はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン現物ETF、新たに3社が申請 SECの懸念に対応し再挑戦

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTC現物ETFの申請が加速

米国で暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETF(上場投資信託)の申請が続いている。

これまでSECは現物のETFは認可してこなかったが、米資産運用最大手のブラックロックの申請以降、他の企業の動きが加速。最近の申請では、SECが懸念している「現物ビットコインに関連した規制市場との監視共有協定の欠如」に対応した構造が導入されていることが注目を集めている。

ETFとは

「Exchange Traded Fund」の略。仮想通貨以外でも多くの金融商品が提供されている。

▶️仮想通貨用語集

関連上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由

ブラックロック以降、Valkyrie、Invesco、WisdomTreeの3社も現物のビットコインETFを申請。どの企業も過去にはSECに非承認されており、改めてチャレンジする。

申請日が最も新しいのはValkyrieで、金融商品の名前は「Valkyrie Bitcoin Fund」。申請は21日に行なっており、「CME CF Bitcoin Reference Rate」というインデックスで示されるビットコインの価格を参照して、ナスダックへの上場を目指すとした。

20日に申請したInvescoの商品名は「Invesco Galaxy Bitcoin ETF」。「Bloomberg Galaxy Bitcoin Index」を参照し、「Cboe BZX Exchange」へ上場する計画だ。

また、同じく20日に申請したのがWisdomTreeで、商品の名称は「WisdomTree Bitcoin Trust」。「CF Bitcoin US Settlement Price」というインデックスを参照し、Cboe BZX Exchangeへ上場する予定で、3社ともSECの懸念に対応した構造を導入した。

SECはこれまで現物のビットコインETFを認可してこなかったが、最大手のブラックロックが申請していることや、SECの懸念を軽減する構造が導入されていることで、市場の期待が高まっている。

現物ETFのメリット

先物に連動するビットコインETFがすでに承認されているにもかかわらず、現物型に注目が集まる理由は、直接ビットコインを保有し、それらの量に基づいて投資商品の価値を割り出す形式だからだ。

ビットコインを直接裏付けとするETFが認可されれば、運用に必要な価格アービトラージによって市場の流動性が増加したり、保管されることでビットコインの現物供給量が減って希少性が高まったりする可能性がある。

そして、ゴールド(金)のETFがローンチされた時のように、投資資金の大量流入が見込まれ、それがビットコイン価格の上昇を後押しすることも、多くの投資家が期待しているようだ。

ブラックロックが申請した15日に2万4,000ドル台だったビットコインの価格は、ETF申請の加速などを追い風に、本記事執筆時点では3万ドルを超えている(コインベース参照)。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/29 水曜日
18:28
平将明議員、高市内閣で新たなポジションに就任 引き続き「Web3政策」の中核担う
石破前政権でデジタル大臣を務めた平将明氏が、自民党のサイバーセキュリティ本部長とWeb3小委員会委員長に就任。暗号資産税制改革のホワイトペーパーを取りまとめた実績を持つ平氏が、党内で政策立案の中枢を担う。
18:04
GrayscaleソラナETF上場控え 市場の熱気高まる
グレースケールのソラナETF(GSOL)が29日にNYSE Arcaで取引開始。先行するビットワイズBSOLは初日5600万ドルの出来高を記録し、2025年上場の仮想通貨ETF中で最大に。米政府閉鎖下でも市場は活発な動き。
17:04
株主優待に「仮想通貨XRP」導入、SBIインシュアランスG
SBIインシュアランスグループが株主優待に仮想通貨XRPを導入。100株以上の保有で最大1.2万円相当を進呈。暗号資産優待の導入が国内でも広がりを見せている。
14:45
トム・リー率いるビットマイン、170億円相当のETHを新規購入か=Lookonchain報告
トム・リー氏率いるビットマインが約173億円相当のイーサリアムを新規購入かと報告。保有額は2兆円超え、世界最大のETH保有企業として総供給量の2.8%を保有。株式の流動性も米国46位にランクイン。
14:00
バイナンス、3銘柄を11月上場廃止予定
大手仮想通貨取引所バイナンスがフラミンゴ、カデナ、パーペチュアルプロトコルの現物取引ペアを11月12日に上場廃止すると発表した。定期審査の結果、業界基準を満たさないと判断された。
13:40
【2026年度】仮想通貨(暗号資産)の最新税制要望から読み解く今後の法改正シナリオ|Aerial Partners寄稿
JVCEAと金融庁が2025年に提出した仮想通貨税制の最新要望を解説。ETF導入、申告分離課税、株式等同等扱いの3つの改正シナリオと、今後の制度変更に向けて準備すべきことを整理する。
13:35
RWAトークン化企業セキュリタイズ、SPAC上場決定 評価額は約1900億円
RWAトークン化大手のSecuritizeが、Cantor Equity Partners IIとのSPAC合併により株式上場を発表。企業価値12.5億ドル、ブラックロックなど既存投資家が全株保有。市場シェア20%を占める最大手プラットフォーム。
13:25
米ビットコインETF、ブラックロック除外では年初来マイナスフローに
K33のアナリストが、米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFの年初来流入がIBITに集中していると指摘。ブラックロックの役割の大きさが示されている。
13:20
リップルやSBI出資のエバーノース、10億ドル相当のXRPを保有=オンチェーンデータ
エバーノースが約3.89億XRPを購入し、投資額は9.47億ドルに達したことが分かった。既に5000万ドル以上の含み益を得ている。
12:39
万博提供のデジタルウォレット、約100万ダウンロード達成
大阪・関西万博で提供された「EXPO2025デジタルウォレット」が約100万ダウンロードを達成。会期中に累計590万件の取引を処理した。10月31日より「HashPort Wallet」へリニューアルし、マルチチェーン対応やDEX機能を搭載する。
12:05
Oasys、イーサリアムとのブリッジ対応を発表
ゲーム特化型ブロックチェーンOasysが、イーサリアムとのブリッジに対応。異なるチェーン間での資産移動が可能に。分散型取引所での交換も開始し、IPトークン化への展開を加速。
12:05
『甲虫王者ムシキング』のブロックチェーンゲーム 11月上旬にリリース予定
Kyuzanがセガの人気IP『甲虫王者ムシキング』のブロックチェーンゲームを開発。MUSHIトークンを活用した期間限定カードバトルとして10月下旬にリリース予定。約90種類のムシカードが登場。
11:35
トランプ一族関与のワールドリバティ、USD1ポイント参加者に1.8億円相当のWLFIトークンを配布
トランプ一族関連のワールドリバティがUSD1ポイントプログラム参加者への報酬配布を発表した。提携取引所を通じて合計840万WLFIトークンが配られる予定だ。
11:15
テザーゴールド、時価総額3200億円に倍増 金の価格高騰を受け
テザーが金連動トークンXAUTの第3四半期証明書を公開し、スイス保管の現物金による完全裏付けを報告した。金価格上昇を背景に時価総額は8月から倍増し3200億ドルに到達。
10:55
サークル独自のレイヤー1「Arc」、テストネット始動 ブラックロック・ビザ含む100社超が参加
サークル社が新ブロックチェーン「Arc」のテストネットを開始。ブラックロック、ビザなど100社超が参加し、USDC を活用した次世代金融インフラの構築を目指す。ステーブルコイン市場は3000億ドル規模に成長。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧