はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ドイツ大手証券企業、機関投資家向けに仮想通貨関連サービス提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨カストディ企業METACOと提携

スイスの暗号資産(仮想通貨)カストディ企業METACOは1月31日、ドイツの大手証券サービスプロバイダーDekaBankと提携し、機関投資家向けに仮想通貨を含むデジタル資産のカストディ・管理業務を提供していくと発表した。

DekaBankは、ドイツ貯蓄銀行金融グループにカストディ、資産管理などの幅広いサービスを提供している企業。顧客資産総額は2022年9月時点で約51兆円(3,630億ユーロ)、証券口座数520万以上に達している。

DekaBankのデジタル資産カストディ責任者であるAndreas Sack氏は、次のようにコメントした。

デジタル資産は、通貨から不動産まで、様々な資産の形を根本的に新しくするものであり、将来重要になる。

今日、私たちはMETACOとのパートナーシップによって、機関投資家やその他ドイツの何百万人もの人々がこのイノベーションの機会にアクセスできるようになる基盤を作るため、重要な一歩を踏み出した。

なお、両社がデジタル資産のサービスを提供する上では、ドイツ連邦金融監督局(BaFin)にライセンスを申請し、許可される必要がある。

カストディとは

カストディとは、投資家の代わりに資産を保有・管理することを指す。資産の保管や売買に係る決済、また元利金・配当金の受領や議決権行使など、幅広い業務を代行するサービスを指す。カストディを行う企業を「カストディアン」と呼ぶ。

▶️仮想通貨用語集

「Harmonize」を導入

提携においては、METACOのデジタル資産統合システム「Harmonize」が、DekaBankのデジタル資産運用のために導入されることになる。

Harmonizeは、デジタル資産のオーケストレーション(編成・統合)システム。仮想通貨の保管や取引をはじめ、トークン化、ステーキング、スマートコントラクト管理まで行うことが可能で、金融機関と分散型金融(DeFi)をつなぐ上でも役に立つ。

現在のところ、DekaBankがどのようなデジタル資産を運用していくのか詳細は語られていない。

Citiとも提携

METACOは2022年6月、世界有数のグローバル銀行Citiとも提携を発表していた。機関投資家向けにデジタル資産のカストディプラットフォームの開発と試験運用を行うとしている。

この際には、仮想通貨全般ではなく、まずはトークン化された証券(セキュリティトークン)のためのプラットフォーム開発が行なわれると報じられた。

関連金融大手Citi、仮想通貨企業METACOと提携

セキュリティトークンとは

セキュリティトークンは、「有価証券をトークン化してブロックチェーン上でやり取りするもの」である。有価証券は保有している資産を証明するものでなけれならず、その価値が法定通貨などで担保されることに基づき、セキュリティトークンとは「ブロックチェーン上で管理する、株式や債権など」と言い換えられる。

▶️仮想通貨用語集

ドイツの仮想通貨政策

仮想通貨分析会社Coincubが、2022年10月に発表した世界の仮想通貨国別ランキングでは、ドイツが首位を占めていた。

ドイツがトップである理由としては、仮想通貨に対して「ポジティブな見通し」を持ち、規制の明確化を図っていることや、仮想通貨への長期的投資が税制面で優遇されていることが挙げられている。

関連世界の仮想通貨ランキング|ドイツが総合1位をキープ、日本は27位へ転落

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
14:15
2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年の仮想通貨盗難事件についてレポートを発表。総額5300億円規模であり、Bybitハッキングなど北朝鮮関連グループによる犯行が目立っている。
14:13
サークル、インテュイットと提携 USDC で税金還付や企業決済に対応
ステーブルコイン大手サークルが金融テクノロジー企業インテュイットと複数年の戦略的提携を締結。TurboTaxやQuickBooksなどでUSDCを活用した税金還付、送金、決済サービスを展開し、年間15兆円超の取引に対応へ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧