はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、投資家とファンドをマッチングする「Capital Connect」をローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ファンドの課題解決へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは10日、新サービスを提供するプラットフォーム「Capital Connect」をローンチしたことを発表した。

バイナンスのアカウントでログインするとCapital Connectのプラットフォームを閲覧することはできるが、利用できるのは「Binance VIP」のユーザーのみ。投資ファンドの運用者と機関投資家らをマッチングすることがCapital Connectの目的だ。

関連世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスとは|企業としての取り組みを紹介

このプラットフォームには、各種のファンドの情報が掲載されている。それぞれのファンドの運用戦略や運用額、最低投資金額などの情報が記載されており、ファンドに関心を持った投資家は運用者にコンタクトをとることが可能。なお、ファンドの名称は記載されておらず、最初のコンタクトは両者とも匿名で行われる。

Capital Connectは無料で利用ができる。投資家はファンドの情報を入手して、ポートフォリオの多様化などに活用。一方ファンド運用者には、自社のファンドの認知度を高め、新しい顧客を開拓できるメリットがある。

バイナンスは今回の発表で、ファンド運用者と機関投資家には、情報開示やネットワーキングの効率性が不足しているという課題があると指摘。一定の基準のもとで情報を提供し、統一されたプラットフォームで投資の効率を高めるためにCapital Connectを開発したと説明している。

また、プロトレーダーや機関投資家にサービスを提供する「Binance VIP and Institutional」のトップCatherine Chen氏は、仮想通貨メディア「The Block」に対し、「この1年ぐらいの間に、トレードを行わない投資家が急激に増加している」とコメント。

こういった投資家は自身で仮想通貨をトレードするのではなく、代わりに運用してくれるファンドを探しているという。こういった需要の増加が、Capital Connect誕生の背景にあるようだ。

関連コールドウォレット資産を活用 バイナンスが機関投資家向けの新機能ローンチ

利用するための条件

Capital Connectを介したマッチングや投資はバイナンスのプラットフォームと切り離されて行われ、バイナンスは関与しない。

利用を希望する投資家はバイナンスでアカウントを作成し、Binance VIPのユーザーになるための手続きが必要。また、10万ドル(約1,340万円)の残高があることも利用条件である。

一方、ファンド運用者もBinance VIPユーザーになるための手続きが必要。ほかにもファンドの審査に合格したり、過去の運用実績を提供したりすれば、Capital Connectに情報を掲載することができる。

関連「バイナンスJAPAN(仮)」今年6月を目処にサービス開始へ

バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い大手仮想通貨取引所を運営。他にもベンチャーキャピタル部門の活動や教育コンテンツの提供、慈善活動など幅広い事業を展開している。2022年11月には、日本市場への進出を発表した。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
18:00
SBIホールディングス株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
SBIホールディングスが、2026年2月27日にザ・プリンスパークタワー東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX 2026」に共催企業として参画。通貨のデジタル化と社会実装をテーマに開催される。
15:46
予測市場カルシ、BNBチェーンでの入出金サポートを開始
CFTC規制下の予測市場カルシがBNBチェーンの入出金に対応。BSCユーザーはブリッジ不要で直接アクセス可能に。予測市場業界は2025年に急成長、取引高は400億ドル規模へ。
14:34
ソラナ財団、手数料代行サービス「Kora」を発表 SOL不要で取引可能に
ソラナ財団が12月23日に発表した「Kora」により、ユーザーはSOLを保有せずにUSDCなど任意のトークンで取引手数料を支払えるようになる。手数料代行の仕組みと応用例を解説。
13:15
仮想通貨ウォレット狙う情報窃盗マルウェア「Stealka」検出=Kaspersky
Kasperskyが仮想通貨ウォレットなどを狙う高度マルウェア「Stealka」を報告した。海賊版ソフトなどに偽装し100種類以上のブラウザやウォレットを標的に。被害を防ぐ対策も解説。
12:39
ビットコイン採掘者の降伏、価格底打ちのシグナルか=VanEck分析
資産運用会社VanEckは、ビットコインのハッシュレートが4%低下したことについて、価格底打ちを示唆する強気シグナルと分析。過去のデータでは180日後に77%の確率で価格上昇。ただし一部専門家は慎重な見方も。
12:16
ビットポイント、P2P.orgを含む3社連携 法人向けETH活用支援を強化
SBIグループのビットポイントジャパンが世界最大級のステーキング企業P2P.orgと連携。東証上場のDef consultingが進めるイーサリアムトレジャリー戦略を、グローバル基準の技術で支援する体制を構築した。
10:50
メタプラネットの臨時株主総会、5議案を全て承認
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットは、同日開催した臨時株主総会で5つの議案が全て承認されたことを発表。優先株式の定款変更や発行に対する承認が特に注目を集めている。
10:31
米最大取引所コインベース、予測市場事業強化へ新興企業を買収
米仮想通貨取引所最大手コインベースが予測市場スタートアップThe Clearing Companyを買収。2026年1月完了予定。予測市場は2030年までに1兆ドル規模に成長する見込みで、コインベースは「Everything Exchange」構想の実現を加速させる。
09:42
バイナンス、2023年和解後も疑わしい口座の約212億円移動を防げず=FT報道
英紙FTは、バイナンスが2023年和解後も疑惑口座による1.4億ドルの取引を防げなかったと報道。13の口座が2021年以降17億ドルを移動。テロ資金調達との関連も指摘される中、バイナンスは「当時制裁対象ではなかった」と反論している。
09:40
ネットスターズ、羽田空港でUSDC決済の実証実験を近日開始へ
決済ゲートウェイのネットスターズが羽田空港第3ターミナルでUSDCによる店舗決済の実証実験を開始へ。QRコードを活用し、インバウンド旅行客がウォレットから直接支払い可能。加盟店は円建てで精算される仕組み。
09:30
XRP建て利回り商品「earnXRP」がフレアでローンチ、4〜10%の利回り目指す
アップシフト、クリアスター、フレアがXRP建て利回りボールト「earnXRP」を立ち上げた。XRP保有者が複雑な戦略を運用することなく利回りを得られる商品で目標利回りは4%から10%となる。
08:12
トランプメディア、451BTC追加購入で保有額10億ドル突破
トランプメディアが新たに451BTCを取得し総保有額が10億ドルを超えたと報じられた。第3四半期は5z480万ドルの純損失を計上したが仮想通貨戦略を継続している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧