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イーサリアム、上海アップグレードのテスト実装を計3回予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

上海アップグレードの試行予定

暗号資産(仮想通貨)イーサリアムのコア開発者グループは2日に定期会議を実施。次期アップグレード「Shanghai(上海)」のテストに関するスケジュールについて議論した。

複数のテストネットでの起動が全て成功した場合、メインネットでの上海アップグレードは、最短で3月中旬までに実施可能になるとの見解も出ている。

上海はマージ後初のイーサリアムのアップグレード。投資家にとって最大の関心は1,620万 ETH(約3兆1,800億円相当)とステーキング報酬が初めて出金可能になることだ。

22年9月の「マージ」アップグレードでは、イーサリアムの合意形成アルゴリズムが「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」から「プルーフオブステーク(PoS)」へと完全に移行した。移行に伴い、以前まで発生していたマイニング報酬(13,000ETH/日)は0(ゼロ)になり、1日のETH新規発行量はステーキング報酬(執筆時点に1,789 ETH)のみとなっていた。

ステーキングETHの出金機能の実装に伴い、短期的には一定の売り圧力を引き起こすとの見解があるが、エコシステム内での資金拘束がなくなり流動性が向上することはポジティブな側面もあり、中・長期的には新たなETHステーキング需要を喚起するとも期待される。

関連:仮想通貨イーサリアム、1月に供給量が純減

Zhejiangテストネットの公開

2月2日には、ステーキング引き出し機能を備えた公開テストネット「Zhejiang(浙江省)」がローンチしたばかり。イーサリアム財団のDevOpsエンジニアであるBarnabus Busa氏は会議で、クライアントソフトウェアに生じた障害を加味しても、「2月7日にはZhejiangテストネットで上海を起動できるようになる」と述べた。

Zhejiangで“上海”の起動が成功すると、イーサリアムの2つの公開テストネットでそれぞれ上海を起動する予定だ。コア開発者のTim Beiko氏によると、まずはSepoliaで2月中旬の上海実装を予定しており、2月下旬から3月上旬にかけてGoerliテストネットでも展開する。

仮想通貨取引所やステーキングプールなどのステーキングサービスプロバイダーは、これらの公開テストネットで本番前にステーキングETHの出金機能をテストする格好となる。

2つのアップグレード

事前の計画では、Zhejiangテストネットのローンチから6日後にあたるエポック1350で、「Shanghai(上海)」と「Capella」アップグレードが実装予定とされた。エポックはETHバリデーター専用の指標(処理期間の番号)のこと。

イーサリアムは実行レイヤーと合意形成レイヤーの2つで構成されており、Shanghaiは実行レイヤーのアップグレード、Capellaは他方のアップグレードを指し、この2つで次期アップグレードは構成される。

テストネットのShanghai+Capellaアップグレードで、ステーキングされたイーサリアムの出金をテストできるようになる。全額を出金することも、一部を引き出すことも可能になる設計だ。

関連:イーサリアム、ステーキング出金機能を備えた公開テストネットをローンチへ

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