メインネットとトークノミクス
zkSync 2.0のトークンミクスが11月上旬に発表される見通しであることが明らかになった。
zkSync 2.0はイーサリアムのレイヤー2ソリューションで、2022年2月からテストネットに移行。10月29日に「zkSync 2.0」のメインネットローンチを予定している。
zkSync 2.0の開発会社Matter LabsのSteve Newcomb最高製品責任者は21日に開催したTwitterスペースでトークンについて質問を受けて以下のように語った。
あまり慌てさせたくないが、11月の第一週に皆が待ち望むトークノミクスに関連する声明を出すのを期待してほしい。
Newcomb氏はまた、zkSyncのトークンのエアドロップ(無料配布)については “単なる噂 “として否定した。
Matter Labsは21年11月、米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)が主導するシリーズBで5,000万ドル(約56億円)の資金調達を行なった。
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zkSync 2.0のロードマップ
zkSync 2.0は、ZKロールアップベースのレイヤー2スケーリングソリューション。ZKロールアップはトランザクションを集約してオフチェーンで処理し、生成した暗号証明のみをイーサリアム・ブロックチェーンに保存する。
数あるZKロールアップの中でもzkSync 2.0は、EVM(イーサリアム仮想マシン)互換を備え、イーサメインネット上のUniswapなどのdApps(分散型アプリ)をスムーズに移植できる利点がある。
zkSync 2.0は10月18日にパブリックテストネットをローンチした。29日にメインネット(Baby Alpha)ローンチを迎える。
Today, we’re extremely excited to announce that we have successfully completed Milestone 3: Proof Merging. With the integration of validity proofs, zkSync 2.0 is officially the world’s first-ever zkEVM running on a public testnet.https://t.co/bKKBmOzddW
— zkSync (@zksync) October 17, 2022
🧵 (1/5) pic.twitter.com/KooFnPlla2
zkSyncのメインネット起動時に外部プロジェクトは利用可能ではない。まずはセキュリティを最優先にストレステストを実施する。問題がなければ、22年4Q(10月から12月)中の「フェアローンチアルファ」フェーズでdApps(分散型アプリ)を搭載するが、ユーザー利用はまだである。
最終的に、2022年末の「フルアルファ」フェーズで、外部ユーザーがブリッジを経由してzkSyncエコシステムにアクセス可能になる。
zkSync 2.0のエコシステムには、DeFi(分散型金融)のトッププロジェクト(Argent:ウォレット、Curve:DEX、Yearn:金利アグリゲーター)、インフラプロダクト(Chainlink:オラクル、The Graph:データインデックス、Gnosis:金庫)、現金ゲートウェイを含む100以上のプロジェクトが待機している。
14日には、大手分散型取引所(DEX)Uniswapが、zkSync 2.0で利用可能になる計画が明らかになった。
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