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取引速度の高速化を追求、サムCEOが「FTX v2」のローンチ計画明かす

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

FTX V2をリリースへ

暗号資産(仮想通貨)取引所大手FTXは改良型オーダーマッチングエンジンと、伝送性能を高めるAPI経路等を搭載した「FTX v2」を11月21日にローンチする計画を明らかにした。よりスムーズな取引体験を提供するねらい。

また、リリースまでの1か月間、APIトレーダーに対して、新機能の一部を試験利用で協力するよう要請している。

オーダーマッチングエンジンはユーザーの売買注文の管理システムであり、仮想通貨取引プラットフォームの中核機能である。また、APIは自動プログラム取引(BOT)用に公開されるソフトウェアの一部のこと。これらの機能改善により、トレーダーにとってより高速な取引体験を得られることが期待される。

FTXのサム・バンクマン=フリードCEO(通称、SBF)は、11月21日の機能補強の1群により、取引所の注文処理能力が倍増し、レイテンシー(レスポンスが返ってくるまでの待機時間)が50%削減されると述べている。

SBFは、FTXが2022年の大半を新機能開発に費やしてきたと言い、リリースの準備がほとんど整った、と加えた。

関連:FTX、買収のために資金調達を検討か=関係

ビットコインのボラティリティ

これまで、ビットコインなど仮想通貨の価格変動(ボラティリティ)が激しい時期に、ユーザーのアクセスや注文が殺到することで、取引プラットフォームにアクセスできなくなる事態が各所で発生してきた。

マッチングエンジンがユーザーの売買注文をスムーズに処理できず、API経路の容量が圧迫されている場合、照合処理が遅れ、その間にユーザーのポジションの損失が膨らみ強制的に清算される場合がある。

データサイトCoinMarketCapで仮想通貨デリバティブ取引所第2位に位置するFTXは9月13日、ビットコインが急落した際にユーザーのアクセス量が急増してウェブサイトにアクセスが出来なくなる事態が生じた。SBF氏はツイッターで、取引プラットフォームに異常はなくウェブ・インターフェース関連の問題だと釈明していた。

同日、高い注目を浴びたCPI(米消費者物価指数)が前年比8.3%上昇となったことがネガティブサプライズとなり、リスク回避の売りが加速。1時間での仮想通貨デリバティブ市場全体のポジション清算額は約160億円(1億1000万ドル)に及んだ。

関連:CPI発表を受け、株やビットコインなどリスク資産が暴落

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