はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社CEOと元米SEC委員、仮想通貨の有価証券問題と今後の展望を語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社のGarlinghouse氏がスタンフォード大学の番組に出演
リップルのCEOを務めるBrad Garlinghouse氏はスタンフォード大学の番組に出演し、ICOをめぐる証券問題や仮想通貨の実用性などについて、様々な意見を述べた。

Garlinghouse氏曰く:ICOは証券

リップルのCEOを務めるBrad Garlinghouse氏は、「スタンフォード・リーガル」というスタンフォード大学のポッドキャスト配信番組に出演し、同大学の教授兼元SECコミッショナー(委員)Joseph Grundfest氏と、現在話題となっている仮想通貨、特にICOの有価証券性について様々な意見を語り合いました。

まず、Grundfest スタンフォード教授は、無法状態に置かれるICO市場が詐欺や不正行為をもたらしている現状について、このように語りました。

「もしこれらの投資道具が有価証券に当てはまれば、SECの規制対象にされざるを得ない」

そして、今後の展開としてトークンを証券として登録するプロセスに関して、証券に関する申請免除が起こる可能性や流通市場での販売制限が考えられると言及。

「ICO商品を購入し、お金を損した人(原告側)はICOを販売した企業が証券法に違反する裁判所に持ち込んだ。証券であるにも関わらず、登録されていないのは問題であると主張しているのが現状だ」

と述べました。

そして、Garlinghouse氏は2017年におけるICO販売総額が30億ドルであったことに対し、今年はすでに100億ドルに達していると取り上げました。

「元々、私がSECなどの規制当局による詐欺に関する注意喚起の強化がICOのペースを落とすと予測していた。多くのICOトークンが有価証券に該当する。。。カオスのような市場であるため、年内で厳格な規制されるはずだと思う」

と言及し、Garlinghouse氏は、自社が巻き込まれている証券関連の訴訟については言及こそしなかったものの、規制当局が動かない限り、ICOブームの勢いはしばらく止まらないと指摘しました。

Grundfest教授もそれに同意し、

「ICOは露骨に証券法に違反している」

と強調しました。

Garlinghouse氏が語る:コーヒーショップでビットコインやXRPで支払う日はまだほど遠い

また同じポッドキャスト番組で、Garlinghouse氏は現在における仮想通貨とブロックチェーンの実用性についても意見を述べました。

仮想通貨が法定通貨の代わりになり得るかに関して、Garlinghouse氏は以下のように語りました。

スターバックスでビットコインやXRPでコーヒーを買う日になるまで時間がかかると思う。

日常の支払いに関しては、ドルなどは正常に機能をしているため、それに勝ることが出来ない限り、(日常的な支払いで利用される)通貨のは難しいのではないだろうか。

G20において、法定通貨はうまく機能を果たしているので、これから10年間XRPを消費決済手段として利用する理由はほぼ無いといえるが、法定通貨の機能が破綻している経済もある。

もしハイパーインフレーションにいるのならば、選ぶのは法定通貨か仮想通貨か。今よく見られるのは、そのような経済に影響されている人々は“仮想通貨のほうがいい。アセットとして、価値向上の可能性と低インフレーションというメリットがあるからだ”と言われていることだ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧