- Upbitが詐欺の疑いで家宅捜索を受ける
- 韓国検察は10日から11日にかけ、世界第四位の取引所Upbitに対し、詐欺の疑いで家宅捜索を行いました。同社は、実際の資産保有量よりも多くの仮想通貨を顧客に販売していた疑いがあるとされ、現在も捜査が続いています。
韓国最大手取引所に家宅捜索
韓国の検察は韓国の最大手取引所で、本日時点で取引量世界第4位の取引所のUpbitに対し、詐欺の疑いで捜索を行なっている、と複数の韓国メディアが報じました。
ソウル南部の地方検察は10日から11日にかけて、ソウル江南区に位置するUpbit社の本社を家宅捜索し、同社の保有するコンピュータのハードディスクなどを関連資料として押収したことを明らかにしました。
検察の関係者は、同社が設立当初に、実際の資産保有量よりも多くの仮想通貨を顧客に販売していた疑いがあるとしており、現在も操作が続いています。
韓国検察は3月から国内仮想通貨取引所の調査を行っており、最初の捜査対象は韓国の大手取引所Coinnestでした。
先月には、CoinnestのCEOであるKim Ik-hwan氏が横領、および詐欺の疑いで身柄を拘束されています。
韓国相場が先行して大きな下落
本日に入り大きな下落を記録していた仮想通貨市場ですが、今回の韓国報道を受け、該当取引所である韓国UPBITでは取引高が一気に14倍以上に上昇、韓国相場のみ他国の相場とかけ離れ、大きな下落を記録しています。
状況的に大きな弱気相場となっていたことから、さらに他市場の相場も釣られて下落する可能性もあり、相場の動きに注意が必要となります。
このように『キムチプレミアム』と呼ばれる韓国の価格乖離の状況がなくなり、現在他国市場の価格を超える勢いで韓国相場のみ下落している様子が見て取れます。