WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マイクロソフトやゴールドマン・サックスらが協業 ブロックチェーンで金融システムの相互運用実現へ 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融システムの相互運用実現へ

ブロックチェーン関連企業Digital Asset社は9日、新たなブロックチェーンネットワーク「Canton Network」のローンチ計画を発表した。

Canton Network自体は9日にローンチ済み。このネットワークはプライバシー機能を持ち、金融システムの相互運用を実現するために開発された。企業や機関投資家の資産に利用できるように設計されており、効率性を高めたり、イノベーションを促進したりすることがローンチの目的である。

現時点でこのプロジェクトには以下のような企業が参加することが決まっているという。今回の発表で紹介されている参加企業は、以下を含めた30社。

  • マイクロソフト
  • SBIデジタルアセットホールディングス
  • ゴールドマン・サックス
  • Paxos
  • Cboe Global Markets
  • Moody’s
  • BNP Paribas
  • S&P Global

Canton Networkは、分散型のインフラを提供し、「ネットワークのネットワーク」として機能。以前は独立していた金融システムの相互運用を実現することが目的である。

金融機関はネットワークに参加することで、資産やデータ、現金などをシステム間で同期することが可能。ユースケースとしては、資産の記録や決済、担保を利用した金融取引などを想定している。Canton Networkを利用することで効率性を高め、リスク管理を行いながら、新しい金融商品の提供機会などを探っていく。

今回の発表で、SBIデジタルアセットホールディングスのFernando Vazquez Cao CEOは以下のようにコメントした。

分散型台帳技術を利用して、信頼された金融機関でネットワークを相互運用することを我々は楽しみにしている。

効率性を高めたり、新たな可能性を生み出したりすることができるだろう。

なお、マイクロソフトは、担当者のコメントから、Canton Networkのサポーティングパートナーとして参加する模様だ。

ネットワークの特徴

Canton Networkは、スマートコントラクト言語「Daml」で構築されたアプリケーションを相互運用できるようにするネットワーク。高い規制が設けられた領域で利用できるように、適切なガバナンスやプライバシー設計、管理のもとで、独立しているシステムの相互運用を実現する。

今回の発表では、スマートコントラクト機能を持つ既存のブロックチェーンについて、金融機関などの間で採用が進まない理由を指摘。主に以下の3つの重大な課題があるとし、Canton Networkはそれを克服できると主張している。

  • プライバシー機能とデータ管理機能の不足
  • 管理と相互運用が両立できない
  • 拡張性が低い

Digital Asset社の公式ウェブサイトによると、例えばゴールドマン・サックスはすでに、トークン化のインフラにDamlを利用。Canton Networkは、こういったインフラの相互運用をこれから実現していく。ネットワーク参加企業は、7月からテストを開始する計画だ。

スマートコントラクトとは

あらかじめプログラムされた条件に応じて契約を執行する仕組みを指す。各種契約を締結する際には、仲介者や契約書作成などの事務作業が必要になる場合が多いため、自動的に契約を執行できるようにすることで、効率性向上やコスト削減などの効果が期待されている。

▶️仮想通貨用語集

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/26 土曜日
14:00
米控訴裁「予測市場のスポーツイベント契約は州が規制可能」と判決、カルシ敗訴
米第6巡回区控訴裁判所は予測市場カルシのスポーツイベント契約は「スワップ」に該当せず州の賭博規制対象になるとの判決を下した。控訴審では州側の2勝目となった。
13:25
米CFTC、顧客資金の投資対象トークン化と記録管理を容認
米CFTCは24日、仮想通貨・ブロックチェーンに関するFAQを更新し、顧客資金によるトークン化投資対象の拡大やブロックチェーンを使った記録管理の容認を新たに明記した。
11:30
米司法省、テザー準備金の一部を扱った決済業者から8400万ドル押収
米司法省はテザー系決済業者キャプストーンの口座から8400万ドルを差し押さえた。テザーは関連銀行EQIバンクへの資産エクスポージャー比率を0.034%にとどまるとしている。
11:05
米ブロック社、AIエージェント決済規格「x402」にビットコイン・ライトニングを導入
米ブロック社がAI決済のオープン規格を運営する「x402財団」に加入した。仮想通貨ビットコインのライトニング・ネットワークによる決済機能をx402に導入している。
10:12
ハイパーリキッド・ストラテジーズが70億円相当HYPE追加購入、大口ステーキング解除も観測
ハイパーリキッド・ストラテジーズに関連するウォレットが49.4万HYPEトークンを追加購入し、月間の購入量は551万HYPEに達した。一方で大口5件が合計98万HYPEのステーキング解除を開始した。
09:30
ビットゲット、流出経緯を一部説明|被害額は上方修正
ビットゲットCEOのグレイシー・チェン氏は25日、不正流出の調査進展を説明した。攻撃者はバックエンドシステムを侵害し資金移動を実行したが、秘密鍵漏えいはなく追加被害の恐れもないとした。
08:13
米証券決済大手DTCC、114兆ドル規模の資産トークン化開始へ=報道
米証券決済大手のDTCCが、自社インフラが扱う114兆ドル規模の資産を対象にブロックチェーン基盤のトークン化サービスを始動すると発表した。証券決済インフラのオンチェーン化が進めば、機関投資家の取引環境にも影響が及ぶとみられる。
07:40
米上場シークアンスがビットコイン財務戦略を終了、残りの314BTCを売却
シークアンスは、仮想通貨ビットコインの財務戦略を完全に終了したことを発表。残りの314BTCを売却したと説明し、今後は半導体事業の成長戦略に注力していくとした。
07:35
仮想通貨タスクフォースを主導したクリプトママ、米SECを10月2日退任
米証券取引委員会のパース委員が10月2日付で退任する意向を辞表で示した。仮想通貨業界で「クリプトママ」の愛称で知られ、トークン規制の枠組み整備などを主導してきた同氏は、11月からリージェント大学ロースクールで教壇に立つ。
06:35
ストライブ、ビットコイン保有企業のMSCI除外基準に明確性要求
米ナスダック上場のストライブは、MSCI指数の非事業会社除外案に書簡を送り、「事業資産」の定義の透明化を求めた。仮想通貨ビットコイン関連事業は事業活動に当たると主張。
06:02
金融庁、オンチェーン金融フォーラム初会合を9月30日に開催予定
金融庁は9月30日、「AI時代を見据えたオンチェーン金融フォーラム」の第1回会合を開催する予定。関係省庁等と連携し、オンチェーン金融の社会実装に向けた検討を始動させる。
05:45
米SEC、トークン買戻しや実用性宣伝は投資契約非該当と新FAQ公表
米SECの企業金融局は9月25日、仮想通貨資産の証券該当性に関する新FAQを公表した。機能中システムでのトークン買戻しや通常アップデートは投資契約に該当しないとの見解を示し、発行体の実務判断に影響する内容となっている。
05:00
ストラテジー、優先株の日次配当化を提案|ビットコイン調達強化狙い
ストラテジーは25日、優先株STRF・STRC・STRK・STRDの配当頻度を四半期・半月ごとから毎日払いへ変更する議案を示した。年間配当額は変わらないが、株価変動の縮小や資金調達力の向上が見込まれる。
09/25 金曜日
19:00
トークン化預金推進の新機構が10月に始動 黒田前日銀総裁らも参画
黒田前日銀総裁らが参画するデジタル通貨イノベーション機構が9月25日に設立会見。トークン化預金を中核に決済インフラの標準化や政策提言を進め、10月から本格始動する。
17:10
円建てステーブルコインEJPY、東芝など26社が実証参加を表明
日本ブロックチェーン基盤が、発行準備中の円建てステーブルコイン「EJPY」を軸とする実証プログラムを開始した。東芝やSCSKなど26社・団体が参加を表明。参加費は無料で、2027年2月までの約半年間(予定)、送金・決済やRWA決済での活用を検討する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧