジャリー企業ビットマインの会長でもあるトム・リー氏がCNBCで、FRBの利下げによりビットコインとイーサリアムが今後3ヶ月で大幅な上昇を見せる可能性があると予測した背景と根拠を詳しく解説。
05:30
グーグル、AI決済でステーブルコイン対応
グーグルが16日に発表した新しいAI決済プロトコルは、ステーブルコイン対応を含む機能でAIエージェント間の自動決済を可能にする。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧