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バハマ政府、FTXのサム前CEOを逮捕 米政府に身柄引渡しへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

FTX前CEO、逮捕

バハマ王立警察(RBPF)は12日、暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの前CEOサム・バンクマン=フリード(SBF)氏の逮捕を発表した。

声明では、米国政府からの身柄拘束に関する依頼に応じた動きだと、バハマのライアン・ピンダー司法長官は説明。米国への身柄引渡しを念頭に、逮捕に至った格好だ。

なお、米国当局は現時点では詳細を具体的に発表していないものの、身柄確保を依頼したのは米ニューヨーク州南部地区(SDNY)の模様。SBFの逮捕に関して、以下のようにコメントしている。

12日夜、バハマ当局は当地区が提出した逮捕令状に基づき、米国政府の要請によりサム・バンクマン=フリードを逮捕した。

我々は明日朝(米時間13日朝)までに逮捕状を公開し、改めて発表を行う。

また、SEC(証券取引委員会)も上述の連邦犯罪以外にも証券法違反の疑いでSBF氏を起訴する方針を表明。同様にニューヨーク州南部地区(SDNY)で起訴状を米時間の13日朝に申請する。

なお、SBF氏への刑事告発の内容としては以下の項目がある模様。関係筋の情報としてニューヨークタイムズが報じた。

通信詐欺および通信詐欺の共謀、証券詐欺、そして証券詐欺の共謀と資金洗浄(マネーロンダリング)

SEC以外にも、米司法省やCFTC(商品先物取引委員会)もSBF氏の事例を調査に乗り出している。ようやく逮捕が実現したが、今後も再逮捕の可能性も考えられる。

これに伴い、米時間13日実施予定だったFTX破綻に関する米議会での公聴会参加もより困難になったとみられる。

関連:米議会両院、FTXのサム前CEOを公聴会に召喚へ

今後の流れ

現地時間12日の午後6時頃にバハマの自宅で逮捕されたSBFは、バハマ当局に協力的だった模様。現地時間13日には首都ナッソーの治安判事裁判所に出廷する予定だという。

また、友好関係にある米政府とバハマ政府は1990年に犯罪者の本国送還に関する条約を樹立。今回も米政府の要請に応じる形でCEO退任とFTXおよびアラメダ・リサーチの破産申請から約1ヶ月に逮捕された格好だ。

ただ、本国送還が実現する具体的な日程は現段階では不明。身柄引き渡しを拒否した場合には、長期化する可能性も想定される。

逮捕に至る前までSNS運用を行い多数のインタビューに出演していたSBF氏は、顧客資産の返済に努める姿勢を強調していた。また最近では新たな企業を設立し、収益でFTXユーザーの顧客資産を返済する構想なども語っていたが、状況が状況だけに信憑性がないとして批判も絶えなかった。

関連:仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

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