フレアをエアドロップへ
暗号資産(仮想通貨)フレア(FLR)は10日、最初のトークン配布イベント(TDE)を完了した。
配布の対象者を確定するスナップショットは2020年12月に行われていたため、2年越しのエアドロップとなる。フレアは仮想通貨XRPの保有者に対して配布されるが、取引所によって対応が異なるため、まだ対象者全員が受け取れているわけではない。
TDE successfully completed.
— Flare ☀️ (@FlareNetworks) January 10, 2023
Thank you to all who participated & watched the live stream. During the event, we highlighted the core protocols #Flare is building, as well as demos from our partners & builders.
If you missed the live stream, a replay is available👇 https://t.co/ERcopIrJJ9
海外の取引所ではバイナンスらが対象者への配布を完了。すでにクラーケンやOKXなどの取引所で、現物の取引も開始されている。CoinGeckoのデータによれば、本記事執筆時点の価格は0.039ドル。24時間比では約73%下落している。
日本の取引所については、本日ビットバンク(bitbank)が対象者への付与を行い、上場も行う予定。貸借サービスについても募集を開始すると説明している。
関連:bitbankとSBIVC、フレア(FLR)取り扱いとエアドロップ付与を発表
また昨年12月には、bitFlyer(ビットフライヤー)が、TDEから2週間以内にフレアの取り扱いとエアドロップを行うと発表。今月6日にはSBIVCトレードも対象者へ配布することを公表している。
関連:bitFlyer、仮想通貨フレア(FLR)のエアドロップ付与と取り扱い開始へ
フレアとは
フレアは「すべてをつなぐ」をコンセプトにするブロックチェーンの名称でもある。公式ウェブサイトによると、中心となるプロダクトは以下の2つ。
- Flare Time Series Oracle:分散型のオラクルネットワーク
- State Connector:外部のブロックチェーンやインターネットからデータを取得する機能
オラクルとは
ブロックチェーンにおけるオラクルは、ブロックチェーンと外部の世界を接続する役割を果たす。ブロックチェーンはネットワークの外部とやりとりができないため、仮想通貨の価格などをブロックチェーンに伝える。
▶️仮想通貨用語集
もともとは「XRPL(XRPレジャー)」やその他のL1チェーンにスマートコントラクトを実装し、その機能を拡大することを目的に開発が開始されたものの、2022年7月に新たなネットワークとして再ローンチした。
その際にネイティブトークンの名称も「スパーク(Spark)」からフレアに変更している。
なお、今回エアドロップが行われたフレアは最初の配布分で、全配布量の15%。残りの85%はコミュニティ投票で決定する方法に従い、36カ月かけて配布する予定となっている。