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テラ非営利組織、ビットコイン大量移動の疑惑を否定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

LFGの否定

暗号資産(仮想通貨)テラ(LUNA)の非営利組織である「Luna Foundation Guard(LFG)」は28日、LFGのウォレットから3,313 ビットコイン(BTC)が移動したとする報道を否定した。

Coindesk Koreaは27日、分析プラットフォームCryptoQuantの分析を根拠に、LFGが3313 BTC(約91億円)を2つの仮想通貨取引所に送信したと伝えた。

しかし、LFGは2022年5月以降に保有するビットコインを動かしていないと反論。記載されたウォレットアドレスには現在313 BTC(約8,700万円)が保管されており、トランザクションは22年5月19日に途絶えている。

LFGは2022年5月以降、新しいウォレットを作成したり、BTCや他のトークンを保有して移動していない。

韓国の捜査当局は9月14日にテラ・ブロックチェーンの開発企業Terraform LabsのDo Kwon CEOら5名に詐欺及び資本市場法違反等を含む容疑で逮捕令状を発行したばかり。

CoinDesk Koreaによると、9月15日に突如、仮想通貨取引所バイナンスにLFG用のウォレットが作成され、9月28日までに同ウォレットから3,313 BTCが別の取引所KuCoinに1,354 BTC、OKXに1,959BTCが移送されたという。

また、容疑者の逃亡支援や資金洗浄が疑われるため当局が各取引所に口座凍結を要請。KuCoinとOKXはすでに協力して口座を差し押さえた模様だ。

関連:韓国当局、テラのDo Kwon創設者らに逮捕令状を発行

テラ創業者を国際手配へ

朝鮮日報によれば、Do Kwon氏らは現在シンガポールに滞在していると見られている。韓国当局は捜査体制を強化するため、インターポール(国際刑事警察機構)に国際手配書「レッドノーティスを発行するよう要請したことが、26日のブルームバーグ報道によって明らかになっている。

一方、Do Kwon氏はインターポールの手配書にまだリストされていないと指摘し、素性を隠すことなく、日常生活を送っているようだ。27日には「リビングでコードを書いている」と気楽に述べているが、正確な居場所の開示は拒否している。

旧テラ(LUNA)を担保に発行するアルゴリズム型ステーブルコイン「UST」は22年5月に崩壊。テラ投資家やUST保有者を中心に仮想通貨市場で債務不履行の連鎖を引き起こした。

関連:テラUSD(UST)のディペッグ騒動 Terraform Labs社や取引所の対応まとめ

時価総額でトップ10内にあった旧テラは、5月8日からわずか数日間で99%以上下落。旧USTも同様に暴落した。USTの準備金として貯えられた80,394BTCの一部はジェミニ(Gemini)に送られたことが分かっている。テラ側はUSTを買い支えるために使用したと主張しているが、実行性を疑う指摘も挙がっていた。

6月には、Do Kwon氏が旧テラのエコシステム崩壊前に、3年近くに渡って毎月約100億円(8,000万ドル)相当を現金化し、合計で約3300億円(27億ドル)を得たとする疑惑が浮上したが、Kwon氏は過去2年間の収入はTerraForm Labsからの現金給与のみだとして強く否定していた。

関連:テラ(LUNA)共同創設者、毎月100億円を現金化してきたとする疑惑を否定

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