はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

FTT高騰 FTX、仮想通貨取引所の再開を検討

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所を再開か

経営破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのジョン・J・レイCEOは、取引所を再開できないか検討していることがわかった。同氏にインタビューした「The Wall Street Journal(WSJ)」が19日に報じた。

サービス再開を検討しているのはグローバル版のFTX。レイ氏は特別チームを作り、単純に資産を清算したり、プラットフォームを売却したりするよりも、FTXを再開した方が顧客のためにより多くの価値を取り戻せるのではないかと考え、調査を行っているという。

レイ氏によれば、FTXの幹部の犯罪行為に批判が集まっている一方で、一部の顧客からはFTXの技術を賞賛する声や、プラットフォーム再開は価値を生み出せるのではないかと提案する声が上がっている。同氏は「もし道があれば、検討ではなく実行していく」と語った。

今回の報道を受け、裁判待ちのサム・バンクマン=フリード前CEOは「レイ氏がついに取引所再開に賛同するような言葉を口にしたことを嬉しく思う」とコメント。また、「FTX USには債務の支払い能力があり、顧客に資産を返すことができることをレイ氏が認めるのも待っている」と述べた。

関連FTXサム前CEO、罪状認否で無罪を主張

FTX再開の可能性をWSJが報じた後、FTXの取引所トークンであるFTTの価格は上昇。CoinGeckoのデータによると、本記事執筆時点の価格は2.27ドルで、24時間比+28%となっている。

FTXとは

グローバル版以外にも米国版の「FTX US」や日本版の「FTX Japan」などを運営していた仮想通貨取引所。2019年の創設後、急速に頭角を表し、業界最大手バイナンスに次ぐ大手取引所へと成長していた。その後に経営破綻し、昨年11月に破産申請を行なっている。

▶️仮想通貨用語集

関連仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

FTXの状況

FTXの経営破綻を受けてCEOに就任したレイ氏は、米エネルギー企業エンロンなどの破産を監督した経験を持つ。同氏は以前、FTXの杜撰な経営状況について「組織のあらゆるレベルで、企業統制がこれほどまでに機能していない状況は初めて目にする」と指摘していた。

CEO就任後にレイ氏がインタビューに応じるのはWSJが初めてとみられる。最近は、FTXにどれぐらいの資産が残されているかを調べたり、FTX Japanなどの一部事業を売却したりすることなどに尽力。先週にはFTXが、約6,600億円(約50億ドル)の資産を特定し回収したことが明らかになった。

関連FTX、6,600億円の資産を確保

日本では、FTX Japanの状況に注目が集まっている。FTX Japanは19日に、顧客資産の返還に関する案内を新たに発表した。

発表では「FTX JapanおよびLiquid Japanで預かっている法定通貨および仮想通貨の出金・出庫再開は、現時点では2023年2月を予定している」と説明。具体的な日時は確定次第、公表するとしている。

関連コインチェック親会社のマネックス松本社長、FTX Japan買収に関心=報道

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
17:47
ギャラクシー・デジタル、ポリマーケットとカルシで流動性提供を検討=ブルームバーグ
仮想通貨投資大手ギャラクシー・デジタルが予測市場プラットフォームのポリマーケットとカルシでマーケットメイカーとして流動性提供を検討。既に小規模実験を開始しており、機関投資家の参入で市場の成熟が加速する可能性。
17:39
ビットコイン急落の背景は ETF・DAT・ステーブルコインの3大需要が逆転=NYDIGレポート
NYDIGは最新レポートでビットコイン急落の本質を明らかにした。ETF資金流出、DAT企業のプレミアム崩壊、ステーブルコイン供給減少という3大需要源の反転により、強気サイクルを支えた自己強化型ループが破綻したことが大きく影響している。
17:34
ソラナとXRPのETFが好調 資金フローの明暗が鮮明に
ビットコイン・イーサリアムETFが週次で大幅流出する一方、ソラナとXRPの現物ETFは資金流入を維持。20日連続流入のSOLや週次トップのXRPなど、資金フローの明暗を比較する。
17:05
CMEグループ、仮想通貨先物・オプション取引高が過去最高を更新
CMEグループが11月21日に暗号資産先物・オプション取引で過去最高の79万4,903件を記録。年初来の平均取引高は前年比132%増となり、機関投資家の参入拡大と市場成熟を示す。
15:38
SEC、Fuseエナジートークンを証券非該当と判断 実用型トークンに新たな道筋
SECが英Fuse Energyの実用型トークンを証券非該当と判断し、ノーアクションレターを発行。DePIN分野の規制明確化が進む中、市場規模は190億ドル(約2.9兆円)に達し、前年比270%の急成長を記録。
13:54
「プレミアムで取引されるデジタル資産トレジャリー企業は少数に」ビットワイズ見解
ビットワイズCIOがビットコインなどを保有するDAT企業の今後を分析した。プレミアムを維持できるのは一部のみで、多くはディスカウント価格で取引されると予想している。
12:13
中国、ビットコインマイニング世界3位に復活か シェアの14%を占める=ロイター
ロイター通信によると、中国のビットコインマイニングシェアが2021年の全面禁止後に約14%まで回復し、世界第3位に返り咲いた。新疆や四川で余剰電力を活用した地下採掘活動が活発化。
12:01
JPモルガン、仮想通貨企業CEOの口座閉鎖か 「チョークポイント2.0」と波紋を呼ぶ
ビットコイン決済アプリStrikeのCEOがJPモルガンの口座を閉鎖されたと訴えている。仮想通貨業界への銀行サービス拒否が続いている可能性が浮上し波紋を呼んでいる。
11:44
グレイスケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除
グレイスケールがXRP・ドージコイン現物ETFを11月24日にNYSE Arcaで上場開始。管理手数料0.35%、初回3カ月間または10億ドル到達まで無料。米国初の純粋なドージコイン現物ETFとして、キャナリー・キャピタル、ビットワイズに続く市場参入。アルトコインETF市場が急拡大中。
11:35
米ビットコイン現物ETF、4週連続で資金が純流出
米上場の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、先週の資金フローが約1,914億円の純流出だった。これで週次としては4週間連続で純流出となったが、ポジティブな見方も上がっている。
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧