はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ドイツ銀行、仮想通貨のカストディサービスでライセンス申請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨カストディ事業を開始する計画

世界的なメガバンクであるドイツ銀行(Deutsche Bank AG)は20日、暗号資産(仮想通貨)などデジタル資産のカストディサービスを運営するために、規制当局への許可を申請したと発表した。ブルームバーグが報じた。

ドイツ銀行の商業バンキング部門責任者を務めるデビッド・リン氏は、「私達はデジタル資産とカストディ事業を強化しているところだ。デジタル資産事業ライセンスの申請をドイツ連邦金融監督局(BaFin)に提出した」と述べた。

また、この動きは法人銀行部門における手数料収入を増やすための広範な戦略の一環であるとも続けている。

カストディとは

カストディとは、投資家の代わりに資産を保有・管理することを指す。資産の保管や売買に係る決済、また元利金・配当金の受領や議決権行使など、幅広い業務を代行するサービスを指す。カストディを行う企業を「カストディアン」と呼ぶ。。

▶️仮想通貨用語集

ドイツ銀行は2021年時点で、仮想通貨カストディとブローカーの事業を立ち上げることを計画していた。収益の柱としては、主にカストディ手数料、およびトークン化手数料などを挙げていたところだ。

同年にはビットコイン(BTC)をテーマとしたレポートを公開。ビットコインは無視できない規模に成長しており、課題としては取引量が限られているとしていた。

今回の申請対象はカストディ事業のみなのか、他の仮想通貨関連事業も含まれているのかについて、まだ詳細は明かされていない。

関連「ビットコインは無視できない規模に」=ドイツ銀行レポート

投資部門 仮想通貨ETP開発へ

ドイツ銀行の投資部門であるDWSグループも、仮想通貨分野への進出を開始しているところだ。

DWSグループは4月、米大手仮想通貨投資企業Galaxy Digital(ギャラクシーデジタル)と提携し、欧州でデジタル資産の上場取引商品(ETP)を開発していくと発表した。

両社は、従来の証券口座を通じて簡単にアクセスできる、仮想通貨への投資ソリューションを欧州の投資家に提供していく。

DWSのシステマティック投資ソリューション部門グローバルヘッドを務めるフィオナ・バセット氏は、次のように説明した。

デジタル資産や、デジタル資産に対する安全なアクセスの必要性に対して、顧客からの関心が高まっているところだ。

ギャラクシーデジタルとDWSは、情報提供を優先するアプローチと、よく知られた信頼できる手段を介して投資サービスを提供するという取り組みを行っており、このことで、深い思慮のもとに構築され、徹底的に研究された製品を開発していくことができる。

DWSグループが、ドイツの仮想通貨企業2社への投資を検討していることも、2月に伝えられていたところだ。DWSグループと交渉している企業には、仮想通貨取引所商品プロバイダーの「Deutsche Digital Assets」やマーケットメーカー「Tradias」などが含まれていた。

大手証券企業も仮想通貨に取り組み

ドイツでは、大手証券サービスプロバイダーDekaBankが1月、スイスの仮想通貨カストディ企業METACOとの提携を発表している。今後、機関投資家向けに仮想通貨を含むデジタル資産のカストディ・管理業務を提供していく構えだ。

関連ドイツ大手証券企業、機関投資家向けに仮想通貨関連サービス提供へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
16:49
FRB利下げと流動性回復、2026年の仮想通貨市場の追い風か=Delphi Digitalレポート
仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalは、FRBの利下げ継続とQT終了、TGA取り崩し、RRP枯渇により、2026年に仮想通貨市場にとって追い風となる流動性環境が生まれると分析。ビットコインやイーサリアムなどデジタル資産に有利との見方を示した。
15:09
ランボルギーニとレジャー、限定ウォレット発表 「いつランボ買える」ミームに呼応
仮想通貨ハードウェアウォレット大手レジャーとイタリア高級車ランボルギーニが提携し、限定版「Ledger Stax」を2026年初頭に発売。フェラーリやポルシェなど高級ブランドのWeb3参入が加速する中、24万人超の仮想通貨ミリオネア増加が背景に。
13:25
米コネチカット州がロビンフッドなど3社に停止命令、無免許でスポーツ賭博提供と主張
コネチカット州消費者保護局がロビンフッド、クリプトドットコム、カルシに無免許オンライン賭博運営の停止命令を発行した。3社は州法に違反してスポーツ賭博を提供しており、利用者の資金や情報にリスクをもたらしているという。
12:26
チャールズ・シュワブ、2026年前半に仮想通貨取引開始へ 既存取引所に手数料圧力か
米大手証券チャールズ・シュワブが2026年前半にビットコインとイーサリアムのスポット取引を開始。低手数料戦略で既存取引所に圧力か。バンガードやバンク・オブ・アメリカも参入し、ウォール街で仮想通貨の主流化が加速。
11:15
メタマスク、最大1万ドルの損失を補償する「トランザクション・シールド」開始 
仮想通貨ウォレット「メタマスク」が有料補償サービス「トランザクション・シールド」を開始。対象となる取引について月額9.99ドルで最大1万ドルの損失を補償する。
11:02
NTT Digital、仮想通貨ソラナのバリデータを運用開始
NTTドコモグループのNTT DigitalがSolanaバリデータ運用を開始。Dawn Labsが技術支援を担う。国内ではモブキャストHDもソラナ財団認定を取得するなど、企業参入が加速している。
10:45
三井物産デジタルAM、デジタル証券ファンドを早期償還
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券ファンド「日本橋・人形町」を早期償還し、当初予想3.0%を上回る年5.0%の利回りを達成。累計利益分配金は25億円を突破した。
10:30
「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も
バイナンスが6~17歳向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を開始した。親の監督下でシンプルアーンによる資産運用などが可能となる。
10:26
イーサリアム保有企業購入量、ピークから80%急減 ビットワイズが指摘
ビットワイズの報告によると、イーサリアム保有企業の11月購入量は8月比81%減の37万ETHに急減。一方、ビットマイン社は12月に1.5億ドル相当を追加購入し、フサカアップグレードへの期待を示した。
10:00
スターテイルとソニーのソニューム、ステーブルコイン「USDSC」をローンチ
スターテイルは3日にソニーグループと共同で開発・運営するブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」において、米ドルステーブルコイン「Startale USD(USDSC)」と報酬システム「STAR Points」をローンチしたことを発表した。
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
07:35
DeFi保険サービス「Firelight」、XRPのステーキング機能をローンチ
DeFiの保険サービスを開発するFirelightは、Firelight Protocolをローンチ。まずは仮想通貨XRPをステーキングできる機能を提供する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧